≪紀行文≫ |
|
|
〜〜〜炎天下の沢登りは実に爽快!〜〜〜 |
五頭山塊の地形図に沢を入れてみると、網の目のように無数に線が描かれる。これは、まるで人間の毛細血管のようにも見える。
今回、会山行として計画されたのは、その中の大荒川水域、二ノ倉沢である。
松平山から山葵山の稜線登山道近くにその水源を持ち、登山口の魚止滝へと続いている沢である。
地図によってはエノクラ沢とも表記されている。
初心者向きの沢、藪漕ぎはほとんどなしとして募集されていたが、最終的に9名の参加となった。ただ、五頭山塊は標高こそ低いものの流れ落ちる沢の傾斜は侮りがたいものがあり、我々の技量では登れない滝もいくつかあった。そこは高巻をしたり、ロープやシュリンゲで確保したりするのであるが、初心者にはかなりハードであったとは推察された。でも炎天下に滝の飛沫を浴びながら登る爽快感は何事にも比し難いほど楽しいものであった。 |
(クリックで拡大) |
|
|
|
歩いた軌跡 (青が沢登り、赤が尾根下り) |
魚止滝を横に見ながら出発。大雨が降るとこの橋は流されるので鎖で止めてあった。 |
今日の魚止滝です。水量は若干多め、エメラルドグリーンの釜は実にきれいだった。 |
|
|
|
しばらくは山葵山への登山道を歩き、急な崖を降りるといよいよ入渓です。 |
ここから沢登りが始まりますが、改めて装備のチェックです。 |
五頭の沢は小さいながらも急峻な滝が多くあります。次々に越えて進みます。 |
|
|
|
正式名は知りませんが、白糸の滝でしょうか、落差10m美しい滝です。 |
沢はきれいなところばかりではありません。
蜘蛛の巣があったり流木も沢山あります。 |
どんどん進みます。登れない滝は脇を高巻きますがそれがまた大変なのです。 |
|
|
|
飛沫を浴びながら滝の横を攀じ登ります。 |
沢登りは普段使わない筋肉も使い全身運動です。 |
エゾアジサイ、沢でもお花は見れますが愛でる余裕はありません。 |
|
|
|
一休みのついでに記念写真を撮りましょう。 |
段々流れが細くなってきましたが、滝はまだまだ沢山現れます。 |
まずベテランが登って、上からロープで確保します。 |
|
|
|
ついに流れは無くなり藪に突っ込みます。
この沢は藪は少なくすぐに尾根に出ます。 |
予定より時間はかかりましたが松平山の登山道870m地点に登り上げました。
思わずリーダーとハグ。 |
山葵山で遅い昼食を食べながら苦しくも楽しかった沢登りを振り返りました。 |
|