会山行紀行文 2017年
 10/3(火)〜5(木)
天候:下記記載
(あさひれんぽう)
朝日連峰縦走
参加者 (紀行文) 1914 E/S
ツアー登山
に参加
(写真) 1914 E/S
≪コースタイム≫
≪1日目 天候 雨≫
  新潟駅南口(6:40)=泡滝ダム(11:00〜11:40)…タキタロウ山荘(15:00)宿泊
≪2日目 天候 曇り後雨〜ミゾレ≫
  タキタロウ山荘(5:05)…以東岳(9:40〜10:10)…狐穴小屋(11:50〜13:00)…竜門小屋(15:10)宿泊
≪3日目 天候 曇り後晴れ≫
  竜門小屋(5:30)…西朝日岳(6:50)…大朝日小屋(9:00)…大朝日岳(9:20)…小朝日岳(11:30)…古寺鉱泉(15:00)
  =大井沢温泉=新潟南口(20:30)
≪紀行文≫
 〜〜念願の朝日連峰を歩く事が出来ました〜〜 

≪1日目 天候 雨≫
 以前から歩いて見たいと思っていた朝日連峰縦走、昨年会山行で有ったのですが都合がつかず残念な思いをしました。でもどうしても歩いて見たいのですが体力も減退歩けるのは今年が最後と思い8年振りにツアー登山に参加しました。
 天気予報は3日間の間最初の2日は雨予報で山の天気を見ると1日目と2日目は登山指数Cで気温は気温はマエナス2度です。
 会山行でしたら中止でしょうがツアー登山は少々の悪天候でも決行します。

 新潟駅南口をマイクロバスで出発、泡滝ダムの登山口で雨が降って居るのでバスの中で弁当を食べ雨具を着けて歩きだします。
 川沿いの登山道を歩き途中2カ所の吊橋を渡りブナ林の中を歩き最後にジグザグの急登を登りタキタロウ山荘に着きます。

 今日は此処で宿泊します。食材はツアー会社が用意した品を各人が食べる分を運びます。調理は添乗員と現地ガイドがしてくれるので参加者は食べるだけで後かたずけも無く楽です。
 食事の後何もする事がないので直ぐ寝袋に入ります。夜中に目が覚め外に出て見ると雨は止んでいますが濃い霧が掛かって居ました。
雨の中泡滝ダムより歩きます 登山口 沢を横切り
七ツ滝沢の吊橋を渡り ブナ林の登り 今夜の宿タキタロウ山荘

≪2日目 天候 曇り後雨〜ミゾレ≫
 添乗員が用意してくれた朝御飯を食べ霧が濃く濡れるので雨具を着けて未だ暗い中ヘットランプの明かりを頼りに歩きます。
 以東岳へはいきなりの急登で三角峰を目指します。
 尾根の登りも少し緩やかに成り登山道脇の木々は紅葉して居ます。周りの斜面も紅葉して居るのでしょうがガスが掛かり辺りは真っ白で何も見えません。ほんの一瞬ガスが切れると紅葉した綺麗な斜面が見えますがほんの一瞬で写真を取ることはできません。
 三角峰は通らず気持ちの良い稜線歩きだすが風が強いです。
早朝の出発準備 ガスの切れ間に紅葉が見れる 尾根の登り
登り 三角山の近くを通り 水場分岐
ガスの中の登り ガスが切れた 大鳥池が見える 紅葉した斜面

 以東岳に着き風が強いので直ぐ下の新しく建て替えた避難小屋迄下り休憩します。

 神の恵か30分程ガスが切れ青空も見えて明日登る大朝日岳など周辺の山々も良く見えました。
 以東岳の山頂に登り返した頃より又ガスが掛かり周りは真っ白の世界に戻りました。
以東岳への登り 1等三角点 山頂で
 以東岳避難小屋  歩いて来た稜線  新しく建て替えた避難小屋
 小屋より山頂  山頂斜面の紅葉 霧氷 

