会山行紀行文 2017年
 9/10(日)〜12(火)
天候:下記記載
(いいで)
飯豊山
2105m
参加者 (紀行文) 1914 E/S
5名
(男性2名・女性3名) (写真) 1914 E/S
≪コースタイム≫
≪1日目(天候:晴れ)≫
  新津(4:00)=大日杉登山口(6:30〜7:10)…地蔵岳(10:56)…御坪(13:56)…切合小屋(15:15)
≪2日目(天候:晴れ後曇り雨)≫
  切合小屋(5:30)…草履塚(6:06)…姥権現(6:28)…本山小屋(7:48)…飯豊山(8:42)…飯豊山神社(9:03)…草履塚(11:07)
  …切合小屋(11:50)
≪3日目(天候:雨)≫
  切合小屋(6:40)…地蔵岳(9:19〜9:40)ザンゲ坂(11:25)…大日杉登山口(11:54)=いいでのゆ=新津(16:30)
≪紀行文≫
 〜〜10回目の記念すべき飯豊山に〜〜 

 飯豊山へのお誘いが有り今度登ると10回目の記念に成るので参加する事にしました。
 当初の予定では川入りからの往復でしたが飯豊山初めての人が2名参加するので悪天候の時の剣ヶ峰の下山は危険が伴うので安全コースの大日杉からの往復に変更しました。
 お天気の続づく日に行きたかったのですが皆の予定の調整が取れず3日目は雨の予想ですが下山日なので行く事に決めました。
≪1日目≫
 切合小屋2泊で大日岳まで行く予定で早朝に新津を出発しました。
 国道49号から川入りに入り飯出トンネルを通り大日杉に入ります。駐車場は既に満車状態でしたが何とか駐車する事が出来準備の後歩きます。15キロの荷物は重く今日は切合小屋までなので標準時間など関係無くゆっくりと歩きます。
 ザンゲ坂も慎重に登り長之助清水に着きますが何時も休憩する広場は崩落して居て危険で休憩できず清水への道も崩落して無く急きょ迂回路を作ったようですが危険そうな道なので清水には寄りませんでした。
駐車場は満車 ザンゲ坂 崩落で休憩場所の無くなった長之助清水

 御田の杉を越えた頃より下山の登山者に会います。昨日の山の様子など聞きながら休憩します。
 滝切合で休憩、目の前の地蔵岳に登らなければなりません。急登の登山道を登り地蔵岳に着くと2人の男女の若者が休んで居ました。
 ヘルメットを持参して居て沢登りで此処まで来たそうです。此処で休憩昼ご飯にしました。
 三角点からは明日登る飯豊山が目の前に良く見えます。
長之助清水の迂回路 地蔵岳よりの飯豊山 語らいの丘

 目洗い清水を通過御坪で休憩、素適な水場を通り今日の宿切合小屋に着き宿泊申し込みをします。
 休憩の後外は少し寒いので炊事小屋で共同食の野菜、肉、餅入りのラーメンを作り800円のビールで乾杯食後の後早々と寝袋に入りました。
目洗い清水よりの飯豊山 御坪で休憩 御坪の祠
遠くに磐梯山 切合小屋が見える 素適な水場
ハクサンコザクラ 花を撮影中 切合小屋に到着
  

≪2日目≫
 朝方冷え込んだのは足先が冷たく目が覚める。朝食の後飯豊山を目指して出発します。
 今日の天気は余り良く無く午後からは雨予想なので大日岳は諦め御西岳までの予定ですがそれも飯豊山に着いてから決める事にしました。
 草履塚に着き下りで登って来る3人パーテーの先頭を歩く女性会員のTさんに会いました。
 昨晩は本山小屋泊まりで今日は弥平四郎迄下山だそうです。相変わらず健脚なこと。
朝の大日岳 草履塚 草履塚と飯豊山
御西岳 飯豊山
会員とバッタリ会い、話が弾みます 飯豊山 姥権現

