会山行紀行文 2017年
 1/6(金)〜7(土)
快晴
(おおひらやま)(りゅうがだけ)
大平山・竜ヶ岳
1295m   1485m 
参加者 (紀行文) 2070 S/F
7名
(男性4名・女性3名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
≪.1/6(金)晴れ≫
新潟駅南口(6:05)=関越=県央=中央=富士五湖=山中湖IC=長池公園(11:15-11:35)…34番登山口(11:45)
…大平山山頂(12:40-13:20)…飯盛山(13:35)…長池山…長池公園(14:35)=精進湖(15:25-15:30)=本栖湖(16:15-16:55)=宿
≪1/7(土)快晴≫
宿(4:30)=キャンプ場駐車場(4:35-4:40)…竜ヶ岳登山口(4:50)…石仏展望台(6:00)…竜ヶ岳山頂(6:45-7:50)…往路…登山口(9:15)
….駐車場(9:25)=宿(9:30-10:20)=西湖=いやしの里根場=河口湖=中央=県央=関越=新潟駅南口(16:45)
≪紀行文≫
                        〜〜〜富士五湖と富士、そしてダイヤモンド富士を堪能〜〜〜

 昨年は2回訪れるもいずれも天気に恵まれず富士の絶景を拝むことが出来なかった。一昨年まで毎年素晴らしい富士を観てきたのにと悔しい思いをした。
 今年はそのリベンジとして仲間と大平山と竜ヶ岳を訪れることにした。

≪1/6(金)晴れ≫
 いつものことだが県境を越えると青い空と眩しい太陽が迎えてくれた。
 途中渋滞もなくほぼ予定通りに山中湖畔にある長池公園に到着。大平山登山口はこの公園から少し歩いた“34番”と書かれたところにある。

(クリックで拡大)
歩いた登山道 長池公園から山名湖畔歩いて登山口に向かう

 登山口からは、しばらくは別荘地の間を登っていくが、やがて登山道に入り、やや分かり辛い登山道を登っていくとやがて広葉樹の日が当たる分かりやすい登山道になるが斜度が増してくる。
 その林も抜けると青空が開け、前方に山頂への稜線が観えて来る。
別荘地の間を登っていく 明るく開けた登山道 稜線が間近に

 稜線に出ると、左折し進むと間もなく広い山頂に到着する。
 山頂からの展望は素晴らしく、山中湖を挟んで富士が大きく望め、遠く南アルプスも望めた。
 素晴らしい展望をおかずにゆっくりと昼食を頂いた。  
山頂からは山中湖を挟んで富士の大展望が楽しめる 富士を観ながらゆったりと昼食休憩

 山頂での楽しいひと時を過ごした後、飯森山や長池山等のアップダウンを繰り返しながら展望の良い稜線歩きが続く。
 やがて、長池山を過ぎると山中湖に降りる分岐点、ここから山中湖を目指す。
 下っていくと舗装道に出るが、このままこの道を下っても山中湖に降りるがそれでは遠回りとなるので、直ぐ林間コースに入らなくてはならないが少々分かり辛く経験者でないと入ることに躊躇すること間違いなし。
飯盛山山頂 この分岐で山中湖方面に進む  一旦舗装路に出るが、この先が要注意

 道標もなく暗い林の中をどんどん降りていくと、民家が観えて来て山名湖の長池公園に出る。
 予定通りに下山できたので精進湖に立ち寄り、子抱き富士を観る事にした。その後いったん本栖湖畔の宿に立ち寄り、対岸の赤富士絶景ポイントの向かう。

 多のカメラマンンや観光客が立ち並んで富士に向かったカメラを構えていた。

 我々もとても寒かったが刻々と変化し赤みを付けてくる富士に幾度もシャッターを押し続けた。
 
 地元のカメラマンが「今の季節は紅富士で赤富士は夏の季節ですよ」と教えてくれた。

 変化行く“紅富士”を楽しんだあと宿に戻った。

 宿では名物のイノシシ鍋と鹿肉ステーキが待っていた。   
宿名物の獅子鍋と鹿肉ステーキ
精進湖畔から観る子抱き富士 本栖湖畔から観る赤(紅)富士
≪1/7(土)快晴≫
 凍える車のエンジンをかけ空を見上げると満天の星空。
 今日のリベンジダイヤモンド富士は大丈夫と思いつつ登山口近くの駐車場に向かう。

 駐車場にはすでに多くの車が停まっており、登山準備のヘッドランプも観える。
 指先が寒さで痛むも、準備を済ませ登山開始。何せ真っ暗な林の中を進むので迷わないように歩かなくてはならない。

 最初の展望台までは結構急な九折の登山道が続く。
 展望台に着くもかすかに富士のシルエットが観えるも写真にはならず。

 次の展望台(石仏)まで来ると富士のシルエットもはっきりとしてくる。

 徐々に明るくなってくる九折の登山道を登っていくと、熊笹が取り囲んだ広い山頂に到着。

 冷え切った山頂の笹は真っ白に霜が覆いかぶさっていた。

(クリックで拡大)
歩いた登山道
展望台付近からはクッキリと富士のシルエットが浮かぶ 山頂直下の熊笹越しに観える富士

 山頂は多くの登山者がダイヤモンド富士を待っていた。
 そのころには赤く染まった空に冠雪した富士がくっきりと観える。「今日は大丈夫」
 振り返ると冠雪した南アルプスも美しかった。
ダイヤモンド富士を待つ登山者 冠雪した南アルプスの山並み

 しかし、待てども待てどもダイヤは現れない。そして寒さの為、手足の感覚が無くなってくる。靴の中に入れたホッカイロが効かない。
 ペットボトルの水が凍ってくる。足をばたつかせ、手を揉み待つこと約一時間…「出た〜あ!」一斉に歓声が上がった。
 見事なダイヤモンド富士となった。もう寒さを忘れてシャッターを押し続けた。
見事なダイヤモンド富士を観ることが出来た

 見事なダイヤモンド富士を堪能した後は宿に戻り暖かい朝食を頂く為、下山開始。
 真っ青に晴れ上がった青空と素晴らしい遠望を楽しみながら無事下山。
 下山途中宿の女将さんに電話し到着予定を伝えた、宿に戻り次第暖かい料理を出してもらうためだ。
展望台(石仏)から山頂付近を振り返る  下の展望台から眼下に本栖湖、遠くに南八 登山口に無事下山

 宿に戻り、冷え切った身体を温めてくれる美味しい朝食が待っていた。
 朝食後新潟に戻るわけではあるが、西湖、河口湖と回った。これで富士五湖全てを観たことになる。
 西湖では“いやしの里根場”に立ち寄りのどかな体感をすることが出来た。

 帰路も渋滞にはまることなく予定より少し早めに戻ることが出来た。
 昨年のリベンジからおつりが出そうな素晴らしいダイヤモンド富士を観ることができた大満足の山旅だった。
“いやしの里根場”と後方の富士