会山行紀行文
No−081
グレード:C緩
2017年
 7/29(土)
曇り時々雨
(おぜりゅうぐうじゅうじろ)
尾瀬竜宮十字路周遊

参加者 (紀行文)1833 M/N 
18名
(男性9名・女性9名) (写真) 1833 M/N
≪コースタイム≫
新潟駅(6:00)=(北陸道・関越道)=沼田IC(8:35)=鳩待峠(9:50−10:15)…山ノ鼻(11:15−12:00)…牛首分岐(12:40−50)
…ヨッピ橋(13:25−35)…牛首分岐…山ノ鼻(14:50−15:05)…鳩待峠(16:05−25)=新潟駅(20:25)
≪紀行文≫

 久し振りに歩く尾瀬ケ原を楽しみにしていたが、生憎の天気にテンションは下がり気味。
 降りしきる雨の中で雨具を着るはめになったが、装備が整えば皆さん不思議と元気漲り足取りも軽く出発。

 流れ落ちる水は石畳を洗い更には木道を伝う、滑らない様にいつもより慎重に歩く。
 緑濃き鬱蒼とした樹林帯を下ること1時間、川上川の水音が大きくなってきてうす曇りの空が見えてくると山ノ鼻はすぐそこです。
 賑やかな声が聞こえてきます。

 スタート時の雨は上がっていて大勢のハイカーが楽しく食事中。私たちも仲間入りして予定を早めお昼ごはんにします。
 山ノ鼻は尾瀬を訪れる人々のおよそ5割が利用する入口拠点でもあります。

 食事を終えてさあ木道歩きの再開です。
 牛首まで40分の湿原には赤紫色のノアザミ、やや小ぶりの白いヒツジグサ(未の刻に咲く?)が咲いています。

 ワタスゲ(果穂)は雨に濡れてびしょびしょ。トキソウ、コバギボウシの姿は見えれどもニッコウキスゲは遠くわずかに確認できるほどで、群生はいずこにあるのかなあ…。

 たどり着いた分岐での休憩タイムに、傍らの家族連れからニッコウキスゲの情報を聞いたところ、私たちが目指す竜宮十字路付近よりもヨッピ橋のほうが幾分、楽しめそうという話です。

 ならばとこの先の雨も考えて計画の一部を変更し直接ヨッピ橋へ向かうことにします。
コオニユリ  ノアザミ
カキツバタ ヒオウギアヤメ 小雨に霞む至仏山 ヒツジグサ

 歩きだして程なく小雨に煙る木道をこちらへ向かう人が現れた、まるで梯子を背負うかのような背負子姿の歩荷さんです。聞けばこの先の東電小屋まで60キロの荷物を運んできたそうでただただ驚く私達であった。
 やがて情報どおりに、木道の近くにニッコウキスゲが現れ始めた、数は少なめですが鮮やかな黄色い花はなんとも美しい姿です。一日花とは本当でしょうか、少ないとは言えそれでも会えてよかったです。今年は開花時期が早いようでした。

 さらに雨が強くなったところでようやくヨッピ橋に到着、小休憩もそこそこに鳩待峠へもどることにします。

 雨の中の木道歩き本当にお疲れ様でした。
ニッコウキスゲ
歩荷さん ヨッピ橋にて

 本日の全行程15.6q標高さ200m所要時間4時間30分(休憩除く)の尾瀬ケ原竜宮十字路周遊山行を大きな事故もなく終了。
 参加者全員の頑張りと班長さん、SLの皆さんのご協力に心より感謝いたします。