会山行紀行文 2017年
 8/1(火)
曇り時々雨
(たもぎこや)
頼母木小屋(山岳スケッチ画展)
1626m
参加者 (紀行文) 1861 K/Y
単独
(男性1名) (写真) 1861 K/Y
≪コースタイム≫
奥胎内ヒュッテ(5:30)=足の松尾根登山口(5:50)…大石山(8:50)…頼母木小屋(9:45-12:30)…大石山(13:00)…足の松尾根登山口(15:40-16:00)
…奥胎内ヒュッテ(16:55)
≪紀行文≫
 〜〜長部さんの「山岳スケッチ画展」を訪ねて〜〜 

 梅雨明けの前日、山沿いは雨模様の天気予報でした。本来ならこういう日には、会山行ででもなければ決して山には行かないのですが、今回はその節を曲げて山に向かいました。
 新潟日報にも掲載されていましたが、長部さんのスケッチ画展が頼母木小屋で開催される初日です。
 スケッチ画展は8月20日まで行われていますし、翌日の2日は晴れの予報でしたが、せっかくなら長部さんが居る日にと思い出掛けました。

 頼母木小屋は冬期を含めて良く使わせてもらう小屋で、小屋の状況は知っています。展示環境をどんな風に整えたのか興味がありましたが、造作がうまく工夫され、スケッチ画が良く映えるように展示されていました。
 また、頼母木小屋周辺はお花満開です。このシーズンに飯豊に行かれる方は、是非頼母木小屋をルートに加えて、素晴らしいスケッチ画とお花を楽しんで下さい。

 奥胎内ヒュッテ手前の駐車場には5時ちょっと過ぎに到着しました。シーズン中、奥胎内ヒュッテから足の松尾根登山口までは胎内市がチャーターしたシャトルタクシー(料金500円)が運行されています。始発の時刻は5時30分で、登山口まで10分程度です。
 奥胎内ヒュッテ手前の駐車場にはたくさんの車両が止まっていたので、山は満員なのかなと思いましたが、これらの車両は奥胎内トンネル先で工事が行なわれている発電ダム工事の関係者とのこと、この日足の松尾根から登った登山者は私だけでした。
 奥胎内ヒュッテでは霧雨が時々来る程度でしたが、足の松尾根登山口からは小雨になり、姫子ノ峰の手前まで降り続いていました。
奥胎内ヒュッテ手前の駐車場 足の松尾根登山口 姫子ノ峰

 足の松尾根はその名の通り、木の根が網の目のように尾根上を覆っています。木の根は濡れていると滑り易いので、雨模様の日には注意が必要です。また岩場が二か所あり、濡れているとこうした所も滑り易いので、慎重に通過します。
尾根の岩場 尾根を覆う木の根1 尾根を覆う木の根2

 尾根を進むと谷を挟んだ向こう側に滝が見える「滝見場」があり、一息入れるには良い場所です。
 大石山が近づくとまた小雨が降りだしました。大石山すぐ手前の西ノ峰から先はガスって何も見えません。大石山はもちろんガスの中です。

 大石山から頼母木小屋までの尾根にはたくさんのお花が咲いていました。小雨、霧雨の中でしたが、思いのほか早く大石山に到着し時間がたっぷりあったので、お花の写真を撮りながらゆるゆると小屋に向かいました。
滝見場からの滝 大石山手前170mほどの西ノ峰 大石山

 頼母木小屋は小雨の中ガスに包まれていました。
 小屋の入口には「山岳スケッチ画展」の看板が掲げられ、紅白のテープが渡されています。残念ながらテープは私の到着前に既にカットしてしまったとのことでした。

 大石山からの途中2人組の登山者とすれ違った際、小屋でのスケッチ画展の話の中で、長部さんと一緒に写真を撮らせて頂いたとうれしそうに話されていました。ならば私もと、長部さんと一緒に並んで写真を撮ってもらいました。

 私は写真を撮り終えた後小屋を後にしましたので、雨具を着けています。この時雨は小雨ではなく本降りでしたが、長部さんは雨具を着けずに雨の中付き合ってくれました。
ガスで霞む頼母木小屋 小屋の入口に「山岳スケッチ画展」の看板が 長部さんと一緒に

 以下は小屋の中のスケッチ画展の様子です。
 写真はほとんどが逆行なので、私のカメラと腕ではちゃんとした写真には撮れていません。実物の展示はもっともっとりっぱに映えています。

 以下は小屋周辺のお花の紹介です。雨模様のお花はちょっと珍しいかも。