会山行紀行文
No−T55
グレード:E
2017年
 10/18(水)
曇りのち晴れ
アルプの里
  000m
参加者 (紀行文) 1861 K/Y 
18名
(男性4名・女性14名) (写真) 1861 K/Y
≪コースタイム≫
 新潟駅南口(7:05)=湯沢高原ロープウェイ駅(9:20)≒アルプの里散策(9:30-12:00)…ミニトレッキングコース(12:00-13:20)≒湯沢高原ロープウェイ駅(13:40)=新潟駅南口(16:05)
≪紀行文≫

 毎日すっきりしない天気が続いていました。この山行はお日様を望めないだろうと諦めていました。でも前々日あたりからお天気は何とかなりそうな雰囲気、前日の湯沢方面の予報ではお昼近くからはお日様マークが並んでいました。
 当日の新潟駅は晴れ、青空の下、バスは高速をずんずん快調に進みます。しかし、南魚沼に入ると雲が目立ち始め、石打が近くなると空は雲に覆われ、周囲の山の上部はガスって隠れています。何となく嫌な雰囲気、そして湯沢高原ロープウェイ駅直前でバスのワイパーが動き出しました。うわー!やべぇ、霧雨がバスのフロントガラスを濡らしています。一瞬、三国峠を越えて群馬県に行こうかと迷いましたが、方向転換するにしてもロープウェイ駅の駐車場に入らなければできないので、とにかく駐車場に入りました。

 バスを降りて山上を見上げるとロープウェイの上部はガスで隠れていますが、雨粒は当たりません。お天気は快方に向かうという予報を信じて予定通りアルプの里に上がることにしました。
 アルプの里に上がると、足早に雲が去って行き、日の光が差してきました。例年であればこの時期、アルプの里はしっかり紅葉しているのですが、今年は紅葉が遅く、ようやく少し色付きかけた段階でした。紅葉真っ盛りとは程遠い景色でも、日の光に照り映えるととても綺麗でした。

 ロープウェイの料金は通常の場合往復券で1800円/枚です。団体扱いは20名からで、団体割引が適用されると1440円/枚になります。
 今回は18名なので団体割引の対象になりません。全員分で1800円×18枚=32400円です。しかし、切符を20枚まとめて買うと団体割引が適用されるので、20枚×1440円=28800円。切符は2枚無駄になりますが、20枚まとめて買った方が全員分で3600円安くなります。これを一人当たりに換算すると200円/人安くなり、料金は1800円→1600円相当になります。
 もちろん切符は20枚まとめて買いました。

 ロープウェイには我々以外に数名のお客がいましたが、166人乗りのロープウェイはほぼ貸し切り状態でした。ロープウェイ駅の駐車場に到着した時はロープウェイの上部はガスに覆われて見えませんでしたが、ロープウェイが動き出した頃にはガスはすっかり消えていました。
 ロープウェイ周辺の紅葉は10日ほど先になりそうでした。
出発待ちのロープウェイ 動き出しましたが、貸し切り状態 正面のガラス越しに前方を見る

 アルプの里に到着すると空はまだ雲に覆われていて、周りには湿り気があり肌寒く感じますが、雲は足早に流れて行っています。お天気が良くなりそうな予感が確信できて、皆さん自然と笑顔になっています。
 山上駅のウッドテラス  ウッドテラスの周りは花盛り 山上駅前広場、コキアが色付いています

 さぁ、散策に出発です。まずは“あやめヶ池”に向かいます。道は緩く下って行きます。
一応游歩道に区分された道を歩いています 道端に石碑が立っています 左はやまびこリフト、前方があやめヶ池

 あやめヶ池の周囲には木道が整備されていて周回できます。
 あやめヶ池に到着した頃には日が差してきました。少し色付きかけた木々の葉が日差しに映えて綺麗です。池の水面は静かで、鏡のように周囲の木々や顔を覗かせ始めた青空を映しています。
周囲の木々を映す池の水面  池の水面に映る青空  我々以外に人が居ないのでゆっくりです 
木道脇の滝 晴れ間の広がりが水面に映る 周囲の景色を映し込む

 散策の第二弾は“やまびこリフト”です。やまびこリフトは標高差60mほどを上り下りします。やまびこリフトは無料なので乗ってみました。特段上に上がる用事は無いので、あやめヶ池からリフト上部に上り、すぐに下にリフトで下りました。

 昼飯前に思い思いにロックガーデンを散策しました。春や夏に比べれば華やかさはありませんが、しみじみと花々を楽しめます。
 ダイモンジソウは白い花だとばかり思っていましたが、ピンクや赤紫、色とりどりの花があることを初めて知りました。
ロックガーデン ダイモンジソウ イワシャジン(?)

 ゆっくり昼食を済ませ、ミニトレッキングコースに入りました。
 予定では一楠場コースをちょっとさわり程度に覗いてみることにしていましたが、一楠場コースの入口が通せんぼされて“クマ目撃情報により通行禁止”との看板がかかっていました。もとより我々に一楠場コースをまともに歩く力はありません。何のためらいも構えることもなく、極く普通、自然体で一楠場コースの歩きを楽しめたのは20年ほど前のこと。ちょっぴり残念ですが、さほどのこともなく歩みを進めました。
軽やか、にこやかに出発です クマ目撃で一楠場コースは通行禁止 急坂も難なく登ります

 ミニトレッキングコースの道わきには、色々な目を引くものが見つかります。ブドウは良く熟していて、食べている人もいました。
  山ぶどう  マムシ草  道祖神(?)
 
 ミニトレッキングコースの三分の一を過ぎる辺りにやまびこリフトの上部の乗降場に出る道が分岐しています。この分岐から先は路面の舗装が無くなり、ブナの林を行く山道になります。道にはウッドチップが敷き詰められていて、足にやさしくとても歩き易くなっています。光に照らされたブナの林はとても綺麗です。
 ミニトレッキングコースはスキーゲレンデに飛び出して終了します。ゲレンデに飛び出した前方には飯士山がドンと控えていました。
                                                         (おわり)
 ウッドチップを踏締めて登ります  日に照らされたブナ林は綺麗   コース終点、前方に飯士山