会山行紀行文
No−127
グレード:C上
2017年
 10/21(土)
曇り
(ゆのさわだけだけ)
湯ノ沢岳

  964m
参加者 (紀行文) 2052 M/T 
23名
(男性10名・女性13名) (写真)20151S/T 2186K/K
≪コースタイム≫
新潟駅南口(5:00)=聖篭新発田IC(5:30)=湯ノ沢ダム(8:10)…母狩山分岐(10:45)…湯ノ沢岳山頂・昼食(11:15-12:00)…母狩山分岐(12:15)
…湯ノ沢ダム(14:30)=新潟駅南口(18:30)
≪紀行文≫
〜〜〜手応え充分、黄金色の湯ノ沢岳〜〜〜

 山行案内に湯ノ沢岳とありました。山形県?はて?初めて聞く名前です。すぐに申し込みました。
 お恥ずかしい話ですが、摩耶山には登ったことがありましたが、摩耶山が連峰を成していることを知りませんでした。そして、湯ノ沢岳がその摩耶連峰の一つで、摩耶山に次いで2番目に高い山ということを知ることができました。

 連日、雨予報が続く中、幸いにも今日は曇りの予報。Kリーダーの初山行に、お天気の神様からの大きなプレゼントでした。バスの中、少し緊張気味に挨拶されるリーダーに、参加の皆さんから「頑張れよ!」と励ましの声援と拍手が湧きました。

 出発時の新潟は小雨模様、道中も厚い雲がなかなか取れません。鶴岡西インターを降りる頃からお天気は回復、天気予報は大当たりです。 湯ノ沢川沿いの細い林道では、ジェットコースターに乗ったような?アップダウンを何度か経験。運転手さんにご苦労をお掛けしましたが、定刻より早く湯ノ沢ダムの駐車場に着きました。

 湯ノ沢岳はガイドブックに信仰の山とありました。まさにその通り、駐車場の対岸に鳥居が見えています。
 リーダーのコース説明にあった「痩せ尾根、岩場、鎖場・・・、要注意!」が頭をよぎります。
 出発前に、湯ノ沢岳大権現に今日の無事を祈りました。
湯ノ沢ダム駐車場 橋を渡って出発 手を合わせ無事を祈る
登山コースの案内  しばらくは林道歩き  ワラビ畑を抜け 

 20分ほど、林道を歩き登山口に到着。寒さを心配しましたが、歩くと汗ばむほどです。
 登山口には立派な標柱が立ててあり、地元の人に愛されている山のようです。
 登山口からはすぐに鎖のついた階段、これがなかなかの急登。
早や山頂への標識 ここが一合目登山口 すぐに急登が始まる
 登り始めの急登は辛い、二合目で休憩です。
 Hさん差し入れの柿、リーダーの奥様手製のクッキーの美味しかったこと。ごちそう様でした。
 二合目から471mピークを過ぎ、四合目までは比較的平坦な尾根歩き。ブナの原生林は黄金色に染まり、時にはトンネル状になり、その歩きは快適そのもの。
こんな標識もあり ブナ林のトンネル 二合目のブナ巨木

 スラブが露出し、険しい山容の湯ノ沢岳が見えてきました。「リーダー、山頂は近そうに見えますが・・・」に、グルっと回るからまだまだと言う答え。稜線を覆いつくす見事な紅葉・黄葉を励みに頑張るぞ!

 五合目、六合目と急登が続き、ブナ平に到着。
信仰の山の名残 スラブ状の湯ノ沢岳
痩せ尾根・木の根注意!
休憩はしっかりと   やっと六合目 登りの順番待ち
あのピークを目指し 岩場は慎重に! 母狩山への分岐

 ブナ平はその名の通り、道は平坦となり黄金色のブナ林は、急登での疲れを癒してくれました。 
 さあ、それからが大変、痩せ尾根に鎖場あり、岩場の通過ありと気が抜けません。

 主稜線の分岐に出て、やっとホットすることができました。

 「山頂まで、あと20分!」と言うリーダーの掛け声で、よ〜し、最後だ、もう一踏ん張り、頑張ろう!
二番目におおきな木 山頂への最後の休憩 山頂についてほっと一息

 あいにくと鳥海山や月山は雲に覆われ全容は見えませんでしたが、日本海まで見える眺望は素晴らしいです。
 眺めをおかずに楽しい昼食をとり、名残惜しいですが下山することに。
山頂の標識
日本海を眺め昼食   湯ノ沢岳山頂での集合写真(2186 K/K) 

 分岐からの岩場の下りが心配! 慎重に、慎重に、時間をかけてゆっくり下ります。

 ようやく六合目に、これで危険個所が終わったぞ!グッドタイミングで、Nさんから干し柿の差し入れです。
 干し柿をほおばり、元気を回復し、皆さん無事に登山口に到着することができました。


 リーダーさん、お疲れ様でした。
 初山行で何かと気苦労が多かったかと思われますが、素晴らしい山行をありがとうございました。
 手応え充分、眺望のよさ格別の湯ノ沢岳山行にみな様は大満足でした。
 今後のご活躍と、次回の山行を楽しみにしています。
 干し柿で元気を回復
 下りは慎重に! 下山は紅葉・黄葉に染まりながら@
下山は紅葉・黄葉に染まりながらA 登山口まであとわずか  お疲れ様でした!