≪コースタイム≫
≪5/4≫
新潟駅南口(6:05)=糸魚川IC=道の駅白馬(9:40)=貞麟寺…飯田神社…飯森神社・昼食(12:25-13:00)…空峠の石仏…薬師堂の石仏…音原石仏群…切久保諏訪神社(16:30)=ホテル・ベルクールイノマタ(17:00)(泊)
≪5/5≫
宿発(8:00)=佐野坂(8:30)…西国三十三番観音…青木湖…中綱湖…中綱湖薬師堂…湖ノ口上諏訪神社(12:30-13:15)…木崎湖
…森城跡(14:50)=糸魚川IC=新潟駅南口(19:15) |
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≪紀行文≫ |
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〜〜〜残雪の白馬連峰に満開の桜の中〜〜〜 |
塩の道は、糸魚川―静岡構造線に沿うように白馬佐野坂から日本海へと道が続いています。今回は、その白馬佐野坂より栂池までと、白馬佐野坂から大町の木崎湖までの塩の道をガイドさんの説明を受けながら歩きました。
≪5/4≫
1日目は白馬佐野坂より栂池まで、途中「白馬村・塩の道まつり」にも参加しました。このコースは白馬連峰山裾の美しい田園の中を巡り、道筋には石仏が多く、昔の面影を色濃く残しています。
樹齢300年のしだれ桜が満開に咲く貞麟寺を出発。まつりの人波は続き、往時を彷彿する歩荷姿や花嫁行列との一緒の歩きは楽しいものでした。5月の陽ざしは思ったよりも強く、地元の方からの甘酒やあつあつの豚汁のふるまいに疲れを癒すことができました。
(俳句) 塩の道今春の花一斉に (俳句) 花の道先ず甘酒のお接待
(俳句) 雪形の馬くっきりと白馬岳 (俳句) アルプスの峯青空へ花の道
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準備はいいですか |
貞麟寺に向かいます |
樹齢300年のしだれ桜 |
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甘酒と漬物のお接待 |
謙信のお出迎え |
参加者の人波 |
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タイムスリップしたよう |
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飯田神社に到着 |
熱々の豚汁の接待 |
白馬連峰と石仏 |
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花嫁行列の舞台裏 |
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花嫁行列 |
午後は、まつりのコースから外れ栂池まで歩きました。
人里離れたこの一帯は、狼も出るような寂しい所、流れの激しい松川の渡りもあり、昔の旅人は大変苦労をしたそうです。
空峠に薬師堂、観音原には今も多くの石仏が残っています。これらの石仏に、牛馬への愛おしみの深さや信仰の厚さを偲ぶことが出来ました。歩き疲れた足を、薬師堂にある足湯で休め一日歩き切ることができました。
(俳句)右えちご道しるべ古り花すみれ (俳句) 源流は白馬てふ川土堤芽吹く
(俳句)百体の観音仏に花の舞ふ (俳句)歩き終え二万五千歩宮若葉
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雪が残る塩の道 |
「右えちご」の道標 |
道祖神をパチリ |
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懐かしい風景 |
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北アルプスをバックに集合写真 |
ちょっと足湯に浸かり |
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昔は狼も出 |
もうひと頑張り |
ようやくバスに |
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≪5/5≫
2日目は白馬佐野坂から仁科三湖を巡り、豪族仁科氏の城跡・森城址まで歩きました。
すぐに昔は難所だった佐野坂峠越えです。峠には、旅人の安全を願って一番から三十三番まで順に、西国三十三番観音が設置されています。高遠の石工によって彫られたという観音様は慈愛にあふれ心和むものでした。
静かな杉木立の中、観音様を1番から33番まで順たどり、往時の塩の道の面影を十分に味わうことができました。
(俳句)塩の道立夏の日差しまぶしくて (俳句)杉木立五月の風の心地よく
(俳句)里若葉上杉武田の戦あと (俳句)折々は雪渓を踏む峠道 (俳句)山若葉三十三の観世音
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2日目のスタート |
佐野坂峠へ |
養蚕の神様・蚕影社 |
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杉が美しい御用林 |
向こうに四ヶ庄平(白馬の古名) |
雪の残る峠道 |
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道しるべになった観音像 |
幽邃の青木湖 |
オオヤマザクラを潜り |
峠を越え、塩の道は仁科氏ゆかりの地に入ります。
木の葉越しにみえる青木湖は、伝説の悲話を伝えるかのように深く青く水を湛えていました。
その青木湖の西岸を歩き、湖の口上諏訪神社で昼食。
宿で作ってもらったお弁当を食べ疲れも回復、ゴールの森城址を目指します。
中綱湖畔では満開のオオヤマザクラの下を潜り、時には国道脇を歩き、木崎湖の半周が長く感じられましたが、励まし合って森城址にゴールすることができました。
(俳句)菜の花や車はげしき塩の道 (俳句)塩の道二日五万歩春惜しむ
2日間、合わせて約50,000歩の歩きとなりましたが、無事歩き通せました。
ご一緒の皆さまありがとうございました。 |
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桜の名所・中綱湖 |
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中綱薬師堂で休憩 |
石仏の説明 |
木崎湖が見えて来ました |
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湖畔で一休み |
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森城址に到着 |
達成感一杯の集合写真 |
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