会山行紀行文
No−097
グレード:C上
2017年
 9/3(日)
曇り・晴れ
(こまつばらしつげん)
小松原湿原

  1565m
参加者 (紀行文) 1907 M/E
31名
(男性9名・女性22名) (写真) 1907 M/E
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:02)=巻潟東IC=栄PA=ニューグリンピア津南=小松原登山口(9:03)…下ノ代(10:15)…中ノ代(11:20)
…上ノ代(11:45-12:15)(昼食)…登山口(14:15)…ニューグリンピア津南(14:45-15:10)=新潟駅南口(17:45)(解散)
≪紀行文≫
〜〜〜従来ルートでは遠く厳しかったが〜〜〜
 小松原湿原は昭和52年県高冷地農業技術センターに勤務したとき、小松原試験地を担当した。
 この試験地へは大場集落から林業専用道路を通り行っていた。
 その試験地の近くに小松原湿原の登山口の看板があり、一度行ってみたいと思っていたが、1年で県園芸試験場内野試験地勤務を命じられ転勤した。
 この林道専用道路を利用し会山行をしたいと考え、いろんな所に当たってみたが、「ダメ、途中の道路が崩れている」との答え。

 それなら、小松原開発地からはどうかと?昨年下見を行った。
 ニューグリンピア津南脇の営農道路にはゲートがあり「営農の邪魔になる」と、昭和57年の営農開始以来営農関係者以外の通行を禁止していた。
 ゲート脇に駐車し、登山口、下ノ代まで確認した。この小松原登山口まで車で来れれば、時間的には可能と確信した。

 営農地で農家と話をし、「入るにはどうしたらよいか?」と聞いてみた。「十日町市役所中里支所地域振興課に聞いてみたら」との答え。
 相即、市役所にお願いに行った。答えは「ダメ、昔から営農者以外入れないことになっている。ただ、農家組合が良いというなら別」

 それで農家組合長の氏名と電話番号をお聞きし帰宅した。
 夜、電話したら幸運にも畑でお話しした方が農家組合長であった。
 「私は良いと思う。ただ私一存では決められない。11月に農家組合の総会があるので皆の意見を聞いてあげる」との答え。
 総会後電話で結果を確認したら「いいですよ! ただ計画書をくださいね。」との答え。
 ヤッタ! すでに今年度山行計画には提案してあったのですが。

 8/31に下見に行った。ニューグリンピア津南脇営農路ゲートの解放により小松原登山口まで徒歩での登りで約100分、下りで約70分を大幅に短縮できることを確認した。


 台風15号の影響で、天気予報が日々変わる状態。最終的には「曇り一時雨」。
 当日の天気は曇り、湿原では晴れ、下山口近くで通り雨に遭ったが下山口は晴れ、雨具を着用しなかった者も濡れることはなかった。

 参加者が31名と多くなりバスを2台とした。

 憧れの小松原湿原であるが、従来ルートでは遠く厳しい。参加者の約8割が初めてであった。なかなか来れない場所だったようである。

 下ノ代までは穏やかな登り、中ノ代までに少し急登があるが、その後はまた穏やかな登りで上ノ代(小松原避難小屋まで5分程手前)に到着した。所用時間は登り192分、下り120分で楽々日帰りができることが確認できた。
ニューグリンピア津南展望台より、
沖ノ原段丘・河岸段丘崖を望む
ニューグリンピア津南展望台より、
ニューグリンピア津南・米原段丘
ニューグリンピア津南展望台より、
高野山・天上原段丘・河岸段丘崖
下ノ代近く登山口にある小松原湿原の看板 木道 池塘
中ノ代への登り 中ノ代の湿原を行く
上ノ代の木道で昼食 中ノ代、金城山との分岐で

 参加者からは、春のお花の時期、秋の紅葉・草紅葉の時期にまた来てみたいとの要望があった。
 豪雪地なので消雪時期、登山道の残雪量等、今後研究が必要である。