≪紀行文≫ |
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〜〜〜猛暑の下界を忘れさせてくれる〜〜〜 |
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雨の心配はないとの予報から、安心して新潟を出発。
ただ、雲が湧きやすく白馬連山の眺望は難しいのではと思っていました。
白馬村に入ると、心配した通り白馬連山は雲に覆われていました、下界は晴れているのに。
沢沿いの狭い林道を走り、猿倉荘に到着する頃も暖かい陽射しが射していました。
猿倉荘は標高1250mですので、気持ち下界より気温が低いかなと思うレベルですが、この陽射しでは暑い山歩きが予感されます。しかし、涼しげな沢の音が多少気持ちを和らげてくれます。
(俳句)夏草に谷音響く登山口
登山準備を済ませ猿倉荘脇の登山道から歩き始めました。
今日は白馬尻までの標高差300m少々歩きます。 |
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今回のルート(クリックで拡大) |
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猿倉荘前で下車し登山準備 |
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猿倉荘は標高1250m |
出発点猿倉荘前で集合写真 |
猿倉荘から林道の出会いまで約10分ほど登山道らしい道を歩きます。
林道に出ると広く緩やかな道が続きます。
歩き始めてすぐに白馬鑓温泉への分岐点があり、メンバー口々異口同音に「行ってみたいなあ」 。
林道は概ね右側が開けており、眼下に沢や遠く山並みが望め、メンバーも時折立ち止まり景色を楽しんでいました。
(俳句)紫陽花を残し林道草刈られ
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猿倉荘から林道につながる道 |
白馬鑓温泉への分岐路 |
広い林道を景色を観ながらゆっくりと |
林道は幾つかの沢と交差しますが水量の多い所には木製の橋が架かっています。(冬は外されます)
また、圧巻なのは砂防ダムが作った大きな滝や、深い谷を幾段にもつながる連滝、それぞれが爆水音を響かせている光景です。
(俳句)百丈の滝万緑を縫い走る
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林道も沢を渡るときは橋が必要 |
砂防ダムが巨大な滝のように |
時々雲が切れ険しい山並みが見える |
林道の終点から本格的な登山道に入ります。
急登、ガレ場、沢渡等変化が楽しめます。またこの付近からニリンソウの群生を中心に可憐な花が楽しめるようになります。
行くてから涼しい風を感じるようになれば白馬尻が近い証拠で、やがて前方見上げると白馬尻小屋やそのシンボル岩が見えてきます。
(俳句)花を賞で谷音を聞き雪渓へ
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本格的登山道に入りました |
申し少しで白馬尻ガンバレ |
白馬尻小屋が見えてきました |
小屋の入り口に「おつかれさん!ようこを大雪渓」と書かれた大きな岩が迎えてくれます。白馬尻のシンボルのような存在です。
足元にはキヌガサソウやサンカヨウが群生して、これまた我々を迎えてくれました。
この岩の前で到着した順(概ね班ごと)に写真を撮りました。
(俳句)衣笠草凛と咲き満つ白馬尻
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白馬尻小屋に到着した順に写真を撮りました。 |
白馬尻小屋の前には大きな広場があり、テーブル等も設けられており、白馬大雪渓を背景とした絶景の休憩ポイントとなっています。
我々もそれぞれ場所を確保してランチタイムとなりましたが、少々風を冷たく感じられた方が多かったようです。
(俳句)雪渓の風一瞬に汗のひく
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大雪渓をバックに昼食 |
白馬尻小屋前で集合写真(後方は大雪渓) |
昼食後、大雪渓の散策に向かいました。この登山道にもキヌガサソウが見事に咲いていました。
初めてアイゼンを装着する人や何年振りと言う人もいて、メンバー間で楽しく相互教授しながらアイゼンを装着していました。
(俳句)大雪渓十数年ぶりのアイゼンで
大雪渓歩きは涼感満点で汗は全く出ず、快適な散策を楽しみました。
(俳句)雪渓の味は足裏(あうら)にいつまでも
元気なメンバーはどんどん登って行きますが、時間の関係もあり、またガスが掛かってきたこともあり、後ろ髪をひかれつつ下山しました。 |
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気持ちよい雪渓歩き |
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先頭グループは随分先に「もうストップ!」 |
大雪渓に抱かれ記念写真 |
下山は往路を戻りましたが、林道に出るまでの石を重ねた道は雪解けの水が溢れ滑りやすいため注意を掛け合いながら降りました。
また、登るときにはあまり気が付かなかったのですが、様々な野鳥のさえずりも楽しみました。
(俳句)下山道夏鶯のおりおりに (俳句)滴り石踏みしめる下山道
やや雲が掛かったものの、清涼感溢れる大雪渓散策を楽しむことが出来たと思っています。
何よりも、メンバー全員怪我もなく楽しい一日を共感できたことが一番と感謝しています。
またこのようなコースを探しプランニングしたいものです。
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≪今回出逢えた花々≫
猿倉〜林道よりも、林道終点〜白馬尻小屋までの間の方が花が豊富だった。 |
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