≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=菅平牧場P(9:30-9:50)…根子岳(11:40-11:50)…大隙間十字原(12:20)…中四阿分岐点(13:10-昼食-13:40)
…四阿山(13:50-14:00)…中四阿分岐点(14:25)…中四阿(15:25)…菅平牧場P(16:30-17:00)…新潟駅南口(20:25) |
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≪紀行文≫ |
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〜〜〜何回「いいね」の言葉が出たことでしょう〜〜〜 |
今回のコースは菅平牧場を出発し、最初に花の百名山の根子岳に登り、そこから日本百名山の四阿山へ縦走して牧場へ戻る。
既に長野県は梅雨に入っていて、今日の天気予報は「曇り」。
正直に言うと、私にとって四阿山は最近まで名前も知らず、読み方も分からない地味な山(えっ、百名山なの!)。
初めて登る今回の山行も、雨が当たらずレンゲツツジが見られれば良いな位の期待で参加。
ところがどっこい、その期待は良い意味で大きく裏切られることになる。
身支度を整えて出発、牧場の開放的な風景にさっそく「良いね」の声が上がる。
少し歩くとお目当てのレンゲツツジが登場、オレンジ色のツツジに、あっちからもこっちからも「良いね」「良いネ」の声。
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リーダーからコース説明 |
緑の牧場にオレンジのレンゲツツジ |
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登山道をレンゲツツジが彩る |
右に、左に、そして、前にもレンゲツツジ |
牧場を過ぎると樹林帯へ、白樺やダケカンバの白が新緑の緑に映え、これも「良い」。
標高が上がるとツツジは蕾に変わり、所々で三つ葉ツツジが姿を見せる、その鮮やかなピンク色がまた「良い」。
山頂までひたすら登りが続くが、勾配が緩やかなためさほど息は上がらない。
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蕾のレンゲツツジも良いネ |
ピンクの花は三つ葉ツツジ |
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緑、白、オレンジに彩られた登山道を進む |
頭上には若草色の新緑 |
樹林帯を抜けると斜面を熊笹が覆い、石がゴロゴロした登山道を登りきると2207mの根子岳山頂。
正午近くとあって多くの登山者が休憩中、私たちの昼食は四阿山の手前(中四阿分岐点)、その四阿山が雲の中から姿を現し始める。
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登りが続くが傾斜が急でないため歩き易い |
山頂が近づき、高い木が少なくなる |
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左は根子岳山頂の祠、右に四阿山 |
あまりの絶景に足を止めて写真をパチリ |
根子岳から一旦150mほど降るが、降り始めの岩場から望む景色が実に素晴らしい。
眼下に広がる大隙間十字原を熊笹が若草色に染め、その上を(クリスマスツリーのような)針葉樹の濃い緑が覆い、正面の四阿山の山肌をダケカンバが彩る。
「良いね!日本じゃないみたいな風景だね、」「アルプスのような風景だね」の声が上がる。
しかし、鞍部の大隙間十字原から見上げる四阿山の大きいこと、これからここを登ると思うと気が重くなる。
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ご存知イワカガミ |
山桜が咲いている |
四阿山を正面に見ながら一旦降りる |
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正面に四阿山、麓には熊笹に覆われた大隙間十字原が広がる |
約300mの登りはシラビソの根や岩がむき出しになった急斜面、空腹によるエネルギー不足もあって中々終わらない。
ようやく中四阿分岐点にたどり着き、振り返って観た根子岳の遠いこと。よく歩いて来たものだ。
晴れていればここから八ヶ岳、北アルプスが観えるというが今日は雲の中。
それでも急登を登り終えての昼食は嬉しい、広々とした草の上にめいめい指定席を作りお弁当を広げる。
急登で汗をかいたが、このエリアは風が無く陽のぬくもりが感じられて気持ちが良い。
「こんな場所でお昼が食べられるなんて幸せだね、良いね」の声が聞こえる。
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後方の根子岳が遠〜い |
昼食場所の中四阿分岐に到着 |
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シラビソの坂は胸突き八丁 |
広々としたエリアで待ちに待った昼食をいただく |
昼食後は荷物を置いて空身で2354mの四阿山山頂へ。
リーダーから「ザックはここにまとめて置いて行きます、盗まれたら・・仕方ないな」(これが妙に私のツボに嵌り、一人笑ってしまう)
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空身で四阿山の山頂へ |
祠の前に整列し笑顔で記念撮影(どこか卒業写真のよう) |
山頂をピストンし、リーダーの「いっきに菅平牧場へ下ります」の声で下山開始。
高度を下げながら、四阿山を振り返るとダケカンバが山肌に白い模様を描いている、この景観がまた「良い」。
今日はお日様が顔を出さないため、体感温度が上がり過ぎず、風が霧と一緒に涼を運んでくれるため、暑くもなく寒くもなく、歩き易くて「良い」。
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急坂がなく歩き易いルートを降る |
降りてきた四阿山の山肌にはダケカンバ |
高度を下げ樹林帯に入ると、再びレンゲツツジがオレンジ色で迎えてくれる。
数の多さ、色の鮮やかさに「良いね!」を連発、これで満足と思っていると更に凄いツツジ達が現れ、何度も何度も「良いね!」「良いネ!」
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レンゲツツジが再び登場 |
あっちにも、こっちにも、そして、むこうにもレンゲツツジ |
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レンゲツツジが登山道をパッと明るくする |
見飽きませんレンゲツツジ |
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これでもかとレンゲツツジが咲き誇る |
ふとオレンジ色で新潟アルビレックスを思い出す、ツツジの半分で良いから感動させて欲しい、後半は「良いね」を言わせて欲しい、がんばれアルビ!
オレンジ色の次は新緑の緑で「良いね」、大明神沢の川のせせらぎでも「良いね」をもらって牧場へ。
そして、放牧牛が草原の草を食べているのどかな風景が、最後の「良いね」
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新緑の樹々の中を歩く |
私「クリンソウ」と申します |
川の流れる音と共に歩く |
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新緑に癒しをもらいながら歩く |
登山口に無事到着 |
牛を見ながら「モ〜最高でした」 |
根子岳と四阿山は山頂からの眺望が大きな魅力の一つだとのこと、今日はその眺望が無くてもたくさんの「良いね!」があって、期待を上回る充実した山行を楽しむことが出来た。
四阿山、地味なんて言ってゴメンナサイ、とっても良い山です、さすが百名山。
この出会いと感動を下さったリーダーに(「良い山行をありがとうございました」と)感謝しながら帰路についた。
これまで百名山に興味はなかったが、今回初めて登った四阿山の魅力に触れ「深田久弥が選んだ百名山」へのリスペクトの念を強くした。
紀行文中に「良い、良いね」を多載し、読み苦しく感じられた方にはお詫びをいたします。
合計25ヶ所、今後ギネス認定登録に向けて申請検討するとかしないとか?えっ!もう「いい」大変失礼いたしました。(おわり) |
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