≪紀行文≫ |
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〜〜〜展望とお花畑を満喫〜〜〜 |
≪6月18日(日)栗駒山 曇り≫
予定通りに新潟駅南口を出発し磐越道、東北道を走り栗駒山の登山口いわかがみ平に到着。
下界は晴ているが山頂は雲の中です、「晴れてくれ〜」と祈りながら登る。石ころをコンクリ-トで固めた中央登山道を行く。
小一時間も歩くとしだいに土の登山道に代わっていた。既に森林限界を過ぎているので周りはさえぎるものがない。
気温が低く時々強風が吹きつける。合羽などを着て寒さをしのいだ。
ガスの流れが速く時々残雪模様がキレイな山頂を見る事が出来た。陽も差し始めたのでテンションが上がり元気が出る。 |
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石ころをコンクリ−トで固めた
歩きにくい中央登山道を行く |
残雪がキレイな栗駒山が見え出した |
冷たい風が強く合羽を着る |
山頂に着くと展望は望むことができなかったが秣岳(まぐさだけ)への縦走路や雲海に浮かぶ鳥海山がキレイに見る事が出来た。
日曜日だったので多くの登山客でにぎわっていた。お昼を食べてから今日の最大のクライマックス「秣岳」を目指すことにした。 |
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時々残雪を横切る |
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雲海に浮かぶ鳥海山 |
栗駒山山頂で集合写真を撮る |
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秋田県側は寒くもなく暑くもない時々陽がさす縦走路でとても気持ちがいい。
登山道の両脇にはミツバオウレン、イワウメ、コイワカガミ、ヒナザクラ、ミネズオウなどが群生していて高山植物を楽しむことができた。
急な下りもあったが幾つかのアップダウンを繰り返し木道のある草原「天馬平」で休憩をした。
ミヤマリンドウ、ミツガシワ、ワタスゲがキレイなところですがまだつぼみで少し早かったです。
ここから岩場を抜けしばらく行くと秣岳に着いた。秣岳は展望がきかないのですぐに下山開始。
残雪や、いやらしい急斜面、雪解けの泥んこ道、に苦戦しながらブナ林を下り須川湖登山口に着いた。 |
イワウメ |
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イワカガミ |
天馬尾根から昭和湖と龍泉ケ原を望む |
秣岳と天馬尾根の縦走路 |
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ヒナザクラ |
天馬尾根の木道と湿原 |
須川湖登山口に着いた |
≪6月19日(月) 焼石岳 晴≫
秋田県側の東成瀬3合目から焼石岳へ登り岩手県側の中沼登山口に降りた。
民宿から登山口の3合目まで林道が狭くてマイクロバスが入れなかったので“民宿お山”の大将さんから自家用車で送ってもらった。
お山の大将さんありがとうございました。 |
このコ−スは10年位前に登った時にクマに遭遇したことがある、秋田のクマは人食いグマと報道されていたり、お山の大将さんでは今もマタギをしていて夕食料理にはクマ汁や刺身が出てきたのでクマの仕返しが心配だ。
肉は柔らかく癖がないので私は美味しかったです。
登山口でクマ出没の看板を見て少し心配になった。用意していたクマ鈴をつけ笛を吹きふき歩くことにした。
登山道はよく整備された緑深いブナ林を歩き、マイズルソウやツバメオモト、ミズバショウ、リュウキンカ、シラネアオイ、ハクサンチドリ等々を眺めながらほぼ平坦な道を行く。
胆沢の支流を3回ほど渡渉しながら行くと焼石沼に出た。近くの湧き水「命の水」は冷たく美味しかった。 |
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胆沢支流の渡渉 |
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所々にリュウキンカが咲いていた |
ミズバショウ |
シラネアオイ |
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残雪とミズバショウ |
命の水は冷たかった |
ハクサンチドリはまだつぼみだった |
雪解け水が川のように流れているところをバシャバシャと歩き、残雪を登っていくと東焼石岳と焼石岳への分岐に出る。
西焼石岳、横岳、焼石岳、三界山、南本内岳、鳥海山が見えてくる。
快晴ではないが晴れて風もほとんどありません、朝のうちは気温が低く清々しく気持ちがいいです。 |
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シラネアオイと鳥海山 |
西焼石岳とメンバ− |
鳥海山とメンバ− |
今回はお天気も良かったので、計画では予定していなかった「東焼石岳」に足を延ばして見ることにした。
ここは知る人ぞ知る「姥石平のお花畑」がびゅうポイントです。
時間的には1時間強ロスしてしまったが、北海道や北アルプスなどに勝るとも劣らない素晴らしいお花畑だ。
皆さん「うわ〜素晴らしい」の連呼で大感激でした。 |
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ミネザクラと早池峰山 |
姥石平のお花畑と焼石岳 |
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姥石平のお花畑とメンバ− |
姥石平のお花畑 |
左から横岳、月山、焼石岳 |
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東焼石岳の山頂でくつろぐ |
チングルマ |
姥石平のお花畑を行くメンバ− |
少し遠廻りしたが姥石平から泉水沼を通って焼石岳に登った。360度の大展望でした。昨日登った栗駒山や遠く早池峰山、岩手山、月山、鳥海山を望むことが出来た。
お昼を食べ集合写真を撮り十分楽しんでから下った。 |
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ハクサンイチゲ、ミヤマシオガマのお花畑 |
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ミヤマシオガマ |
焼石岳集合写真 |
心配した幾つかの雪渓や急斜面の雪渓は緩んでいたのでアイゼンは使用せずに降ることが出来た。
雪解け水で登山道はぐちゃぐちゃ道となり歩きにくかった。そんなところにはリュウキンカ、ミズバショウのお花畑が現れ癒されます。
休憩地点の「銀名水」の水は頭がツンツンするほど冷たく美味しかったです。 |
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急な雪渓を下る |
雪渓が終わるとミズバショウがお出迎え |
銀名水で休憩 |
どんどん下り上沼のリュウキンカを見て、中沼のコバイケイソウを愛でて中沼の駐車場に1時間30分遅れで下った。 |
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次々と雪渓が現れる |
そしてまたまたミズバショウや
リュウキンカが迎えてくれる |
ミズバショウと横岳の残雪 |
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足場の悪い木道 |
そして泥んこ道が続く |
上沼にてコバイケイソウと横岳の残雪 |
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遅れた時間を取り戻す為にお風呂の時間を30分切り詰めたりした。
結局新潟駅南口には20分遅れまで挽回して到着することが出来ました。
メンバ−の方のご協力に感謝いたします。 |
泥んこ道が続く |
リュ−キンカがキレイな中沼 |
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