 姥権現も過ぎ御秘所の岩場も慎重に通過、この頃よりガスが掛かり大日岳や飯豊山の山頂は見えなくなり風も強く成って来たので残念ですが飯豊山で撤退する事にしました。飯豊山初めての人達も納得してくれました。
 山頂小屋前で休憩します。管理人が出て来て少しお話をします。
 管理人は新発田の人で冬は五頭山の小屋まで大きなザックを背負い魚など焼いて小屋に居る人達にご馳走してくれる人だそうで今日のメン
バーの一人もご馳走して貰った事が有るそうです。
 飯豊山迄で帰るので時間が有り今の時間小屋には誰も居ず小屋の中に入り管理人さんからお茶を御馳走に成りいろいろと面白い話を聞かせて貰いました。
 山頂手前はもう紅葉が始まって居ました。山頂からは何も見えず風も強く東京から来た4人グループとお互いにカメラのシャッターを押して貰い東京からのグループは御西小屋まで行く予定でしたが天候が悪く諦め下山しました。私達も下山開始。
御秘所と飯豊山 御秘所を越えて 保護具無しのストックの使用禁止の張り紙
紅葉の始まった山頂付近 紅葉 ガスで何も見えない山頂で
下山  マツムシソウ  御秘所を通過 

 小屋まで来ると管理人と奥さんが小屋前に居て又いろいろとお話が始まります。
 管理人の話ではストックに保護具のキャップを着けず来る人が居て見つけると大きな声で「お前ら山を壊しに来たのか」と怒鳴るそうです。
 怒鳴られた人は一瞬ビックリしてビビル人が居ると奥さんが苦笑して居ました。
 又奥さんは山暮らしで筋肉が落ちるので水場から17キロの水を運ぶそうです。色々と興味ある話や面白い話を聞かせて頂き小屋を後にしました。
 御秘所も無事通過草履塚で休んで居ると3人パーテーが本山方向から登って来ました。
 顔見知りの人が居てK崎山の会の人達で私達のメンバーにも知り合いが居ました。昨晩御西小屋に泊り大日岳に登りこれから川入下山するそうです。皆さん健脚の事。小屋に着き昼食後時間も有り雨も未だ降らないので外でのんびりと持参の焼酎のお湯割りを飲みます。
草履塚を越えて 飯豊山を振り返る 緑のトンネルに入ります

 4時頃より予報どうり雨に成りました。夕食後早々と寝袋に入りました。夜半雨風の物凄い音で目が覚める。明日の天気が心配です。

≪3日目≫
 朝起きるとトイレへ行くのも雨風で傘も壊れそうで苦労しました。
 朝食の後雨風の中を出発します。こんな天候では剣ヶ峰を通り川入りへのコースは危険が伴いコース変更は正解でした。
 素適な水場の小川も増水、何とか徒渉その後雨水の流れる川状の登山道を滑らないように下山、御坪で休憩、目洗い清水でも休憩、語らいの丘を越えて地蔵岳で休憩、行動食を摂ります。
雨の中の下山 ぬかるんだ登山道 目洗い清水で休憩
語らいの丘で 未だ遠い地蔵岳 地蔵岳で休憩

 此処からは下りが始まり川状の登山道を滑らないように下山します。
 ザンゲ坂に着き休憩、ストックを背に着け雨の中慎重に慎重に下山しました。
 下山口についても雨は止まず大日杉小屋の下で雨宿りをしながら着替え、途中に有る「いいでのゆ」に入り遅い昼ご飯を食べました。

 運転をする人には悪いですが何時もの様に入浴後の生ビールは美味しかったです。
 12年前初めて登った飯豊山、いつの間にか今回で10回目の記念すべき飯豊山に成りました。
辛い雨中の下山 御田の大杉 水の溜まった下山路
雨中のザンゲ坂 慎重に下山 無事下山出来ました

≪今回出逢った花々≫