会山行紀行文
No−080
グレード:C-D
2017年
 7/25(火)
雨後曇り
(やひこやまたいまつとざん)
弥彦山松明登山

  634m
参加者 (紀行文) 2216 S/K 
28名
(男性15名・女性13名) (写真) 2216 S/K
≪コースタイム≫
弥彦駅(14:10)…弥彦神社(14:30)…九合目・夕食(16:00‐16:40)…奥の院・山頂行事(17:05‐55)…九合目出発(18:20)
…五合目・たいまつ点火(19:00)…弥彦神社・社頭行事(19:50‐20:00)…市中行進…弥彦駅・解散(20:20)
≪紀行文≫
〜〜〜一度は経験したい、弥彦山たいまつ登山〜〜〜

 弥彦燈籠祭りは重要無形文化財に指定されている日本三大燈籠祭りのひとつ。
 その祭り行事として弥彦神社の燈籠神事「弥彦山たいまつ登山祭」が行われている。
 昭和29年から新潟県山岳協会の協賛で実施され今年で64回とのこと。

 たいまつ登山は、弥彦山の山頂で御神火を頂いたたいまつを弥彦神社に運び、その後市内を行進する。
 具体的には山頂でお祓い、玉串奉奠を行った後にたいまつを手に下山、5合目で点火して弥彦神社へ。
 その後、隊列を作って神社から弥彦駅までの約1kmを20分かけて行進する。

 前日県内は佐渡地方に50年に一度の大雨警報が発令されるほど大荒れの天候。
 (それが影響してか、会からの参加人数は51名から28名に減少)
 しかし、当日は午前中大降りだった雨も徐々に治まり、山頂に到着するころには上がってくれた。
降雨のため駅内でミーティング 何度もご苦労様ですと声を頂く あっちこっちでお神輿ワッショイ
燈籠の境内を歩き神社の拝殿へ
まずは拝殿にお参り 雨の中完全装備で高度を上げる、蒸れでサウナ状態
 クルマユリに励まされながら足を運ぶ 9合目のテラスで休憩と食事   雨が止み、多宝山が姿を見せる
雨にもめげず、怯まず、たいまつ登山に参加されたメンバー 
神様の霊がまつられている山頂の神廟でお祓い、玉串奉奠等の行事が行われる
日本山岳・スポーツクライミング協会会長による講演会 たいまつの準備は整っています
雨が上がった越後平野を望む 新潟楽山会の提灯が先導し、たいまつを手に下山開始
濡れた登山道を慎重に下る 5合目で点火、燃え盛るたいまつを手に高度を下げていく
♪ドン、ドン、ドーン♪鼓笛隊の力強い太鼓に先導され、隊列を作って神社へ
燃え盛るたいまつが神殿前に集合、神々しく壮観な光景が感動的
たいまつの火で煌々と輝く社殿前で社事が執り行われる
燈籠が並ぶ境内をたいまつの隊列が一の鳥居へ 一の鳥居をくぐり、いよいよ市中行進が始まる
沿道から拍手、拍手
行進中に花火が上がり、空を彩る花火がお祭りを盛り上げる 沢山のありがとうに感激

 今回初めて参加したたいまつ登山
 ・たいまつの炎が列を作って真っ暗な登山道を降って行く光景は感動的。
 ・神社の手前から先導する鼓笛隊(ボーイスカウト)の太鼓の響きに気持ちが鼓舞される。
 ・公認された大人の火遊びか、数年早い聖火ランナーか、はたまた闇夜に乗じて敵陣に攻め込む時代劇のヒーローか、非日常の経験に胸躍らせる。
 ・歴史ある弥彦神社の神事に微力ながら協力できたことで感じる誇りと喜び。
 ・商店街を優勝パレードのように行進しながら、沿道からいただく沢山の「ありがとう」の言葉とたくさんの拍手に感激。

 新潟にいるなら一度は体験したい個性的で魅力いっぱいの山行。
 天候の影響で現地でのキャンセル、連絡なしキャンセルへの対応等で大変ご苦労されていたリーダーに感謝しながら、夜空を彩る大輪の花火に見送られ帰路についた。