≪コースタイム≫ 谷町九丁目交差点（8：10）…�@真言坂（8：15）…生国魂神社（8：20-8：30）…�A源聖寺坂（8：40）…�B口縄坂（9：00）…愛染堂（9：05） …大江神社（9：10）…�C愛染坂…�D清水坂（9：15）…清水寺（9：20）…�E天神坂…安居神社（9：25）…�F逢坂（9：30）…一心寺（9：30-9：45） …四天王寺（9：50-10：00）…夕陽丘…生国魂神社…谷町九丁目交差点（10：20）＝地下鉄＝長居公園（10：50-12：30）

≪紀行文≫ 〜〜〜歴史を感じながら天王寺七坂を歩く〜〜〜   　OB会があり大阪へ。昨年は時間の余裕があり、金剛山に登ったが今年は半日しか余裕が無いので山を諦め、少し骨のある「天王寺七坂」と言う街（寺社）巡りをしてみました。  　先ずは出発地点の谷町九丁目（大阪市営地下鉄谷町線）の交差点からスタートです。 　ここは谷町筋と言う大通りが通っており、東側がビジネス街で西側が寺社ばかりと言っても過言でない程の地域。 　交差点を西に向かって下って行くと、左側に“真言坂”があります。 　真言坂はこの付近のお寺が真言宗だった為、名づけられました。 　登り切ったところには“生国魂神社”の一角に突き当たります。　  　ここから入ってもいいのですが左に回って正面に行きます。 歩いたコース（クリックで拡大） 谷町九丁目スタート地点 �@真言坂 真言坂の突き当り（生国魂神社の一角） 　“生国魂神社”はこの周辺が海だった時代から立っていて大阪で一番古い神社と言われています。 　美しい境内には「勝ち運の神様」「商運の神様」「家造りの神様」「芸能の神様」「学業の神様」「縁結びの神様」「魚屋の神様」「諸芸の神様」等が並んでいます。 生国魂神社  生国魂神社の敷地内に建つ様々な神社 　次に“源聖寺坂”  に向かうのですが、道筋はお寺ばかりと言いても過言ではない位の寺町です。車が通れない源聖寺坂を下りきると松屋町筋にでます。ちなみに源聖寺坂とはこの入り口に立つお寺が源聖寺と言います。 　ここも西側がビジネス街で東側に寺が並びます。その一角に“新選組大坂宿跡”がありました。 階段状の源聖寺坂 寺が立ち並ぶ 新選組大坂宿跡  　新選組大坂宿跡から少し進むと左側に“口縄坂”があります。口縄とは蛇のことで、この坂が曲がりくねっているためにそう呼ばれるようになりました。口縄坂を上がって狭い路地を進むと“愛染堂”と言うお寺があります。ここは名の通り“愛”にご利益がある為若い女性がお参りしていました。そのすぐ隣には“大江神社”がありとても静かでした。その神社の直ぐ左に“愛染坂”があります。 口縄坂 愛染堂 大江神社と愛染坂(左） 　 愛染坂の途中から左の小路を入っていくと“清水坂”にでます。清水坂も名の通り清水寺に登って行く坂で、途中に“玉出の滝”があるそうなのですが見つかりませんでした。代わりに石垣一面に広がって咲いていた藤が綺麗でした。 　清水寺の墓地を進むと“清水の舞台”？、京都で超有名な名前と同じで、そこからは大阪名物“通天閣”が見えました。中学3年まで通った柔道場が通天閣の近くにあります。 清水坂 清水坂の石垣に藤の花が一杯 清水寺の“舞台？”から通天閣が   　清水寺の舞台から降り、狭い路地を抜けると、綺麗な石畳の“天神坂”に出ます。 　天神坂を横切るように登っていくと“安居神社”があります。この神社は真田幸村が戦死した静かな所ですが、境内では若い女性がおみくじの読みながら大騒ぎをしており、何か違和感を感じました。 天神坂  安居神社 真田幸村戦死の地と記されています 　安居神社を出ると車の往来が激しい通りに出ます。ここが“逢坂”です。 　逢坂を挟んだ反対側に“一心寺”と言う、大阪ではかなり有名なお寺があり、大勢の方で賑わっていました。  　このお寺は、納骨された遺骨で仏様を作り奉納することで有名で、家康がここに大阪夏の陣や冬の陣が置かれた場所としても有名。 　真田幸村が戦死した安居神社とは目と鼻の先で幸村がいかに家康に迫っていたかよくわかります。  一心寺入口 一心寺本堂 本道脇に八重桜 　最後に訪れたのが“四天王寺”です。  　このお寺は聖徳太子が建立した七大寺の一つで、特定宗派に偏らない八宗兼学の寺とされています。それを裏付けるように浄土真宗の親鸞聖人や真言宗の弘法大師の像が建ち入口には何故か鳥居まで建っています。 　敷地内では古着屋、骨董屋、干物屋等々変わった店が多数出展していました。 四天王寺  親鸞聖人  弘法大師 　四天王寺を後に、谷町九丁目を目指して谷町筋を歩き、変化に富んだコースを楽しみました。    　 　後はOB会が開かれる長居公園近くのグランドまで行き、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。