≪コースタイム≫ ≪1日目≫
新潟駅南口(6:05)=磐越道新鶴PA・IC(7:35)=御池(10:20ー10:30)…上田代…ノメリ田代(昼食 12:00ー12:30)…裏燧橋
…三条の滝(14:50ー15:10)…温泉小屋(16:30)(泊)
≪2日目≫
温泉小屋(7:00)…見晴(7:30)…白砂峠…沼尻…長蔵小屋(昼食11:10ー11:50)… 大江原湿原…沼山峠(13:00−13:20)=御池(14:00)
=磐越道新鶴IC・PA=新潟駅南口(18:20) |
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≪紀行文≫ |
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〜〜〜錦秋の尾瀬に感謝しながら〜〜〜 |
≪第1日(10/9)≫
バスに揺られること4時間あまり、尾瀬への玄関口御池ターミナルに10時半に到着。
1500mの高地とあって、駐車場のまわりの山々はすでに秋の佇まい、朝日を受けた木々の葉が黄金色に輝いている。
男性4名を含む14名のメンバーは、はやる気持ちを抑えながら準備体操。
さあ出発 高原の爽やかな空気を胸いっぱいに吸い込み 燧ケ岳登山口の標識を左に見ながら、木道を歩き始めた。
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御池バス停と奥に駐車場、登山口 |
登山口から歩きやすい木道 |
木道に入ってすぐに燧ヶ岳との分岐点 |
今回はその山麓を左まわりりに、沼山峠まで2日間で歩く周回コースだ。
天神田代まで色づきはじめた雑木林の小道を一列になって進む。
ほぼフラットだが、木道が滑りやすい個所では互いが声をかけあいながら正午まで歩き、大木の根っこの所でランチタイム。
お菓子やぶどうもとてもおいしい。
燧裏林道に入り、吊り橋の手前で笑顔の全員写真。
兎田代から三条の滝への岩場の道でその笑顔が少し消えかかったとき、女性の間から時々ゲラゲラと大きな笑い声がして、気持ちが軽くなるようだった。
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草紅葉が美しい田代を歩く |
燧裏林道の吊り橋(裏燧橋) |
尾瀬ヶ原、三条の滝分岐 |
三条の滝と平滑の滝のあたりは梯子場もあって、気が抜けなかった。
深山に轟音を響かせる滝の前でほっと一息。 紅葉も一緒に記念写真。 |
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温泉小屋へは4時半に入った。
ありがたきかな山の温泉、身もこころも芯から癒されるようだ。
夕食は里の宿屋とあまり変わらないご馳走。
リーダー持参のワインで「カンパ〜イ、いやーよかったネ」の声に一同頷きながら、夕食。
部屋に帰って、ウイスキーを傾けながらのベテラン山談議が8時まで続いた |
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温泉小屋 |
≪第2日(10/10)≫
夜中に雨の音が聞こえたので心配したが、秋晴れの朝を迎えた。
6時半の朝食の時、大きなガラス窓の外には、一面の草紅葉がひろがり、遠く山すそに白樺の木々が朝の光に映えている。
7時10分小屋を出てすぐ、赤田代の草原のはるか彼方に至仏山が姿をみせた 澄み切った青空山頂に白い雲が浮かび、これぞ尾瀬の絶景 皆の歓声が雄大な大自然に包みこまれるようだった。
若いカップルや小学生を連れた家族連れが見晴十字路の方から木道を歩いて来る、「こんにちは」のあいさつがすがすがしい。
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温泉小屋から見晴十字路に向かう途中、草紅葉とその向こうの至仏山に感動し集合写真 |
見晴で一息入れ、絵にしたいような紅葉の山小屋の間を抜けて燧ケ岳見晴新道登山口を右折、白砂峠へ向かう。
山道を赤や黄色の木々が飾り、シャッタータイムを求める声が連続した。
運搬用のヘリコプターの轟音が山麓に響き渡る。
少し険しい峠道から解放され、尾瀬沼が見えてきた、しかし沼尻の茶屋が見当たらない。 最近火事で焼け再建工事中だった。
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見晴十字路の原の小屋 |
紅葉に囲まれ白砂峠に向かう |
沼尻に小屋は無かった |
残念だったが、次に来るときには茶屋で甘酒を飲みたいなどと言い合いつつ、10時すぎからの1時間、湖畔の道を水辺の景色を眺めながらゆっくりと歩いた。
山々に囲まれた静かな湖面に心が和む大江湿原へ降りると、三本カラマツのむこうに休憩地の長蔵小屋が木立のなかに見えてきた。
土産店の前のベンチを借り、温泉小屋のおにぎりで腹ごしらえの後、夏のニッコウキスゲの面影を残した長い木道を進み、沼山峠をめざす。 山道にたちばなごぜんが小さな赤い実をつけていた。
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湖畔の道を水辺の景色を眺めながら |
大江湿原三本カラマツから長蔵小屋を |
大江湿原から燧ヶ岳を望む |
途中、木立の間からわずかに沼が見下ろせる展望台で短い休憩をとり錦秋の尾瀬に感謝しながら、旅の名残を惜しんだ。
沼山峠から御池までの20分ほど シャトルバスの車窓から谷を埋め尽くすばかりの紅葉に息をのんだ。
2時、御池を出発する頃は曇り空だったが、ついに雨は落ちてこなかった。
楽山会と渡辺リーダーの日頃の精進のおかげと参加者全員感謝しつつ、帰路についた |
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沼山峠に向かう途中振り返ると尾瀬沼が |
沼山峠に到着 |
御池に向かうバスの車窓から |
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