≪コースタイム≫
≪9月8日(金)晴、小雨≫
富士北麓駐車場(10:30)=富士山五合目(13:00)…六合目(13:45)…7合目「鎌岩館」(16:00)
≪9月9日(土)晴≫
鎌岩館(0:20)〜八合目(5:35)…本八合目御来光峰(7:30)…頂上(9:25-10:35)…本八合目(11:00)…六合目(12:15)…五合目
=富士北麓駐車場(14:35) |
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≪紀行文≫ |
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〜〜富士山御来光 娘と拝む〜〜 |
8月初旬娘から「9月8日〜9日休みとれたから富士山一緒に行こう」とメールを受け取る。富士山と言えば15年前に家内と共にピストン登山をしたものの御来光もお花もなし、目、口、鼻は砂塵にまみれた記憶だけ残る。
今回は御来光が拝めるかもとしれないと即了解のメールを返信。
忙しい娘とはメールのやり取りで参加者決定を決定、娘、娘婿、I女子、私の4名で登頂することに。
後日、I女子は登山経験なく、行く前に練習で高尾山を1回登るだけと聞き、若者の勢いと言うか、無茶さに唖然とする。
そんな不安も抱えながらも前泊地の居酒屋でビールで軽く乾杯。
≪9月8日(金)晴、小雨≫
富士北麓駐車場へ予定通り10時着、いよいよ富士山に登るとのだと期待を膨らませてながら準備する、Iにスパッツのはき方やらストックの固定の仕方を教えた後バスに乗り込む、車窓からの景色を期待していたが五合目迄は左右に体を揺られながら樹林体の中をいく。五合目は人、人、人。世界遺産の力か?
昼食を含めて2時間の休息を取る、高山病対策はバッチリOK、六合目を目指してゆっくりと歩だす。
Iも水平道歩きは問題なし、途中から雨に降られたが気合を入れて7合目に向け単調な折れ線道路を進む、7合目直下の岩場の登りも問題なし、宿泊予定の鎌岩館に無事到着。
お店の人から濡れた帽子、雨具、ザックカバーを布で拭いてもらい感謝と感激する。
夕飯の温かいカレーとハンバーグを食べながら皆と今日を振り返り、ジグザグ平坦は嫌いだ、岩場の方が楽しいと言うIの言葉にホットし、明日の無事の登頂を祈り寝袋に入る。
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Iにスパッツの手ほどき |
若者に一歩ひく 親爺 |
7合目 今日はここまで |
≪9月9日(土)晴≫
夜中の11:30起床、0:20ガス、霧?で前が見ずらい中山頂を目指して出発する。
低い気温が身体に応える、歩いても、歩いても身体は冷え込むばかりで、4人全員がダウンジャケットを着る、娘婿は夏グローブで冷たい指先が我慢できず小屋で軍手を購入し2枚重ねで元気出す。
歩き始めて3時間冷たい体に我慢できず8合目の富士屋ホテルへ避難、1個600円のカップメンをゆっくり時間をかけて食べる、標高3400〜3500mお湯が沸騰点に達しないため麺にかなりのコシがあったがそれもいい思い出だった。
空が明るくなりいよいよかと8合5勺にある御来光館迄皆で急ぎ足で歩く、雲海がかなり高い位置まで広がっていたため15分遅れで太陽が顔を見せ始めた。
太陽光で雲海が赤く染まる、30分のスライドショーに娘と並んでシャッターを切る。 |
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カップ麺で元気を貰もらいイザ |
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漸く明るくなる 神々しい雲海が |
待ちくたびれた日の出? |
娘達と拝んだ御来光 感謝 |
御来光を拝み、山頂まであと標高300m、時間にしたら1時間と言うところで呼吸もだいぶ苦しくなる。
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皆の体調を考慮し10分で1回休むことに決め歩き出す。
次第にIのペースが遅くなり顔色が青ざめてきたので酸素の吸入を勧めると先ほどから吸い始めたとのこと、ここで山頂目前のリタイヤ下山かと頭をよぎる、後続にいた人たちが追い越していく、どうなるかと思ったが、山頂の鳥居が見えてくるとヘタッテいたIにも力がみなぎり、立ち上がり山頂を目指してグングンと歩き始める、そんな姿を見て安堵する、全員が無事富士山登頂を果たす。
清々しい気持ちでいっぱいだ。頂上で剣峰みるとあらためて再登頂に感謝、声を掛けてくれた娘夫婦に感謝、そしてIの根性ある頑張りに拍手の富士山登山であった。 |
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登頂!、よく頑張った拍手 |
剣ヶ峰次は行くぞ と若者が |
冷えるわけだ 氷柱を発見 |
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下りは須走から吉田ルートを小走りで駆け抜け六合目迄降る、小走りで駆け抜けたのは私だけ、若者3人は足が痛いと後から続く。
六合目から五合目に降る時に出会ったこれから登頂を目指す登山者の多さに驚く。
半分以上は外国人で占められていたかと思う、今季富士山に登頂できる最後の週末だと思うが、小屋に収まるかな?そんな事を考え、登山の無事を感謝して終る。
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須走から吉田ルートを小走りで駆け抜ける |
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