≪紀行文≫ |
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〜〜〜下越の名峰、ヒメサユリが迎えてくれた光兎山〜〜〜 |
足元が濡れている薄曇りの中、中束登山口より上り始め、新緑のプロムナード、続いて心地良い稜線歩きとアップダウン、雷峰まで登れば前方に目指す頂上となりますが最後の急登が待っていました。
今日は風もなく爽やかで、下山する頃には天候も回復し霞も薄れ登ってきた山々も見渡せるようになりました。
途中乗車の方を乗せ揃ったところでリーダーから挨拶と山行の説明。リーダーからの「光兎山初めての方は?」の問いかけに私を含めて数名の方々が手を挙げました。
光兎神社に到着し安全祈願。光兎神社は天台宗の座主、僧円仁(慈覚大師)によって開峰され、郷土の鎮守として尊崇信仰され現在に至っている由緒ある神社。宮司さんから神社のお話も聞かせていただきました。 |
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安全祈願 |
金箔兎神像 |
安全・生命・繁栄・学問の神 |
中束(なかまるけ)登り口にはすでに乗用車が数台、登山支度をしているグループもいました。
身支度を整えすぐに出発。うす曇りの中、湿度が随分と高いものの気温がそれほどでもなくて助かります。長い登山道、「出だしはゆっくりと」とのリーダーの配慮に体を慣らして歩きます。
一時間ほど進んだところで体調が悪くなった会員がベテラン会員Fさんの付き添いのもとに下山。その後、近くの古民家カフェ「元麹屋」で休養し元気に回復したとのこと、またFさんは健脚で山頂で追いつき合流、本当にお疲れさまでした。 |
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身支度を整えて |
中束登山口 |
笹峰休み場ここは通過 |
千刈(ちがり)分岐を過ぎた頃、ギンリョウソウが姿を見せてくれました。しっとりとしたブナ林の中、軽快な足取りで虚空蔵峰に到着。 |
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千刈分岐点 |
ギンリョウソウ |
虚空蔵峰(地形図では奥山) |
虚空蔵峰から少し進んだところで観音峰。ここからの後半はロープの助けを借りたり、足元に注意しながらアップダウンのある登山道。 |
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観音峰で休憩 |
雷峰へ向かって |
まだまだ元気 |
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足元に注意 |
無事に通過 |
ロープの助けも借りて |
ようやく雷(いかづち)峰に到着。
前方にあるはずの頂上は霧がかかり、頂上はどこかなという周囲の声にリーダーの指さすその角度に一瞬たじろぎましたがすぐに冗談とわかり一安心。 |
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雷峰で休憩 |
前方にあるはずの山頂 |
霞んでいます |
ヒメサユリの薄色の清楚な花から色の濃い艶やかな花まで出会う度に声を掛け合いながら歩いていると最後の急登が待ち構えています。 |
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姥石 |
ヒメサユリの道 |
帰りは「登り」 |
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カメラを取り出して |
山頂はもうすぐ |
最後の難所 駒返 |
最後の急登を登り切ったところでようやく頂上へ。
山頂にはすでに数人の登山者。残念ながら360度のパノラマは霞んでいましたが、きっと「また来てくださいね」ということでしょうか。 |
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光兎山二等三角点 |
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山頂で昼食 |
集合写真 |
下りは濡れていることから非常に滑りやすく慎重に降りていきます。 |
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いよいよ下山です |
登ってきた稜線が美しい |
爽やかな稜線 |
雷峰、観音峰、千刈分岐点など要所、要所で休憩を取りながら順調に下山していきます。
足元には登るときには咲いていなかった「シロバナニガナ」の花。
途中、先輩会員Nさんからイチジクの甘露煮の差し入れがありその冷えた甘さに感激し美味しくいただきました。
斜面では時おり木の根に足を取られズルッという音も聞こえてきましたが無事に登山口へ。さすが皆さんベテランぞろい。
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雷峰から山頂を振り返る |
滑らないように注意して |
シロバナニガナ |
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もうすぐ登山口 |
美しいブナ林 |
無事に下山 |
帰りは関川の「ゆーむ」で汗と埃を洗い流し気分も爽快。風呂上りは休憩室で思い思いにビールなどで喉もうるおします。
バスの中は楽しい会話の飛び交う和やかな雰囲気で新潟駅南口に到着。
会員皆さん全員のチームワークの良さにより楽しい思い出に残る山行でした。
初めての光兎山、季節を変えて再び訪れてみたいと思わせるそんな名峰でした。リーダーを始め同行の皆さんに感謝申し上げます。 |
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