| ≪紀行文≫ | 
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                        | 〜〜〜甲武信ヶ岳登山に参加して〜〜〜 | 
                      
                      
                         
                         私は、100名山踏破などとても望めないと思っている。 
                         深田久弥が自分の感想で決めたものだ。などと多分ひがみ根性もあって、無視の傾向だが、やはり山を全然知らない人でも、NHKの宣伝もあって、「おっ!すごいところに行ってきたのね」などと言われると嬉しくなる。 
                         甲武信ヶ岳は100名山の上に、シャクナゲの満開の時期も重なっているとの事、期待も大きい。 
 
                        ≪1日目(5/23)≫ 
 
                         10;40 西沢渓谷入口に着いた。舗装された道であるが、車は入れなく、ただひたすら歩く。ハイキングコースと並行しているのでここまでは紅葉の時期にはすごい人だとか。確かに新緑のもみじが光を透かして美しい。奥秩父なので、行楽にも都会の人は手頃なのかな。私たちは5時間もかかってようやく着いたのであるが。 
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                        | 出発準備(西沢渓谷駐車場) | 
                        車止め | 
                        林道をひたすら歩く(不安を胸に) | 
                      
                      
                         
                         11;10 西沢山荘に着きいよいよ、徳ちゃん新道にとりかかる。 
                         広いところで、早めの昼食。カラマツが非常に高く、細く、規則正しく並んだ林をつくっており、風でユラユラと動くのだが一方方向でなく、面白い動きをしていた。 
                         
                         12;00出発。ここから急斜面で、90度以上膝を曲げて足を持ち上げて、両手をついて這って登るような状態が続いた。 
                         膝を伸ばして歩くような道は、少なくて本当に大変。 | 
                      
                      
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                        | 西沢山荘と徳ちゃん新道入口 | 
                        急斜面での昼食タイム | 
                        シャクナゲの花 | 
                      
                      
                         
                         ようやく、シャクナゲが見え始めた。疲れも吹っ飛ぶ美しさだ。蕾のころは赤くだんだんと開くとピンク色に変わっていく、更に花1つ1つが大きいのと、目の前に迫ってきているので、その造形を楽しむことができた。 
                         
                         高度が上がっていくと、この辺もあの辺もシャクナゲのトンネル状態なのだろうが、まだ、花は固い蕾となっている。あともう1週間遅ければ、満開かもしれないが、低い方は終わってしまうので、全山の花を楽しむのは難しい。花の命の短さと残念がるしかない。 | 
                      
                      
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                        | ひたすら急斜面を進む | 
                        シャクナゲのつぼみ | 
                        シャクナゲのトンネル | 
                      
                      
                         
                         長い原生林の中で展望も全くない。広く張った根がごつごつとむき出しと、大きな岩に這い上がりがなんどもあり、急斜面で気が抜けない。たまに深く積もった枯葉のやわらかいみちもあって、そこでは感触も楽しんだ。途中、展望が開けると、富士山が目の前にあった。 | 
                      
                      
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                        | 下を見るとダム湖と登山口 | 
                      
                      
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                        |  富士山 | 
                        その富士をカメラに   | 
                      
                      
                         
                         16;10ようやく、木賊山(2469m)に到着。 
                         そこから、難儀をした登りを帳消しにする急な下りである。 
                         
                         途中から目指す100名山たる堂々とした甲武信ヶ岳がやっと姿を現した。 
 
 
                         16;40甲武信ヶ岳小屋に到着。 
                         名物山の主(私は知らなかったが)徳ちゃんが出迎えてくれた。 
                         
                         毎日カレーだそうで、疲れた体にはいいかも知れない。 
                         
                         強引にビデオを見せられこの人がまさに甲武信ヶ岳の主なのだ。 
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                        | 木賊山からの急な下り  | 
                      
                      
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                        | 甲武信ヶ岳 | 
                        甲武信小屋 | 
                        夕食の名物カレー | 
                      
                      
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                        ≪2日目(5/24)≫ 
 
