自然保護活動
レポート・紀行文
2016年
 5月14日(日)
晴れ
県山協主催登山研修会
ぶなの道」・阿薬師岳
628m
参加者 (レポート) 2011 Y/O 
8団体9名
楽山会より1名 (写真) 2011 Y/O
≪コースタイム≫
新潟(5:30)=(関越自動車、三条燕IC、R289、森町経由)=よってげ亭(7:00-7:50)=八木鼻公園駐車場(8:05-8:20)…八木山(9:00)
…見返りの丘(10:10)…袴腰山(10:30)…見返の丘(11:00)…上沢見晴場(12:00)…ぶなの杜・昼食(12:20-13:00)…水場(13:25)
…山伏見晴場(14:00)…小俣登山道合流点(14:30)…粟薬師登山道合流点(14:40)…粟薬師避難小屋(15:25)…粟ヶ岳1合目駐車場(16:30)
=八木鼻公園駐車場・解散(16:40)=(往路を戻る)=新潟(18:30)
≪紀行文≫
〜〜〜想い出に残る登山研修〜〜〜

 平成29年度の県山協主催の自然保護研修会が5月13、14日と1泊二日の日程で行われ、県内15団体から24名の参加がありました。
 当新潟楽山会からは小生1名が2日目のフィールド研修に参加しました。

 今回の課題は三条市下田地区の「低山の自然観察と保護」についてです。
 一日目は座学、2日目は袴腰山〜(ブナの道経由)粟薬師縦走を行いました。2日目は8団体9名の参加となりました。

 八木鼻下の公園駐車場からスタートしました。
 杉林の中から斜面に取り付きジグザグの急斜面の登りに一汗かいて尾根上に出ると、右折して八木山の山頂に寄りました。
 四等三角点のある山頂から残雪の守門岳が間近に大きく眺められました。
研修会場「よってげ亭」 今日の必携のヒルバスター 八木鼻下からスタート
今日のコース(赤) 山ダニも要注意 「ぶなの道」全行程

 T字路まで戻り袴腰山へ向かいました。
 追分の松、三角山を越え小1時間で「ぶなの道」の分岐点となる見返りの丘に着きました。ザックをデポして空身で袴腰山を往復することに。

 今日は蒸し暑くてもう汗だくです。露岩帯に固定ロープも現れて結構きつい登りになりました。
 袴腰山を折り返して見返りの丘から「ぶなの道」に入ると緩やかに下って細尾根に変わり、両側が切れ落ちた所を尾根通しに下る箇所はロープが固定されて改修されていました。
 集中豪雨で荒れた登山道は所々改修されて支障なく通れるようになっていました。

 450mピークを越えた所が「鹿熊越え」で石祠があり鹿熊集落との往還の昔が偲ばれました。
出だしは緩やか 崖もあります 「鹿熊越え」(かぐまごえ)

 広尾根となり「上沢見晴場」に着きました。ベンチが置かれて周囲の展望が開けた絶好の休場です。

 間もなくして右手から北五百川登山道が合流しました。
 449mピークを越した辺りで昼食を摂りました。

 午後、一旦大きく下り409mピークを越えていくと、コースは左に曲がって沢の源頭部を通過しました。左の斜面の直ぐの所に水場があって、冷たくて甘く感じる美味しい水でした。今日は蒸し暑いのでそう感じたのかもしれません。
「上沢見晴場」は絶好の休み場 若ブナの2次林道です イワカガミロードです

 崩れた階段の急坂を登り終えて尾根の上に出ると、すぐ先にベンチが設けられていた所が490mピークの「山伏塔見晴場」で漸く近づいた粟ヶ岳の眺めが前面に広がりました。

 来し方を振り返れば袴腰山が大分遠のきました。
 地図で確認したら一旦鞍部へ下り200mの一気登りが待ち構えていました。最後の頑張りだと水を飲んで出発しましたが足が相当疲れてきていて辛い登りになりました。
ヒメサユリはまだ蕾でした 袴腰山が遠のきました 粟薬師はまだ遠い

 傾斜が緩やかになると岩野からの小俣登山道との合流点に出ました。

 粟薬師への分岐が近づいた頃、簾のように木々から垂れ下がった毛虫を払いのけながら進まなければなりませんでした。

 粟ヶ岳登山道に合流後奥の院を経由して一息に下山しました。「ぶなの道」はタフでしたが、終わってみれば思い出に残るいい登山研修となりました。    (おわり)
  小俣道はヤブ   プロムナードは毛虫だらけ
 終点到着やれやれです  避難小屋も毛虫がいっぱい  新種アワガタケスミレ