≪紀行文≫ |
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トレッキング湯沢Uのルートは「越後三国街道石畳のみち」と称され、貝掛温泉と平標山登山口を結ぶ9.5キロメートルの自然游歩道です。
この遊歩道はとても歩きやすく整備されています。ルートの起点貝掛温泉バス停から標高最高点1020mの二居峠までの標高差は300mですが、なだらかに道が造られているためあまり斜度を感じません。また、二居峠から二居集落への下りは標高差200m、地形図の等高線的にはかなりの急傾斜になっていますが、道は大きな九十九折りに造られているため傾斜はとても緩やかです。
遊歩道には石畳跡が残っています。石畳は明治初年(1868年)に三国街道が国道に編入されて道路改良が盛んに行われた時に敷設されたものだそうです。
明治末年(1911年)清津川に沿って二居に向う新道が切り開かれると、二居峠越えの道は利用されなくなったとのことです。
この日、最高気温は30℃越え、5月末日とは思えない暑い日でした。でもルートは木々に覆われていて、涼しく、蝉の声にすっぽり包まれながら快適に歩くことが出来ました。
二居集落に降り立った時、時間的にかなり余裕があったので、当初予定になかった二居ダムに行ってみました。また、山鳥原公園は通過のみの予定でしたが、ぶらぶらと散策しました。
国道17号線の貝掛温泉バス停には広いスペースがあるので、ゆっくり準備を整えることが出来ます。
バス停からの道は間もなく貝掛温泉に向かう道に分かれ、国道17号線に沿って進みます。しばらく進むとトンネルで国道17号線の下を横断します。 |
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バス停広場でゆっくり出発準備 |
国道17号線に沿って進む |
トンネルで国道17号線を横断 |
トンネルで国道17号線を横断して進むと、沢に架かる橋を渡ります。けっこう趣があります。
遊歩道には「クマに注意」と「バイクや車ははいるな」と書かれた看板が立っています。クマには出会いませんでしたが、入り込んでいる車はありました。たぶん山菜取りでしょうか。 |
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橋を渡ります |
「クマ注意」、「車ダメ」の看板 |
なごりの花 |
遊歩道は木々に覆われ、蝉の声に包まれています。
貝掛温泉のバス停から歩き始めてほぼ1時間、中の峠の茶屋跡に到着です。 |
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遊歩道は木々に覆われています |
中の峠・茶屋跡 |
中の峠・茶屋跡の説明板 |
中の峠を後にして二居峠に向かって歩き出して程なく、高い尾根上に送電線の鉄塔が見えてきます。「まさかあれを越えるんじゃないよね・・」と心配そうな声が聞こえてきました。高低差は70〜80mと言ったところでしょうか、見た目ではもっと高そうに見えます。
二居峠は送電線を越えたその先ですから、まさかではなく越えなければなりません。 |
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二居峠に向かって進みます |
道は大きな九十九折、緩い斜度です |
石畳が残っています |
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順調に進みます |
頑張りましょう |
二居峠は間近です |
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行く手に峠の東屋が見えます |
さぁ、あと一登り |
到着です、東屋が迎えてくれてます |
二居峠からは国道17号線や二居の集落が見下ろせます。そして、和やかに昼食を摂りました。 |
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二居峠から見下ろす |
お昼です |
二居峠から二居の集落への下り、峠直下5mほどは急な下りです。ここがトレッキング湯沢Uの中の唯一の難所です。
二居峠から二居集落への下りは、地形図を見ると等高線が密になっていて、かなりの急傾斜に見えるのですが、道が大きく九十九折に付けられているため、斜面の傾斜に関わらず緩やかに下れます。 |
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峠直下の急傾斜 |
道は大きな九十九折に造られています |
道の傾斜は緩くのんびり下れます |
二居の集落の庚申塚や二居本陣(富沢家)が昔日の三国街道を偲ばせます。 |
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庚申塚 |
二居本陣(富沢家) |
二居本陣の説明板 |
二居集落に下った時点で、時間に余裕があったので、予定外の二居ダムを覗いてみました。
二居ダムからはバスに乗って山鳥原公園に向かいました。 |
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二居ダムへのトンネル |
トンネルを抜けるとダムと発電所 |
ダムの放流口 |
計画では、山鳥原公園は中に入らずに入り口部分を通過して、平標山登山口の駐車場まで歩くつもりでした。ただ単純に歩くより、山鳥原公園を散策したほうが面白そうなので、平標山登山口の駐車場まで歩くことを止め、山鳥原公園を散策することにしました。 |
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この石畳は三国街道を模したものです |
公園内の歩道は広くゆったりです |
皆さん何かを探しています |
≪トレッキング湯沢Uで出会ったお花≫ |
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なんとか 芍薬(?) |
春りんどう |
シャクナゲ |
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