≪紀行文≫ |
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〜〜空、雪渓、新緑のコントラストが素晴らしい〜〜 |
梅雨入り直前の晴れマーク予想を観ながら、「よし、行こう!大雪渓に行こう!」と決定し、急遽白馬に向かう。
日程が合えば、一泊どまりで山頂を往復したいところだが、今日一日しか無いとの事情から、大雪渓で戯れることにした。
県境のトンネルを超え、小谷、白馬へと車を進める車窓に素晴らしい展望が飛び込んできた。
残雪が白く輝く白馬三山(鑓、杓子、白馬)が青空とのコントラストが素晴らしく、しばし道路端に止め見入ってしまった。
登山口の猿倉荘駐車場には平日にもかかわらずすでに十数台の車が停まっており、その後ろに白馬岳が輝いていた。
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車窓から観た白馬三山 |
猿倉の駐車場から白馬岳を見上げる |
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駐車場から少し登ると、猿倉荘。未だ営業していないのか人気は無かった。
ここで、トイレなどをお借りし、登山準備を整え、山荘の左わきから樹林帯を登って行く。 新緑がとても美しい。
登り切ったところが林道との出会いでここからはしばらく緩やかな林道歩きとなる。 |
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登山口の猿倉荘 |
猿倉荘脇に分かりやすい道標 |
ここで林道と合流 |
林道を進み始めてすぐに、白馬鑓温泉への分岐点を示す標柱がある。未だ方向を示す板は外されたままで柱だけ建っていた。
更に林道を進むと眼下に流れる沢の向こうに白馬三山や小蓮華への尾根が美しく観えた。 |
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鑓温泉への分岐点 |
林道を歩いていると右側が開け、白馬鑓や白馬、小蓮華につながる稜線が |
長走沢の残雪を眺めながら進むと、右手に大きな滝のように水爆音を轟かせる砂防ダムが目に入る。
やがて林道も終わり、登山道に入るも、そこからはたっぷりの残雪。
しばらく登ると雪解けの水量が多いため渡渉できる場所が見当たらず、少し上流の厚みのある残雪部を慎重に渡ることが出来た。 |
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長走沢 |
滝のような様相の砂防ダムの水 |
水量が多くて渡る場所がありません |
やがて、前方に広がる大雪渓に出る。この付近から白馬尻小屋が見えそうなのだが全く見えない。
やや傾斜のある雪渓を登って行くと、除雪機が蒔く白い雪が煙のように巻き上がっていた。
きつくなった傾斜を登り切ると、おなじみの大岩の看板が見えてきた。そしてその向こうで作業員が小屋の建設をしていた。
この小屋は冬の間撤去され春になると組み立てる方式のようだ。 |
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大雪渓が見えてきましたが白馬尻小屋が見えません |
雪を掘り、小屋はこれから建てるそうです |
観ていても、作業の邪魔になるので、雪渓の上部を目指した足を進めた。
降りてきた登山者から「この上にシラネアオイが群生していますよ」と言われたものの、登れど登れど白と黒の世界で花らしきものは観えなかった。
途中、適当な雪原で景色を楽しみながら昼食タイムとした。しかし、山頂から下がってきた雲が覆い始め気温がどんどん下がっていった。
暖かいコーヒーも直ぐ冷めてしまうほどの寒さの為、早めに昼食を済ませ更に上に進んだ。 すると、右手の岩場に紫の花のようなものが見え、近寄ってみるとシラネアオイだった。 |
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白馬尻小屋を後に雪渓を登って行きます |
ここで昼食休憩としましたが「寒い」 |
寒くなったし、雲が覆い始めきたので、今日はここまでとし、下山することにした。
途中、白馬尻小屋を観ながら「次来るときはお世話になりますね」と思い。雪渓を後にした。
下山途中、咲き乱れる「ふきのとう」少し頂く。(しばらくは、ふき味噌が食卓を飾りますね) |
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名残惜しいですが雲覆いはじめ気温も下がってきましたので下山開始。 |
白馬尻の小屋作業は続けられていました。 |
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≪白馬の花々≫
大雪渓に向かう林道や登山道には、遅い春がやってきたような花々が咲いていました。
サンカヨウ、シラネアオイ、ニリンソウ、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマ、 等々群生しており感動。特に大雪渓で出逢ったシラネアオイは素晴らしかった。 |
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