会山行紀行文
No−038
グレード:C
2017年
 5/14(日)
晴れ
(だいりきやま)
大力山

  504m
参加者 (紀行文) 2161 A/W 
21名
(男性3名・女性18名) (写真)2161A/W・1341M/N
≪コースタイム≫
宝泉寺登山口(12:00-12:20)…大力山山頂(13:30-14:20)…黒禿の頭(14;35)…城山トンネルの付近(16:40)
≪紀行文≫
〜〜〜大力山登山に参加して(荒山鍋割山計画変更して)〜〜〜

 春の霞のような曇り空が続くこの頃ながら、青空がまぶしい天気となった。
 意気揚々、今日の快適な登山を期待しました。ところが、関越トンネルを抜けると、なんと今にも降りだしそうな厚い雨雲。
 だんだんと、赤城高原に近づくほど、霧が濃くなりこれでは期待したアカヤシオの花も見えないのではないか。
 姫百合駐車場ではビショビショの雨が降り続いていた。
 多くの車も止まって、登山をしているグループも多いのだろう。こんな雨の中に登っても、ちっとも楽しくない。この雨がやむとは思えない。
 新潟はあんなに晴れていたのに。おそらく群馬の近郊の山は雨だろう。先へ進むのはできないが、帰りの山なら時間的に行けるだろう。等々、意見が出て、話し合って、「大力山」(魚沼)」に行くことにしました。

 再びトンネルを抜けると、青空、「わっ!」歓声。谷川岳の威力を見せつけられた。
 小出ICで高速を降りて、湯の谷方面へ。11;30途中のとてつもなく広い公園「とことん魚沼」で昼食をとりました。
 宝泉寺登山口には12:00に着きました。住職は居られないようでした。
昼食のとことん魚沼かたつくり 宝仙寺 140m登山開始 説明版

 12:20登山開始しました。
 低いところながら、雪深い魚沼なので雪解けが終わったばかりのようで初春の花が見られました。濃い赤からほとんど白に近い色のイワカガミが登山道を飾っていました。
 カタクリは終わっていたもの、麩の入っていない葉でした。なんといっても、ミツバツツジの美しいこと。
 ユキツバキもあちこちに赤い花をのぞかせていました。
 ミツバツツジのトンネルと新緑の透き通る輝きは、青い空といい、ここに来て正解だと思いました。

 低い山と軽く考えていたところ、なかなかの急登が続いて、また、気温25度という発表からも、推し量れるように、汗だくになり、「これはもう夏山登山だ。」と思いました。
大力山の案内標識(M/N) イワカガミ ミツバツツジ
ユキツバキ タムシバ

 13:30大力山頂上到着。目の前に、越後三山がどっしりと並んでいました。権現堂山、苗場山、眺望の素晴らしい山です。
 見下ろすと、新緑が緑のグラデーションで谷を埋め、平野の方では魚野川と水を張った田が輝いて見えます。
 東屋があり休憩をとりました。水野リーダーによると、1週間くらい前は毛虫で足の踏み場もないほど。確かに毛虫はあちこちに動いているけれども、毛虫を避けて腰を掛けられました。
小出の魚野川と水を張った田 越後三山
 大力山頂上
山藤の花 大力山山頂の集合写真(M/N)
 
 14;20山頂から出発。短いアップダウンが続き、心地よい尾根道です。タムシバのトンネル通り、越後三山に向かっていくような快適さです。
 ところが、毛虫が見つけると見えてきて若葉をすっかりなくしている勢い。この虫はなんだ。どんな蝶になるのか。

 14;35「黒禿の頭」との分岐をへて、湯谷城跡地へ。空堀後があって、急なのです。藤の花が満開でした。毛虫を避けながら、登ると、毛虫が守っていたと思われるほどの蕨の宝庫でした。私は、いつもは目が悪くて採れないのですが、私でさえも採ることができました。 
 越後三山に向かっていくような  湯谷城跡説明版  小出の魚野川と水を張った田
 
 16:00下山開始です。途中でも蕨が採りきれないほどありますが、急な下降で注意しておりないと、簡単な里山かと思ったらなかなかの山です。
 下山時も、タムシバやミツバツツジそして、ウワズミザクラも満開です。

 16;40 291号線国道の城山トンネルの付近に下山し、バスに乗りました。 
 ウワズミザクラ  タムシバ(M/N) ミツバツツジ(M/N) 

 天候で大きく予定を変えたもの、花も素晴らしく、眺望もよく、蕨や,蕗のお土産付きで満足のいく山行になりました。
 中川リーダーには我儘を聞いていただき、突然リーダーを振られた水野さんにも、ご迷惑をかけたと思いました。
 大変お世話になってありがとうございました。