≪紀行文≫ |
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〜〜〜森林浴を楽しみながら〜〜〜 |
新潟駅を定刻に出発、途中渋滞もあったが、順調に走り、小国の長者ヶ原に入る。
この領域に入るのは何年振りだろうと思いつつ、走る車窓から観ると飯豊は未だ残雪が目立っていた。
林道を奥深く進み、飯豊山荘近くの駐車場に到着。
快晴の日差しを浴びながらの準備もベテランメンバーは手際が良い。
温身平に向かう道にはゲートがあり、雪解けの大水量が流れる大きな沢を渡るこの道は一般車は入れない。
歩き始めて間もなく、美しい樹林帯に入っていく。 |
歩いたコース(クリックで拡大) |
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飯豊山荘近くの登山口 |
ゲートをくぐり林道を進む |
ブナ林が美しい |
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樹林帯に入り暫く歩くと、大きな木が目に飛び込んでくる。
説明看板があり“森の巨人「ヤチダモ」の木”と書かれている。
樹齢200年以上の巨木に、しばし足が止まり見上げてしまう。
この付近までくると蝉の音が目立ってきて、初夏を思わせるも今日はとても涼しい。
(俳句)谷音に松蝉しきり山の道
森の巨人から少し歩いたところに“はなれ山歩道”と書かれた看板があり、我々は林道からその道に入っていった。
林道でない分、多少山歩きの気分となるが穏やかな道は変わらない。 |
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森の巨人“ヤチダモ”樹齢200年以上 |
はなれ山歩道分岐 |
美しい樹林帯のはなれ山歩道 |
再び林道と交わると直ぐに広場に出て、残雪が白く輝く雄大な飯豊の山々が目に飛び込んでくる。
此処は絶景ポイントなのだろうか“温身平”と記された立派な道標が立っていて集合写真を撮った。
(俳句)青葉せる飯豊の嶺はまだ白し
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温身平から観る飯豊連山 |
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更に緑のトンネルを進みます |
温身平の奥部にある標柱の前で集合写真 |
更に奥に足を進めると、大きな滝のような轟音の砂防ダムに出る。
ここにはベンチもありとても気持ちの良い休憩ポイントと言える。
この場所に先頭グループが到着したころ猿の親子連れが悠然と我々の前を歩いて行ったそうだ(LLの小生は観ることが出来なかった)
(俳句)蕗の道よぎる親猿悠々と (俳句)がうがうとダムの水音夏蓬
(俳句)リーダーに頂くトマト汗をひく (俳句)かいらぎの水音涼し道険し
しばしの休憩の後、ダム端にある階段を使ってダムの上部に出る。ここからは石ころび沢の向かう本格的な登山道となっており、小さな渡渉部も2ヶ所渡った。 |
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梅花皮沢の砂防ダム |
砂防ダム脇の階段を登って行きます |
石ころび沢に向かう登山道(渡渉個所) |
また、美しい樹林帯も続き森林浴が味わえる。
多少岩が目立つ先で、折り返し、緑一杯の開けた場所で昼食休憩となった。
昼食中に俳句を書かれたT/Kさんから野点のお茶を御馳走になった。
(俳句)上流はまた松蝉の声しきり (俳句)はっか水撒き緑陰の野点かな
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石ころび沢に向かう登山道(樹林帯) |
美しい樹林帯で昼食 |
T/Kさんの野点 |
昼食後往路を戻るも、途中から長いつり橋に向かった。
このつり橋からは素晴らしい展望が叶うも、結構な揺れで慎重な足取りのメンバーも少なくなかった。
つり橋でスリルを味わったあと往路に戻り、出発点に向かったが、途中前方で大きな悲鳴?。
行ってみると道路に茶色の蛇がとぐろを巻いていた。作業車に轢かれるとまずいので、路端に戻してやった。
そうこうしているうちに出発点のゲート迄戻って来た。
(俳句)万緑の吊り橋揺らぎ往き戻り (俳句)木洩れ日に蛇とぐろ巻く下山道
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結構揺れたつり橋 |
つり橋の上から観た飯豊の山並み |
出発点に戻ってきました。 |
帰り支度を済ませ、日帰り入浴をするための梅花皮荘に向かった。
梅花皮荘にはいい温泉が待っていて、気持ちよく汗を流すことが出来た。
入浴後、裏庭に出て、ここからも飯豊の山並みや渓谷を楽しみ、帰路についた。 |
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汗を流した梅花皮荘 |
梅花皮荘の裏庭から観た飯豊の山並み |
梅花皮荘裏のつり橋からの渓谷 |
穏やかな初夏の一日を楽しく過ごせたことを、リーダーはじめメンバー各位に感謝申し上げたい。
≪登山道で出逢えた花々≫ |
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