 昼休憩の場所の狐穴小屋を目指しますが中先峰の手前から雨に成り風も強く、その内ミゾレ混じりの冷たい雨に成りました。
 嵐の中狐小屋にたどり着き添乗員がお湯を沸かし温かい昼ご飯を食べる事が出しました。
 雨は少し弱まりましたが風が強い中、寒江山を越え今晩の宿竜門小屋に着きました。
草原歩き 稜線歩き 紅葉の中を 
中先峰 稜線歩き 今晩の宿竜門小屋

 飯豊、朝日の避難小屋はアルプスの小屋と違い乾燥室も有りません。濡れた物は一晩経っても乾きません。
 夕食後早々に寝袋に入ります。風の音が凄く予報では良い天候に成るのですが明日の天気が気に成ります。
 夜中寒さで目が覚める。外はマイナスの気温に成って居るのでしょうか?

≪3日目 天候 曇り後晴れ≫
 朝食の後風の強い中竜門山を目指します。

 山頂方向は少し白くなり紅葉見物で無く初雪を見に来たようです。
 風に飛ばされ無い様に歩きます。  

 竜門山の標柱は有りませんが日暮れ沢への分岐の標柱が有り此処が竜門山だそうです。

 うっすらと雪景色の道を西朝日岳を目指します。
 風が強く石に張り付いた雪は凍り滑るので慎重に歩きます。

 雪の西朝日岳で休憩。
初冠雪の竜門山
竜門山 日暮沢への分岐 西朝日岳へ
 雪と紅葉  新雪を踏んで 雪の西朝日岳で

 風の吹く方向か此処から先の登山道殆ど風が有りません。
 鞍部を過ぎ中岳の登りはキツイですが山頂を巻きトラバースの登山道を鞍部まで下ります。
 大朝日の小屋は見えますがその上の山頂はガスが掛かり見えません。
一瞬のガスの切れ間から 中岳を越えて 大朝日岳の小屋

 小屋に着き荷物は此処に置き少し雪の有る登山道を山頂まで、途中の登山道は花は無
くその代わり雪の花が見られました。

 山頂からはガスの為何も見えませんが天気は回復に向かっているのでその内青空も出て来る事でしょう。

 そうなれば期待した紅葉も見られる事でしょう。
山頂で 大朝日岳山頂 雪の花
下山します 新雪が綺麗 鐘も寒そう

 小屋まで戻りザックを背負い銀玉水で休憩。日差しも出て来たので此処で雨具は脱ぎます。
 7月の会山行で歩いたヒメサユリ咲く登山道の横の斜面は綺麗な紅葉の見頃です。此れから登る小朝日岳に備え鞍部で休憩します。
大朝日岳と小屋を振り返る 紅葉 大朝日岳
紅葉 遠くに以東岳 紅葉
小朝日岳 キツイ小朝日岳の登り 大朝日岳を振り返る

 小朝日岳の登りは巻道へは行かず此処を登るのは初めてです。2度程の騙し山頂を過ぎ山頂に着きました。
 この頃天気は回復歩いて来た山々が良く見えます。
騙し山頂 山頂が見えた 山頂は直ぐそこ
小朝日岳の山頂で 歩いて来た山々

 休憩の後、急な下りを慎重に下り古寺山も過ぎ三沢清水でお湯を沸かして貰いインスタントのみそ汁を作り、朝貰ったアルハー米の山菜おこわを食べ、一服清水を通り緩い下りのブナ林を過ぎ無事下山口の古寺鉱泉に着きました。
障子ヶ岳 小寺山からの小朝日岳 無事下山

 その後大井沢温泉で3日間の汗を流し新潟に帰りました。
 紅葉を見る山旅が悪天候の影響で初雪も見る事が出来、又天気も回復して綺麗も紅葉も見る事も出来、念願の朝日連峰を歩く事が出来ました。
 (おわり)