≪紀行文≫ |
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〜〜〜天空の楽園:黄金色の山頂湿原〜〜〜 |
苗場山2145m、毎年一回は登る大好きな山です。
いつもは和田小屋から登るのですが、休日は朝早く来ても車の止め場所に苦労する人気の山です。
広大な山頂湿原にある四角いベンチに靴を脱いで縁に横になって、ビール飲みながら風に揺れるワタスゲ見てるといつのまにかウトウトとしてきて…自分にとって最高の贅沢なんですね。
今年は休日には天候が不安定だったりしてほとんど登ってなくて、今回も一週間前から天気予報を見ていましたが、ころころ予報が変わって一喜一憂でした。
バスから見る山は低い雲が立ち込めていましたが、雨は降らない予報です。
当初祓川コース和田小屋から小赤沢に降りる予定でしたが当日、諸事情により小赤沢コースからのピストンに変更になりました。
こちらから登るのは自分で運転していくにはかなり遠回りになるので会山行で一回登ったきりです。
その時はガスって寒かった記憶があるので、今回は厚目のウェアにお湯もたっぷり持ってきました。 |
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苗場山の天気予報(“てんきとくらす”より) |
今回の登山コース(クリックで拡大) |
新潟駅南口、後ろは尾瀬周遊 |
秘境秋山郷に向かうバスの中で、ここに住んでいる人は冬は大変だろうなぁと思いながら右に左に揺られながらまもなく三合目登山口に到着。灰色の空は青空に変わってました。
出発前リーダーから途中ぬかるんでいるので、スパッツつけたほうがいいとのこと。 |
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小赤沢三合目登山口 |
青空だけどスパッツつけて |
さて登るよー |
ここから標高差835m・約3時間半の登りです。
陽が差して思ったより暖かく、登りで汗だくに。
下の方は紅葉は始まったばかりで、うっすらと色ずいて高度が上がるにつれて色濃くなっていきます。
休憩をはさみながら一合目毎に立っている標識を目安に泥とぬかるみに苦戦しながら登っていくのですがこの泥道ハンパないです。
ダチョウ倶楽部ならお尻向けて『絶対押すなよ』と言っちゃいますね(笑)
六合目を過ぎると急登になって、ロープと数ヶ所のクサリ場がありました。
登りではそうでもないのですが、足元が滑りやすいこともあって、降りるときに苦労しそうな予感! |
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最初の30分がきついのね |
色づいた木々が眩しい |
クサリ場、ロープが慎重に |
難所を過ぎると、まもなく湿原の端っこにあたる坪場につき、池塘が点在する広大な湿地帯の展望が開けました。青空も広がって草紅葉が輝いてます。
この雄大な景色を満喫しながら山頂まで天空の遊歩道を歩きます。
九合目を過ぎると一旦短い樹林帯に入り、泥と歩きにくい岩の道に間違っても転びたくないと足元に注意して歩いたのですが、「ズボッ」足首近くまでハマってしまいました(泣) |
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出たぁ\(^o^)/ |
池塘に青空、白い雲 |
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急登もうひとがんばり |
景色に見とれても足元注意 |
気持ちも晴れる広大な景色 |
まもなく小屋到着。山頂標識で集合写真を撮って小屋ベンチで昼食タイム。
寒いかなぁと思って持ってきたインスタントの甘酒にお湯を注ぎながら、この天気ならビールにすればよかったぁと。
あ!食べるのに夢中で昼食風景撮り忘れましたm(_ _)m |
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小屋みえたよ |
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小屋(交流センター)到着 |
山頂にてはいポーズ^^ |
お腹も一杯になって、さて下山です。
ピストンというと、登って楽しんで終わりで、あとはサッサと降りてしまおうという感じですがこのルートは降りながらまた頂上平原の景色を長らく楽しめるんですよね。
この楽しみは祓川コースでは味わえません。
同じ道でも登りとは違う景色を楽しみながら歩いているとまもなくガスってきました。それもまたいい雰囲気です。
今のうちに格子状に作られた滑らない木道のありがたみを感じながらやがてまたはじまる泥との戦いに臨みます。
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登った時とは違う景色 |
草紅葉に池塘 |
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ガスって幻想的 |
わっ、真っ赤! |
さて下山はやっぱり登り以上に大変です。クサリ場も慎重に降りていきます。 |
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時々見える紅葉の景色に心落ち着かせて、ゆっくりと。 |
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16:35 三合目登山口に無事到着!人の良い運転手さんが、お帰りと迎えてくれました。
全行動時間7時間10分。お疲れ様でした。今回は転ばずに下山できました。
が、脚元は泥んこ選手権優勝です(笑) 天気にも恵まれ、暑くもなく寒くもなくいい山行でした。
お二人のリーダー、SL、そしてみなさんのおかげで苗場山がいっそう好きになりました。
ありがとうございました。 |
実際は写真より綺麗です |
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滑りそう(汗) |
お疲れ様でした |
泥だらけ^^; |
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