会山行紀行文 2017年
 6/29(木)
晴れ
(うしくびやま)
牛首山
1970m
参加者 (紀行文) 1968 N/K
単独
(男性1名) (写真) 1968 N/K
≪コースタイム≫
実川渓谷ゲート(4:43)…オンベ松尾根末端渡渉点(7:16)…月心清水(8:57)…一服平(9:31)…早川の突き上げ(10:46)
…牛首山…折り返し点(11:34)…(お昼休憩29分)…牛首山(13:42)…早川の突き上げ(15:04)…一服平(15:29)…月心清水(16:13)
…オンベ松尾根末端渡渉点(17:10)…実川渓谷ゲート(19:00)
≪紀行文≫
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 阿賀町の天気は 本日と明日までは晴れ、その後は雨模様が続く予報でした。どこの地域も雨マークが続きそうな時期、しばらく山に行けそうにないと思うと ”今回は思いっきり歩きたいな!” 

 二週間前に初めてトライし、天気も良く、上部雪渓から降りてくる人の様子を眺めながら、1675m付近でゆっくりお昼を食べ、楽しく過ごしてきました。今度はいつかなと思っていた所、各地雨模様の中で、今日この辺りだけ晴天のプレゼントがありましたので、飯豊連峰の大日岳から南側に下がる尾根上にある牛首山を目指しました。

 目覚めてすぐに支度をして出発しますと、間もなく薄暗い山の輪郭が見え始め、夜明けが早いのを実感します。

 登山口は自宅に近い阿賀野川を遡り、阿賀町の日出谷付近で実川に入ります。
 実川に沿いを奥のほうに進んでゆくとゲートがあり、以下のような旨の登山者への注意事項が記されてありました。

     @アシ沢の仮設の橋は撤去した。
     A渡渉は河口付近の本流との合流点付近。
     B水量の多い場合は渡渉のできない場合がある。
     C登山道は草木が茂っていて不明瞭。
     D充分な装備による自己責任の安全登山を心がけるように。

 駐車場には (湯ノ島小屋に前泊したという) 長岡ナンバーの車が1台止めてありました。

 鈴を鳴らしながら整備された林道を1時間半程歩くと ”このルートの名物?” 暗くて長いトンネルがありました。
 噂通り真っ暗なんですね。暗闇の中 所々に石が転がっていたり、バチャバチャと水が出ていたりで又、閉所恐怖症の自分には大きな難関でした。怖いねぇ〜  (^_-)-☆

 オンベ松取り付き尾根への渡渉の仮設橋は 看板に書いてあった通り撤去されてありましたので、裸足で渡渉しました。冷たい水でした。

 ストックをしまって 両手で木を掴みながら這い上がる尾根道もすぐに緩やかになりホッとします。

 左右の谷底からの沢音しか聞こえない 誰もいない山容を見回すと飯豊の山の深い所にいるんだなと実感しました。

 月心清水に着くと早速、水の確保に行きます。水場の水流はさほど多くはありませんでしたが合計2.5?を今後に備えました。

 徐々に勾配がきつくなってきて、又足元も良くなく、ロープやブッシュなどに?まりながらザレ場の山道で高度を稼ぐと、記念碑が建っている見晴らしの良い平な所に出ました。

 此処が一服平かな?飯豊山から連なる三国岳、、、鏡山、、、立石山、、、高森山、、、とよく見えていました。

 一寸先の雪渓の所で休憩を入れアイゼンを着けると一気に早川の突き上げを登り切ります。
 ようやく大日岳が見えてきました。最高の気分になりながら牛首山に到着。

 牛首山からの大日岳はすぐ目の前でしたが体力も使い果たし、この先は厳しく感じました。
 ここからは不要なものをここに置き、行ける所までチャレンジする事としました。

 大日岳までは後わずかでしたが、12:32分標高2000m〜2050m辺りを前進限界とし、少し下がった雪渓で冷やして置いたお昼を頂きました。

楽しい1日でした。