会山行紀行文
No−T38
グレード:D-E
2017年
 8/1(火)
曇り一時小雨
(にっこうせんじょうがはら)
日光戦場ヶ原

参加者 (紀行文) 2052 M/T 
45名 (俳句) 557 T/K
(男性14名・女性31名) (写真)2051S/T 2052M/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:15)=沼田IC=湯滝入口駐車場(10:25-10:45)…小滝(11:15)…泉門池・昼食(12:00-12:40)…青木橋…戦場ヶ原湿原
…赤沼駐車場(14:20-14:35)=沼田IC=新潟駅南口(18:55)
≪紀行文≫
〜〜〜淡紅色に染まる戦場ヶ原〜〜〜

 戦場ヶ原自然研究路は湯滝から竜頭の滝まで、湯川に沿って戦場ヶ原湿原をぐるりと囲むように作られています。そして、この季節にはホザキシモツケソウの群落が戦場ヶ原を埋め尽くします。それを楽しみに出かけました。

 午後にはお天気の崩れが心配されるため、コースを短縮して湯滝から赤沼まで歩きました。

 湯ノ湖からごうごうと流れ落ちる湯滝、その大きさ、水量の多さは圧巻です。名瀑、湯滝を見て自然研究路歩きの始まりです。
 湯川に沿って木道歩きです。小田代橋までの木道は旧来型のため、滑らないようにと注意が必要、それでも湯川の美しい清流を楽しむことが出来ました。

   (俳句)万緑の金精峠九十九折り   (俳句) 五十人声あげ湯滝轟々と
   (俳句)谷川の木橋傾き水澄めり   (俳句)見てる間に山女釣りあぐ湯滝川
日光戦場ヶ原の軌跡(クリックで拡大)
湯滝駐車場を出発 湯滝の流れに圧倒 湯川を渡り
釣れた瞬間   笹原の原生林 木道は右側通行で
小滝へ下ります 小滝の釣り人 今日一番の上り
 コースは湯川に沿って  原風景そのまんま  ここで一息入れ

 小田代橋を過ぎると、歩きやすい道が続きます。
 昼食を予定していいた泉門池(いずみやどいけ)の前は、小学生をはじめ多くの人で賑わっていました。運よく皆さん、ベンチに座ることができ楽しい一時を過ごすことが出来ました。

  (俳句)鹿除けを幹に巻かれし青楓    (俳句)白樺の木立の昼餉夏の蝶    (俳句)木道で行き交う子等は夏休み

小田代橋を渡り 泉門池で昼食 元気な子供たち
 湿原は花の宝庫  ホザキシモツケソウと初対面 青木橋に向かいます

 戦場ヶ原の湿原はハクサンフウロウ、ニッコウアザミ、イブキトラノオなど多くの花が今は盛りと咲き誇っています。中でもお目当てのホザキシモツケの群落は、それはそれは素晴らしくどこまでも続く淡紅色の花園でした。
 夏休みということで、野外観察の小学生の団体さんが多く訪れており、子供たちの元気な挨拶に元気をもらい、いつもとは違った山行気分を味わうことが出来ました。

   (俳句) 抜きん出し野あざみの紅鮮やかに   (俳句) 男体山背にしもつけの一面に   (俳句) 異国人お花畑で手を振りて
青木橋を渡り 写真を一枚 途切れないシモツケの花園
男体山を撮る  歩いやすいバリアフリーの木道 戦場ヶ原からの山並み
カラマツのオブジェ 
 花回廊を歩く 展望台で休憩し集合写真を撮りました 
 木の下で休憩  湿原では根が浅く横転 赤沼駐車場に到着 

 ホザキシモツケソウ
 バラ科シモツケ属の落葉低木です。鹿の被害により、1997年に絶滅危惧種に指定されましたが、鹿侵入防止柵の設置やボランティアの協力により2007年より解除となっています。
戦場ヶ原を埋め尽くすホザキシモツケソウ    蝶の舞うホザキシモツケソウ1
水辺に寄り添うホザキシモツケソウ    蝶の舞うホザキシモツケソウ2

≪戦場ヶ原で見られる珍しい花≫
    チダケサシ(ユキノシタ科)
名は食用にされる、きのこチタケ(チチタケ)を
茎にさしてもち帰ったことによるそうです。
クサレダマ(サクラソウ科)
マメ科の低木レダマ(連玉)に似ているので
クサレダマと言うそうです。
≪その他の花≫