会山行紀行文 2017年
 11/1(水)
晴れ後曇り
(ばんやさん)
番屋山
933m
参加者 (紀行文) 1914 E/S
3名
(男性1名・女性2名) (写真) 1914 E/S
≪コースタイム≫
新津(7:00)=吉ヶ平山荘前(8:30)…雨生ヶ池(9:00)…山頂(10:30−10:47)…天保古道合流点(11:06)…椿尾根(11:42−12:57)
…詞場(13:43)…馬場跡(13:45)…吉ヶ平山荘前(13:56)=新津(15:15)
≪紀行文≫
 〜〜170年余り前に切り開いた天保古道を歩く〜〜 

 今年7月に番屋山に新しい登山道が出来此の道を利用すると番屋山を周回出来るそうです。
 どんな道か見たくて紅葉の頃に登って見ようと思い高立山の仲間を誘い歩いて来ました。
 新しい登山道は下りに使用する事にして何時もの様に馬場跡で八十里コースと別れ雨生ヶ池で休憩します。

登山口の吉ヶ平山荘 左 雨生ヶ池 右 八十里越 雨生ヶ池へ
雨生ヶ池 池近くの紅葉

 その後大きなブナ林の尾根を歩き布倉沢の分岐で休憩の後急登の斜面を登り尾根に着きます。
ブナ林を通り ブナの大木 ヘツリ道
猿ヶ城 紅葉した林 眼下に雨生ヶ池
最後の急登 粟ヶ岳 青里岳 矢筈岳

 ここより山頂までは緩い登りの尾根歩きで左側に粟ヶ岳、青里岳、矢筈岳と川内の山々が
良く見えます。

 山頂からは少し雪化粧をした守門岳が近くに見えます。
 山頂の標柱は立派なステンレス製で馬ノ髪山の標柱と同じです。どちらも黒崎山の会が
建立したそうです。

 少し休憩エネルギーを補給し此処より新しい登山道を下ります。
尾根歩き 粟ヶ岳 ステンレス製の標柱
三角点 守門岳 新コースへ

 登山道の概要は尾根筋に新しい道を切り開き、番屋山の肩の辺りまで来ている天保古道(今から170年余り前に出来た)を利用し、現在使用
して居る八十里越えの椿尾根の石塔の所に繋がって居る道です。
 山頂から古道までは尾根筋を切り開き急の所にはロープも付いていますが木の切り跡は歩き辛いです。
 天保古道は広く歩き易い所も有りますが斜面が崩落した所も有り。ロープは張って有りますが滑落しないように慎重に歩きました。
 最後の椿の生えた急な下りは椿の木につかまり滑落しないように冷や汗を掻きながら八十里越えの石塔の所に着きホットしました。
新しく切り開かれた登山道 天保古道 崩落した斜面を通過
天保古道 紅葉
山ノ神 天保古道

 後は吉ヶ平迄危険の所は有りません。天保古道は戦に敗れた長岡藩家老の河合継之助も通った道だそうです。
 椿尾根で紅葉した斜面を見ながら昼ご飯、1時間余り休憩しました。
八十里越 椿尾根 斜面の紅葉 紅葉を見ながら昼休憩

 此処からの下り明治新道、天保古道と刈り払いもされて人も歩けるようになって居ましたが迷うと困るのでどちらの道も歩かず現在の
八十里越の道を吉ヶ平迄歩きました。山歩きは同じ道を通らず周回するのは楽しいです。
八十里越
詞場 朝の分岐に帰って来ました 今日の山歩きも終わりです

 170年余り前に切り開いた天保古道、歩き易い所も有りましたが崩落した所も有り気の緩む所は有りませんでした。でも楽しい山歩きが
出来ました。新しいコースを切り開き天保古道を復活させた方々に感謝の気持ちで一杯です。(おわり)