≪紀行文≫ |
|
|
「山の日」に妙高高原ビジターセンターが主催する「妙高山オオバコ駆除登山」に新潟楽山会の自然保護活動として参加しました。
外来種のオオバコをご存知ですか。子供の頃ゲエロッパ(蛙っ葉)と呼び、太い花柄を2つ折りにして引っ張り合って遊んだ記憶がありませんか。そのゲエロッパの種子が登山者の靴裏に付いて運ばれて、妙高山や火打山の山頂部にまではびこっているのです。
固有種の高山植物の生育をおびやかす旺盛な雑草故の繁殖力で取っても取って駆除しきれないのが現状のようです。
今日は新潟楽山会の21名とビジターセンターが一般公募した14名とスタッフさんを加え総勢37名で妙高山に登り、山頂部で駆除活動に当たりました。
今日だけスタート地点の大谷ヒュッテ(標高1780m)まで車が入り、山頂まで標高差670mを3時間かけて登りました。 |
|
|
|
今日だけ車乗り入れ可 |
大谷ヒュッテからスタート |
これがオオバコです |
コース途中の8合目を過ぎ緩やかに登って行くと、難所の岩場に出ました。鎖と並行して新しいロープが掛けられ、階段状にステップが切られて足がかりは充分な所をゆっくり慎重に登りました。 |
|
|
|
鎌の使い方講習中 |
採取ポイント設置中 |
登山道の周りはタケノコの宝庫 |
|
|
|
風穴が涼しかったー |
難所の岩場直登 |
スリル満点のトラバース |
|
ガスが立ち込めて展望がない代わりに、時折吹く涼風が心地よく感じられました。
赤みを帯びた岩場のペンキマークを拾いながら登ると、山頂の一画の南峰に出ました。
上面が平らな巨岩の上に石彫の勝軍地蔵と妙高大神が関山神社の奥の院として祀られていました。
ガスで展望が利かない代わりに大量発生した小カナブンが体中にまとわりついて、うるさいやら気持ち悪いやら。
昼食の後、遅れて登って来た一般参加者と合流して山頂部にはびこったオオバコを駆除しました。
|
山頂はもうすぐ |
|
|
小コガネムシがうるさい程 |
|
遅れがちの一般参加者と合流 |
集合写真 |
37名が一斉に駆除したので成果はあったと思います。
下山後、駆除して膨れたオオバコ入りのビニ袋をスタッフさんが回収して作業は終了しました。
散会後、ビジターセンターの館長さんがオオバコエキス入りのシフォンケーキを差し入れてくれました。
ふんわり甘くて美味しいケーキでした。
|
|
|
|
北峰一等三角点にタッチ |
成果あがりました |
オオバコケーキは美味でした |
|