≪紀行文≫ |
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〜〜〜紅葉の安達太良山は絶景〜〜〜 |
安達太良山は、仙台から東京へ移り住み、そして新潟へと住まいは変わっても、アプローチしやすい山で私の山歴の中では登山回数が一番多いのではないかと思われます。その登山も二本松側からがほとんどで、山頂に登るたびに眼下の沼ノ平噴火口を眺め、二本松側に似ずその荒涼とした風景に驚かされたものでした。
一度は噴火口側を歩いてみたいと願っていましたが、それがようやくTリーダーの沼尻コースの山行で実現することが出来ました。
快晴の予報を楽しみに新潟を出発。県境は快晴を予感させる「晴れっ霧(はれっきり)」、バスは一路沼尻温泉を目指します。
温泉からはスキー場内のガタガタ道。バスの揺れと共に体もあっちへこっちへ。駐車場はすでに多くの車が停まっており、さすがに百名山、人気の山です。
出発前に新人さんの紹介がありました。入会して初めての山行という男性のIさん、もう一方は女性のIさん、こちらは2回目の山行とのこと。
さあ!ご一緒に頑張りましょう。登山口から登り始めるとすぐに白糸の滝の展望台です。滝はどこどこ?思ったより遠く、身を乗り出してやっと見ることが出来ました。なかなかの滝でした。 |
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新人さんの紹介 |
登山開始 |
遠望の白糸の滝 |
展望台からは少し登りになりますが、そのあと分岐までは平坦な道となり、モミジにウルシ、ツツジの紅葉を楽しみながらの歩きとなりました。 分岐からは硫黄川へ一旦下ります。硫黄川の流れはその名の通り白濁し、温泉の噴煙が上がり、安達太良山の火山活動の一端を見ることが出来ました。硫黄川沿いを、時には渡渉をし、更に上流に登ります。 |
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紅葉の障子ヶ岩方面 |
硫黄川を渡る |
温泉の噴煙 |
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湧き出る源泉(T/J) |
湯の花採取小屋 |
更に上流へ |
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沢沿いを歩き |
渡渉をし |
岩に映えるナナカマドの実(T/J) |
鉄山の尾根へは200m近くの登りになります。奇岩を見ながら、ザレ場に足元を中止ながら、要塞のように続く岩壁を目指して登ります。
岩場は、ストックを持ち合ったり、足の置き場を教え合ったり、お互いに助け合い登りました。
胎内くぐりだけは太きも細きも自力で通り抜けなければなりません。ザックを下ろし、ほふく前進でクリアしました。
ようやく尾根の上に出ましたが、眼下は絶壁。リーダーよりこれよりの歩きは、右側を十分注意するようにと話がありました。
(P1040096)(P1040098)(PICT0028(2))
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奇岩を横目に |
ザレ場を歩き |
要塞のような岩壁 |
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岩場は助け合って |
抜けれるかな?胎内潜り |
断崖絶壁の上に立つ |
アップダウンの少ないの尾根歩きは快適です。安達太良山のおっぱい型の山頂も見えます。
自衛隊の遭難慰霊碑「石楠花の塔」、その向こうに鉄山避難小屋見えています。この辺になると登山客の多いこと。今朝がた、磐梯山SAで会った新発田山の会のグループにもまたもお会いしました。 |
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切れ落ちる断崖(T/J) |
尾根歩きにホットし |
石楠花の塔 |
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もうすぐ鉄山避難小屋 |
沼ノ平を眼下に |
異次元の沼ノ平 |
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周回路から安達太良山への道は、人の波が続きます。
山頂下の広場で昼食をとることになりました。
山頂へは各々で行くことになったので、食事を済ませ山頂へ向いますが、ここも鎖場では順番待ち。
安達太良山の最高峰に立ち、智恵子抄の青い空を体験、それにしてもこんなに人の多い山は久々のことでした。 |
馬の背を渡り |
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この上が山頂 |
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山頂の標識にタッチ |
山頂標柱の前で記念写真 |
下りは、右側の切れ落ちに注意しながら、船明神山、障子ヶ岩の歩きとなります。
時には岩場下りに緊張し、また、錦秋の山並みを楽しみながら高度を下げて行きました。
途中より、登山道の木々の背丈が低くなり「頭注意!」の声が続き、頭を気にしていると足が泥濘に取られるなど苦戦が続きました。
分岐に出てその苦労も終了。登山口まであと僅か、足取りも軽くなり駐車場に到着することが出来ました。
リーダーさん、そしてご一緒してくださった皆さん、とても良い山行でした。ありがとうございました。 |
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下山開始 |
狭い岩場の下りも慎重に |
池の眺めも絶景! |
≪錦秋の山並みを楽しむ≫(T/J)
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