会山行紀行文
No−27
グレード:C
2017年
 4/14(金)
晴れ
(たけやま)
嵩山と蕎麦打ち体験

  789m
参加者 (紀行文) 2277 S/I 
19名
(男性5名・女性14名) (写真)2070S/F 2275K/H 2277S/I
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:05)=月夜野IC=道の駅たけやま駐車場(9:00-9:20)…表登山道…不動岩(10:35-11:05)…小天狗(11:15)…中天狗(11:30)…大天狗(11:50-11:55)…弥勒穴(12:25-12:45)…東登山道…たけやま館(13:00-14:30)=新潟駅南口(17:40)
≪紀行文≫
〜〜〜物凄く変化に富んだ山歩きでした〜〜〜

 入会して自然保護のパトロールには参加しましたが、会山行としては初めての参加です。 
 新潟を予定通りに出発し、快晴の道の駅「たけやま」にほぼ定刻に到着。登山準備をするうちに景色や岩登りへの期待で心が高まります。
 出発前に今回ガイドをして頂ける伊東さんからコース説明があり、表登山道からスタートです。
道の駅たけやま駐車場で準備(後方男岩) 案内板の前でガイド伊東さんの話を聴く 表登山道から登山開始

 登山コースに入るとまずは入り鮮やかなシバザクラのお迎えがあり、続いて嵩山三十三観音のトップバッター“一番観音様”です。
 今日の安全登山を祈念しました。少し登って振り返ると大きな岩の上にお社が建っています。雨降社と雷電神社だそうです。
先ずはシバザクラのお迎え 三十三観音の“一番” 雷電神社(左)・雨降社(右)(2272S/I)

 伊東さんから「五合目までは急斜面ですよ」との励ましや草木の説明もして頂きながら、五合目を通過し展望の開けた展望台で休憩。
 遠く榛名山や浅間隠山、浅間山、草津白根山等がはっきりと観え“最高の贈り物”です。
五合目まで急斜面です(2275K/H) 五合目ですが…未だ急登が続きます 榛名山

 展望台から少し進み岩肌を見上げると“三番”が見えます。その先“二番”は大きな岩の下に立っておられました。
 今回の楽しみの一つでもあります胎内くぐりに向かう途中に八番から十番までを観ることが出来ました。
見上げると“三番”です(2272S/I) こんなとところに”二番”が “八番”と“九番”は並んでおられました

 胎内くぐりは裏から入りましたが、そこは長い鎖場でした。途中十一番から十三番がおられるのですがあまりの急坂で殆ど目に入りません。

 多少体型を気にしている私だけが抜けられないのでは?と、やや不安がありましたが無事通り抜けることが出来ました。

ちなみに今回は全員通過でした。
胎内くぐり入口(今回は出口)  胎内くぐりの裏はこんな急坂の洞窟(2275)  リーダーが通り抜け苦戦中です(2275) 

 次はいよいよ今回最難関の不動岩の登りです。
 リーダーからは「自信のない方は登らくても良いですよ」との話がありましたが、誰も手を挙げませんでしたので私も登ることにしました。

 恐怖感か鎖をしっかり握りしめ登りましたが、山頂は極めて狭くここも恐怖感があります。しかし、ここからの大展望は素晴らしいです。
 山頂では恐怖で引きつった顔の集合写真です(笑ってる人もいますが)。

 山頂に立った達成感を感じた時「恐怖と達成感」はどうして同じにやってくるのだろうと思いました。 
 同行メンバーのIさんの年齢を見てビックリ、こんなところをスイスイ登るなんて素晴らしい!
 今日一番のご利益を頂いたようだった。
 不動岩がそそり立っています  上から観るとほぼ垂直に見えます
不動岩からの大展望(2275)  下りのほうが怖いです(2275)
一班の皆さん 二班の皆さん  三班の皆さん

 続いて小天狗に向かいますが、小天狗が抱えるように立っておられた“四番”はとても美しいお顔をされていた。
 小天狗も岩場ですが、先ほどの不動岩登りを経験した身としては楽勝です。山頂も広く全員の集合写真が撮れました。
 小天狗の後、中天狗に寄りましたがごく普通のピークでした。
小天狗に寄り添う“四番”は美しいお顔
中天狗は平凡なピークでした 小天狗山頂にて集合写真

 大天狗に向かう途中にあるのが“実城の平”(無情の平とも言う)では、 70体の観音様と1体の阿弥陀如来様が建っておられ、昔ここに建っていたお城が落城する際の悲しいお話を聴きし、その意味が少しわかりました。
 いよいよ今回の最高点大天狗に向かいます。
 大天狗には長い鎖場ルートと迂回ルートがあり、山頂には“女岩”があります。青空と大展望をバックに集合写真を撮りました。
実城平と観音様
嵩山山頂(大天狗)  全員が登頂しました(女岩が狭いので全員乗れません)。

 大天狗から下山開始です。
 途中、見上げるとても怖そうな崖の下に“一升水”と言うところがあり、そこには二十一番から二十五番までの五観音様と無番の観音様合わせて6体の観音様が立っておられます。

 そして最後の難所“弥勒穴”です。
 弥勒穴に行くためには“剣の縦這い横這い”ご如き、鎖をしっかりと握りしめ縦這い横這いを経なくてはなりません。

 下からリーダー大きな声で「へっぴり腰!」「身体を離せ!」と怒鳴っていますが、やはり“怖い”気持ちはぬぐえません。

 それでも、全員がチャレンジし弥勒穴の二十番と弥勒様、そして縦這いを上がったところの十九番を観ることが出来ました。 
 ちなみに弥勒穴にたどり着ければ“全てのお願い”が叶うそうです。
 “一升水”付近。見上げると怖い。
 先ずは縦這い的に登ります(2275)  次に横這い的にトラバースします(2275)  弥勒穴に到着「着きましたよ〜!」

 怖くも楽しかった嵩山登山も予定通りに進め、無事東登山口に下山出来ました。
 これから“蕎麦打ち体験”、楽しみですです。バスに荷物を戻し蕎麦打ち道場に向かいました。
東登山道を下山。駐車場が見えてきました 無事下山し男岩を見上げ「ほっ!」 蕎麦打ち道場に向かいます

 全員エプロン姿になり、講師の方の指示通り、そば打ちにチャレンジします。
 何せお腹が空いていますので、早く食べたいの思いから手に力が入ります。
 蕎麦粉100%を混ぜて、捏ねて、打って、切って、茹でて、天ぷらを添えて頂きました。とても美味しかったです。
 蕎麦の出来不出来は……、名人擬きの細麺からうどん?の類まで様々でした 。 でも味に変わりはありません。
 エプロン姿になり講師の話を聴きます 腰を入れてしっかりと捏ねます 綺麗に切れていますね
4人前の蕎麦が打てました 湯で上がれば天ぷらと一緒に頂きます  「とても美味しいですよ!」

 美味しい蕎麦(自分で打ったのですから尚更)頂いて、一路新潟に。新潟には計画通りの時間に戻ってきました。

 丁寧に説明して下さった伊東さんと安心、安全のリーダーFさんとメンバーに感謝、感謝。

 ≪紀行文内に掲載できなかった観音様≫
 八番、九番(2272)  十番(2272) 十一番、十二番、十三番
弥勒穴の二十番  一升水の二十二番と二十五番 

 その他にも、沢山の観音様がありましたがここまでとさせて頂きます
  参加者の皆様とHP閲覧者に観音様の微笑みを!
                                      完了