≪紀行文≫ |
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〜〜山頂をタッチしただけ、期待した遠望は全く無し〜〜 |
初日に“焼岳”を登り、二日目に“西穂”に登る計画を立て、実施日が近づくと徐々に天気予報が悪化傾向となる。
宿の予約の関係もあり、現地(安房峠新中の湯登山口)に向かう。
狭い駐車場はこんな天気でも満車状態、何とか空きスペースに駐車し登山開始。
登山口には活火山の注意喚起看板があるのみ。
しばらく緩やかな登山道を進むと漸く登山口の道標が建っていた。
その先からは長く急登が続くキツイ登りとなる。 |
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歩いたルート(クリックで拡大) |
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安房峠、新中の湯温泉登山口駐車場 |
暫くは緩やかな登山道 |
何故か少し歩いてから建っている |
この急登、とにかく歩き辛い部分が多い。
滑りやすいごろごろ岩の道や、梯子のようで梯子の役目がよく分らない歩き辛い道等々。
徐々に樹木が低木なり、熊笹が目立ち、やがて樹林限界を超える。このあたりから展望が期待できるのだが今日は何も見えない。 |
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歩き辛い急登が続く |
歩き辛い梯子も続く |
樹林帯を抜けると熊笹が生い茂る |
登山道がゴロゴロ岩が中心となってくると山頂が近づいてくる。
しかし、ガスが濃い為、ルートすらよくわからなくなってくる。
特に山頂直下付近はマーキングを見落とさないように進まないと危険な部分に入ってしまう。 |
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ガレ場の道に出ると山頂は近い |
濃霧の急斜面を登る |
山頂直下(濃霧でルート探しに手間取る) |
山頂直下の稜線に出た筈なのだが山頂が全く分からない。
他の困っているグループから相談を受けるほど。たまたま降りてきた外国の登山者から「3ミニッツ!」と指をさされルートを見つけた次第。
漸くたどり着いた山頂は冷たい風が吹き、濃いガスに覆われ何も見えない。笠も槍も穂高も何も見えない。
幸い雨が降っていないので昼食休憩を摂るも、寒かった。 |
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山頂の直ぐ近くなはずだが何も見えない |
漸く山頂に出た |
濃霧で全く展望が効かない山頂 |
早々に昼食を済ませ下山開始、間もなく雨が降ってきた。
足元がどんどん悪くなる中、急斜面や木の根っこに気を付けながら予定より少し時間が掛かったものの無事下山した。
宿に遅くなる旨を伝え、宿に向かった。
宿は新穂高温泉中尾高原にある“ほのみ亭”で料理と温泉が素晴らしい宿。
しかし、明日の予報は最悪。
メンバーと相談し“西穂”への登山は中止とした。結果大正解ではあったが残念。
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≪秋近しを感じさせる草木達≫ |
宿泊した“ほのみ亭” |
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