会山行紀行文 2017年
 6/6(火)
晴れ
(おおあさひだけ)
大朝日岳
1870m
参加者 (紀行文) 1968 N/K
単独
(男性1名) (写真) 1968 N/K
≪コースタイム≫
大石橋(5:12)…大玉沢出合(6:39)…北大玉山(9:13)…平岩山(10:00)…大朝日岳(11:12(昼)11:59)…平岩山(13:06)
…北大玉山(13:51)…大玉沢出合(15:59)…大石橋(17:28)
≪紀行文≫
 〜〜今頃になると登りたくなる山。花の時期にはまだ早かったが快晴だった。〜〜 

 登山口は 祝瓶山の登山口と一緒で、歩き始めから真っ先に吊り橋を渡る。 途中から大朝日岳への分岐となり、沢沿いの道を歩く。

 最初の吊り橋の他にも、少し揺れる三か所の吊り橋を恐る恐ると渡る。薄い鉄板の上を歩く橋、丸太の滑りやすそうな(オッカナイので)しゃがむように腰を低くして渡る橋。

 これらの他にも沢を渡り、鈴を鳴らしながら林道を1時間半程歩き最後の吊り橋を渡るとようやく蛇引き尾根の始まりに着く。

 結構急な道を登り休憩したくなる頃に祝瓶山が見えてくる。青緑色の山と白い雪とのコントラストで彩られるどっしりと尖った山頂だ。

 すぐ先に美味しい蛇引きの水場がある。往復13分くらいの場所だ。

 この急騰を登りきると祝瓶山と反対方向に大朝日岳から西朝日岳、袖朝日岳が視界に入ってくる。

 次の北大玉山までもきつい急登なのだが稜線を見ながらの登りは楽しい。このあたり時期になると姫小百合、コケモモ(?)なども咲いていたのだが、今日は見当たらない。

 北大玉山手前の分岐で、祝瓶山から縦走してきた若者と合流した。北大玉山からは先行してもらう。
 その先はいったん高度を下げてからの平岩山への登りとなるが此処もきつい。色の濃い青紫のシラネアオイが所々に咲いていた。
 この辺りにも水場があり帰りに汲んだが、雪渓で塞がっていて下まで下がったので往復18分程かかった。

 平岩山は朝日鉱泉へ至る分岐点でガスると迷い易い所でもあるらしい。
 ここからは歩く道も植物の様子もがらりと変わる。ザレた道にチングルマなどの高山植物が咲いているはずだが、、、時期が早すぎた。

 大朝日岳がいっそう大きく見える。ひたすらそこを目指して登り続ける。まだかまだかと思うがついにへばってしまって一息入れていると先行した若者がもう降りてきた。

 蚋が多い。どこもかしこも蚋でいっぱい、ゆっくりはしていられなかったとの事だ。確かに多い。半端でない、、、。気を取り直して上に向かう。

 大朝日岳からの祝瓶山は必至に登って来たためか実に素晴らしい。難儀な山道ではあるのだがこの山道はどこの場所にも魅力がある。
 来年も来れるかな?