≪コースタイム≫
須川温泉登山口(5:30)…@須川コース…栗駒山(7:30)…A中央コース…いわかがみ平避難小屋(8:40-8:55)…B東栗駒コース
…栗駒山(11:10-11:30)…C自然観察路…須川温泉登山口(14:00-14:20)=自宅着(20:00) |
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≪紀行文≫ |
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〜〜4つのコースを巡って紅葉を楽しむ〜〜 |
紅葉狩りを目的に日本200名山の栗駒山へ。
前日に車で5時間30分かけて須川高原温泉へ移動、翌日、夜明け前に須川高原登山口から出発する。
前日の夕方はガラガラだった駐車場が、既に70〜80%位が埋まっている、この時期考えることはみんな一緒のようだ。
最初は@須川コースで山頂へ、その後、A中央コースでいわかがみ平(レストハウス避難小屋)に下山。
そして、いわかがみ平からB東栗駒コースで再び栗駒山に登り、C自然観察路で須川高原温泉に戻る。(4コースとも初級コース)
須川コース以外は初めて歩くため、どんな景色と出会えるかが楽しみ。
@ 須川コース(須川温泉→山頂)
天気予報は晴れなのに、名残ヶ原まで来ると前方の栗駒山に雲がかかり出す、しかし、紅葉は美しい。
栗駒山を染める彩りに何度も足が止まる、先を行くグループから「晴れていれば、もっと綺麗なんだろうね」と東北なまりの声。
天狗平でガスに完全に覆われ昨年の会山行の再現か?と思ったが、山頂で少しずつガスが薄くなる。
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名残ヶ原で山頂に雲が |
ガスでも美しい紅葉 |
天狗平は昨年と同じガスの中 |
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昭和湖から傾斜がきつくなるが、山肌の彩りに励まされながら高度を上げる |
A 中央コース(山頂→いわかがみ平)
山頂から登山道を少し降るとガスが取れ、眼下に「神の絨毯」と称される紅葉が現れる。
東北なまりの声が「うわっ、凄いね!」を連発する。私もたまらず「凄い!凄い」。
陽光があたると、赤、黄色、オレンジ色が鮮やかさを増す、その見事さに足が前に進まない。
このコースは登山道が紅葉エリアの真ん中を通っているため、紅葉を広角に楽しめる。
良く整備された登山道を、大勢の老・若・幼・男・女が登って来る。犬連れの人までいる。
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山頂直下からいわかがみ平側を俯瞰 |
山頂から中腹にかけて大分葉が落ちているが、こんな見事な彩りも |
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紅葉の中、いわかがみ平の登山口から中央コースを登って来る登山者たち |
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北西側の紅葉、後方は秣岳 |
陽光を浴びて彩度がUP |
幼い子供も登っています |
B 東栗駒コース(いわかがみ平→山頂)
変化に富んだコースで、後半ガスに覆われたが4つの中で一番気に入ったコース。
登り始めは緩んだ粘土質の土と岩の登山道、所々に沼化した水溜があり、白いスニーカで登っていた人の靴はどっぷり泥色。
中盤100m程のMin沢歩きと渡渉で気分がリフレッシュ。
手の届くところに木々の葉があり、紅葉を間近で楽しむことができる。
後半は低木の紅葉狩りをしながらの稜線歩き(今回はガスで紅葉狩りはなし)と草紅葉の登り。
最後に中央コースと合流して山頂へ、幸運なことに合流点の手前でガスが取れ展望が開ける。
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美女(紅葉)と野獣(泥) |
ようやく泥道とお別れ |
沢歩きが気持ち良い |
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紅葉が間近(桟敷席)で楽しめる |
ガスが赤色を覆う |
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東栗駒コースは、稜線を右(紅葉エリア)から左(草紅葉エリア)に歩く |
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中央コースと合流して山頂直下へ、@東栗駒コースA中央コースBいわかがみ平 |
C 自然観察路(山頂→須川温泉)
山頂は人、人、人、こんなに大勢でにぎやかな山頂は初めて、区画ロープの端で昼食を取って早々に下山。
最初は身の丈に近い笹の登山道を降る、眼下に広がる紅葉と、振り返ってみる栗駒山の紅葉が見所。
山頂直下の急坂を降れば後は緩やかな登山道、苔花台で須川コースと合流し出発地点の須川高原温泉へ戻る。
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.山頂直下から自然観察路の登山道を望む |
振り返えれば紅葉の山肌 |
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黄色に染まる苔花台で須川コースと合流 |
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紅葉のパッチワーク |
栗駒山に見送られながら名残ヶ原の木道を戻る |
後で調べたら紅葉は一週間ほど遅かったようだ、ピークの時期に青空の下で「神の絨毯」を観てみたい。
そのためなら5時間半の車の運転なんて我慢できる、できると思う、できるかもしれない・・・。
山は四季折々違った魅力で迎えてくれる、秋の栗駒山でまたひとつその魅力に触れられた山旅だった。(最後はNHK風でおわり)
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