会山行紀行文 2017年
 11/13(月)
晴れ
(こうさぎさん)
光兎山
966m
参加者 (紀行文) 2216 S/K
単独
(男性1名) (写真) 2216 S/K
≪コースタイム≫
自宅=中束登山口(7:40−8:00)…虚空蔵峰(9:20)…観音峰(9:40)…雷峰(10:30)…光兎山(11:30-12:20)…雷峰(13:05)
…観音峰(13:40)…虚空蔵峰(13:55)…中束登山口(15:15−15:25)=自宅
≪紀行文≫
 〜〜尖がりの山頂から贅沢な眺望を楽しむ〜〜 

 10月の蒜場山で出会った村上市の方から「良い山ですから登ってみて下さい」と勧められていた光兎山へ。
 中束登山口を見つけるのに40分ほど時間をロス、方向音痴というか、感が悪いというか、困ったものだ。

 登山口を出発、なだらかな道を、松葉と枯れ葉を踏みながら、ゆっくり高度を上げる。
 秋晴れの下、朝陽を浴び、冷えた空気を感じながら歩くのは、実に気持ちが良い。
 千刈コーストとの合流点あたりまで、残っている紅葉を楽しみながら歩く。

 観音峰に着くと、前方に光兎山と雷峰が姿を見せる。
 葉を落とした樹々が、綿毛のように山を覆い、冬の近づきを感じる。
中束登山口から出発 朝陽が登山道に差し込む 朝陽があたり黄色が輝く
青空に紅葉が映える
虚空蔵峰で西側を望む 光兎山と雷峰が現れる まだ十分に楽しめる紅葉

 雷峰の手前で南側の展望が開け、飯豊連峰が現れる。
 反対側から見る飯豊連峰の姿は、とても新鮮。
 眺望の良い稜線歩きが続くロケーションに、思わず「良い山だ」と声が出る。

 雷峰のピークに立つと、光兎山の全容が現れ、その尖った山容がカッコ良い。
 あの頂上に立てると思うとワクワクする。
 左尾根の下に顔を出している雪を被った山は、鳥海山?それとも朝日連峰?
展望がきく稜線を気持ち良く歩く@高坪山A観音峰 南側に飯豊連峰が登場
雷峰から目指す光兎山を望む、かなりの尖がりだ 左の○にズームイン
山頂の手前で振り返る@五頭山A櫛形山脈B高坪山C雷峰D村上市街

 最後の急登に取りつく、振り返ると日本海と村上市街、遠方に櫛形山脈、高坪山を望む。
 そして、966mの光兎山の山頂に立つ、そこは遮るものが全く無い視界360の展望台。
 尖がっている山のてっぺんだからこそ得られる眺望の素晴らしさだ。

 これまで見えなかった朝日連峰が横一線に並んでいる、冠雪したスカイラインが美しい。
 (さっき顔を出していた山は、朝日連峰北端の以東岳だった)
 飯豊連峰も大きな姿を見せる、二王子岳と五頭山の小ささに、県北の山に来たことを実感する。
最後の急登に取りつく 飯豊連峰@本山A北股BエブリサシC二王子D五頭
  朝日連峰@以東岳 A寒江山 B西朝日岳 C大朝日岳 D祝瓶山

 秋空の下、贅沢な景色に囲まれながら昼食をいただく。
 天気予報は最高温度−1℃だったが、風が無く陽射しがあたって、寒さは感じない。
 1時間ほど過ごしてから下山、時期的に今季最後と思われる紅葉狩りをもう一度楽しみながら登山口へ。

 光兎山は、こうさぎさんと言う可愛い名前と、標高1000mに満たない高度から、期待度は小さかった。
 しかし、登ってみれば、整備された登山道と素晴らしい眺望で「また来たい山」になる。

 今回の山行で「山の魅力は登ってみないと分からない」とあらためて感じた。
 先入観にとらわれず、好きな山探しをして行きたいと帰路についた。
落葉と木の根で滑る登山道 最後の紅葉狩り
最後の紅葉狩り 案内板も冬支度が完了 光兎山、また来ます