≪紀行文≫ |
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〜〜〜一本の松ありしとう伊夜比古の森〜〜〜 |
私は入会以来、春季集中登山にご縁がなく、今回初参加であり、それに加え、表参道コース登山は今まで経験がなく、今回初体験であり、 新鮮な面持ちで参加いたしました。
弥彦山頂の景色はロープウェイやドライブですでに見慣れていますが、表参道を登るのが初めてなんて、私ばかりと思っていたら、他にも お一人いらっしゃいました。
それにしても、このコースは例年参加者が少なくて、人気がないらしいなんて失礼かもしれませんが、でも、バスは1号車で一番に出発するし、 なんでも1番は気分が良い。しかし、今年は特に春の到来が遅れて、花に出会えないかもと覚悟して、準備をした。
本殿で、登山の安全祈願参拝をして、登山口に進むと、メンバーのOさんから上越謙信ゆかりの「お立ち餅」が皆さんに振舞われ、美味しく戴き「エイ、エイ、オー」の気分で出発した。
1合目までが結構長く感じた。ゆっくりゆっくり、全員の足並みをそろえて、会話をしながら、和気あいあいと登る。
(短歌)伊夜比古の森に入れば霊験あらたかなりし風の冷たき
(短歌)上越の謙信ゆかりのお立ち餅を皆で頂き登頂めざす
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ますは弥彦神社に安全祈願 |
鳥居をくぐって、さぁ出発! |
元気よく階段を登ります |
今回、山頂あたりや、多宝山から天神山に向かう道が雪解けでぐちゃぐちゃらしいので長靴の方は大丈夫だが、スパッツもつけていない私他数人は、いつもきれいに歩いておられるYリーダーから、跳ねを上げない上手な歩き方をご伝授いただいた。今日はそれを忠実に実践してみることにした。
3合目、4合目の中間あたりにベンチがあり、そこから、もう山頂の茶屋が見える。
5合目には鳥居があり、それからさらに進むと望めないと思っていた花々たちがかれんに咲いており、私達を出迎えてくれた。
里見の松休憩所には異様に大きな時計が掲げられ、雨宿りもできる場所。
(短歌)その昔里を見下ろす一本の松ありしとう伊夜比古の森
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急階段、疲れも出てきます |
5合目鳥居を越えて |
危険個所も無難に登ります |
9合目に到着すると一人の女性が私達に声をかけた。そこに居合わせた会長がすかさず「楽山会」への勧誘をされた。所沢から毎年訪れているそう。
会長のいつでもどこでもの実践に思わず、感服した。会員の模範たるや。
9合目から急に雪の量が多く、滑らないよう、慎重に登りはじめたら、「能登見平コース」の方々の下山に出会いました。お互いに声を交わしながら。
(短歌)山頂の御神廟護る神主はロープウェイにて参上せしか
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全員元気に9合目尾根に到着 |
残雪を踏んで、もうすぐ山頂! |
奥の院から日本海と雪の米山が望めます |
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山頂に到着すると、波ひとつない日本海が眼下に広がり、雪を被った佐渡の山並みが青空にまぶしく映え、登頂の満足感に充たされる。
そこから、6グループ全員、大平園地に移動し、三々五々グループ毎にごちそうを囲んで、昼食をとった。
申し分のないお天気に恵まれ、風もなく、暖かな陽ざしの中で、花はなけれど、お花見気分で大いに盛り上がり、楽しいひと時でした。
集中登山の目的のひとつである、普段、なかなか交流できない方々との会員相互の親睦を多いに図ることができて、とても有意義でした。 |
他のチームも続々と奥の院へ |
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参拝を済ませ大平園地へと向かいます |
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奥の院にて全員集合! |
ほぼ同じ時間に、他のチームも続々と |
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大平園地で楽しい昼食タイム |
会長挨拶、新人紹介などのセレモニー |
下山途中の多宝山山頂 |
これだけの大勢の人たちの動員、企画に携わってくださった役員の方々に改めてお礼申し上げます。
又、今回「表参道コース」のリーダーとして、頑張ってくださったSさん、お疲れさまでした。そして今回ご一緒の皆様、又どこかでお会いしましょう。
ちなみに、帰りのぐちゃぐちゃ道ではお蔭様で、跳ねを上げることもなく、ズボンもきれいなままで帰着できました。
Yリーダーありがとうございました。 |
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残雪にぬかるむ階段下り |
乾いた坂道を軽快に下り |
粟ヶ岳の雄姿を見ながら、無事に下山 |
≪春の花たちのお出迎え≫ |
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