                         5;30朝食、ご飯はお代わり自由だか、おかずは、茶わん蒸しで、この小屋の手作りで、あたたかさがごちそうであった。 
                                                  5;55登山開始、またもや、森林の中を歩いた。昨日よりはきつくはない。2500m近辺なのだから森林限界かと思ったが、そうでなかった。 
                         シャクナゲの中を歩いているが、固い蕾で花は見えない。 
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                        | 朝食  | 
                        朝食風景  | 
                      
                      
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                        | ビールが550円、しかもぬるい  | 
                      
                      
                          | 
                      
                      
                        | 料金はセルフサービス  | 
                        甲武信小屋で主人の徳さんと | 
                      
                      
                         
                         6;15山頂に。雲の笠をかぶり、白い雪の筋の残った富士山がくっきり見えた。 
                         八ヶ岳が太陽の光を受けて輝いていた。南アルプスの山々が展望できる。この景色は登ったものだけのご褒美だ。 | 
                      
                      
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                        | 山頂より南アルプスを望む  | 
                      
                      
                          | 
                      
                      
                        |  甲武信ヶ岳山頂での集合写真  | 
                        山頂より富士山を望む | 
                      
                      
                         
                         6;25下山開始、残雪があり、雪だけならまだよいが、凍っているのだ。私は、ひたすら前の人の後について、足を置いた。見失うと大変。先端ゴム付きのストックは突き刺さらない。アイゼンの用意もしてきたが、着ける必要もなく降り切った。ホッとした。 
                         
                         7;10三宝山に到着。三角点はあるが、全く展望がきかない。原生林の中である。よくまあここで三角点をつくったものだ。やぐらを立てて、測量したらしい。原生林はシャクナゲが多いのだ。満開では真っ赤になるそうな。また更に、どんどんと下る。 | 
                      
                      
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                        | 凍った山道を避けて  | 
                        三宝山山頂(展望がない) | 
                        どんどんと下ります | 
                      
                      
                         
                         8;05武信白岩山の前に尻岩があり、2つの巨大な岩が微妙な間隔と丸さで並んでいて、このネーミングで、ほっとする。武信白岩山を巻いて、大山に向かう。長い行程だ。しゃりばてになりそうで、5分の休憩ごとに行動食をとった。朝食が低カロリーなので。 | 
                      
                      
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                        | 尻岩  | 
                        武信白岩山を巻く  | 
                        休憩タイム、疲れ切っている | 
                      
                      
                         
                         徳ちゃん新道は確かに急登が続くが、鎖場とか一枚岩などはなくて、登りやすいのかもしれない。この大山付近では大きな岩がゴロゴロして、鎖場の箇所もある。岩の足場はあるのだが、鎖が切れている所で足場が見えなくなって私は難渋した。まだまだこれからだ。 
                         
                         10;20十文字小屋に到着。腰かけて大休止してから、下山再開。岩の重なりで水が全く見えないが、だんだんと沢の音が聞こえ、そして水がとうとうと流れる沢となった。千曲川の源流である。 
                         
                         12;05毛木平登山口に無事到着。 | 
                      
                      
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                        | まだまだ急な下りが続きます。  | 
                        十文字小屋  | 
                        シャクナゲの群生地 | 
                      
                      
                         
                         12;45川上村ヘルシの湯で優雅なお風呂で2日間の汗を流して、野菜たっぷりのお昼ご飯で満足した。この村の経営で気持ちのいいところだった。野菜を食べようがモットーとなっている。 
                         新潟なら水田のところだろうが、ズ〜と白のビニールを張った畑が続いている。穴から緑の野菜が見えるので何かと思ったら、レタスだ。 
 
                         14;15一路バスの人となり、新潟に向かった。 
                         
                         難儀な山だったので、達成感がいっぱいだ。またひとつ100名山を踏破したぞと、自己満足。 
                         
                         これも、リーダー初めみなさんのおかげです。大変ありがとうございました。 | 
                      
                      
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