会山行紀行文
No−061
グレード:C上
2017年
 6/20(火)
晴れ
(めあらいしみず)
目洗清水

1539m(地蔵岳)
参加者 (紀行文) 2136 M/N 
20名
(男性9名・女性11名) (写真)1396H/K 2048Y/N
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=新発田IC=道の駅「おぐに」(7:30)=大日杉小屋登山口(8:45-9:00)…長之助清水(9:55)…地蔵岳(12:00-12:37)
…目洗清水(13:20-13:35)…地蔵岳(14;25-14:40)…長之助清水(16:00)…大日杉小屋登山口(17:00)=新発田IC=新潟南口(20:00)
≪紀行文≫
〜〜〜少しで行けそうな飯豊「切合小屋」も良く見えました〜〜〜

 北陸地方までは梅雨入りしましたが、新潟地方は晴れの予報が続いて明日は雨で梅雨入り?という。早朝から雲一つない晴れの当日を迎えました。(翌日に梅雨入り宣言しましたが……)
 南口を予定通り出発、新発田ICから二人乗車し全員揃った。
 Кリーダーさんから朝のご挨拶とコース説明がありました。去年は通行止めがあり迂回せざるを得なく遅くなったとのこと。今年は問合わせたら真っすぐ登山口までバスで行けるとの事、これまたラッキー! 緑の渓谷沿いを走って道の駅「おぐに」でトイレ休憩をとり、予定通り「大日杉小屋」に到着。
 身支度を整えて9:00出発。
スタートの準備OK

 樹林帯の急な登りを20分位進むと「ザンゲ坂」の鎖場の難所が見えて来ました。2ヶ所に連ねた鎖を跨いで急斜面を全員が登り切った。
 晴れ続きだったのか足元は良く助かりました。下りはもっと注意しないと、と思いながら登り切った所で休憩に。
何を思って登るのか「懺悔坂」
 
 急登が続き「長之助清水」の看板の前で2回目の休憩(標高1000m)。

 10分位登ると白い看板に「御田」と記した大樹に出会う。誰かが「この樹は神が宿る樹だな〜」と。つい無事を祈り手を合わせました。

 右も左もウラジオヨウラク、白いオオカメノキ、ピンクのツツジ、足元にはまだ残るイカリソウ、イワカガミ……前方には残雪の飯豊本山がスッキリと姿を見せてくれ、近づいたと歓声が上がりました。
ピンクのツツジ
「長之助清水」での休憩 「御田の杉」 スタートして90分、暑くて喉が渇く
新緑の登山道より飯豊を眺める

 少し登ると雪原の滝切合(だまし地蔵1409m)に着く、「地蔵岳」を目の前にして休憩をとる。進むと一面雪の稜線に出た。青い空と、ところどころ新緑と大きな花びらのタムシバ、足元には黄色のキジムシロが咲き、ルンルンと越えると「地蔵岳頂上」に到着(12:00)

 三角点にタッチ。「疲れたね〜」と、あちこちから……「ここでお昼です」とリーダーの声。
 木陰が無く暑く、おまけにブヨがいて油断できない。でも憧れの飯豊本山の眺望を楽しみながらのランチは最高でした。
 「目洗清水」に登る人、12:35分出発。行かない人5人はここで待っていて貰う事に。行きは殆ど下りで、私はリュックを置いて身軽で行ったので楽でした。
 20分程下ると、シラネアオイ、ハクサンチドリの満開と、咲き始めのヒメサユリ……お花を愛でながら歩く事50分。目的の「目洗清水」の雪原に到着。もう少しで行けそうな飯豊「切合小屋」も良く見えました。いつか登れるかな〜と、淡い望みを持ちつつ絶景を後にする。

 帰りは登りで雪解け水のグチャグチャを気にし、花々に励まされながら「地蔵岳頂上」に1時間で戻る事が出来ました。
 全員揃って15分休憩して、14:40分往路を下山開始。
「だまし地蔵」より飯豊山を望む ようやく「地蔵岳」に着きました 地蔵岳での芽吹き
飯豊を眺めながら地蔵岳で昼食
何を食べてもおいしいですね
飯豊をバックに集合写真    

 急な下りで慎重に。少し余裕か?ブナの大樹が目についた。「長之助清水」で休憩。暑くて飲み干した空ボトルを持って、崖っぷちを横切り清水を汲みに。足場が悪く交代で汲む事に。冷たくて美味しく何よりでした。
 暫く進むと、ザンゲ坂の鎖場に出る。後ろ向きに慎重に鎖を使って全員通過できました。

 生い茂った道を抜けると登り囗の「大日杉小屋」に無事に到着。
 30分程予定より遅れましたが、青空と、お花畑と残雪ありの感動の山旅でした。「目洗清水」まで無事登れた事に、リーダーさんに感謝・感謝です。参加者の皆さんにも本当にお世話になりました。楽しい一日をありがとうございました。  
ザンゲ坂の下り(ウワァ〜コワッ!)  シラネアオイが沢山咲いていました  無事に大日杉小屋に戻ってきました

≪今回の山行で出逢えた花々(上掲載以外)≫
オオカメノキ   タケシマラン(良〜くみると葉の下に花が咲いてます)  ハクサンチドリ
ヒメサユリ  イワカガミ  カタクリ 
ミツバツチグリ  ホウチャクソウ  イワウチワ