≪紀行文≫ |
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〜〜〜初めてのコースリーダー、貴重な経験をさせて頂きました〜〜〜 |
初めてコースリーダーの大役を仰せつかった。何とかなるだろうという安易な気持ちと、少し不安な気持ちが入り混じったまま当日の朝を迎えた。今日は雨の心配は不要だ。幸先は良い。
駅南の集合場所へは早めに着いた。まもなく新潟中央観光バス3台が到着。事務局長さんも到着。早速「参加者のチェックはバスの入り口で!」とのアドバイスを頂いた。
担当する崖松コースは3号車だが、能登見平の参加者も3号車に乗るので大変だ。崖松コースの方だけチェックして参加者名簿を渡すが、
顔と名前が一致しないので乗られる方に名前を頂くしかない。何度も山行で一緒になり崖松コースの会計をお願いしたSIさんにまで名前を頂いてしまった(ごめんなさい、失礼してしまいました)。
全体の参加者名簿と集金袋を頂き、集金袋は早々にSIさんに渡すが、全体の参加者名簿が渡せない。
今日のLLと写真をお願いしているTYさんに皆さんへの配布をお願いした(手が足りない時に助けて頂きました)。
そんな慌しい時間が経過し乗車予定の15名が時間前に集まり、予定より5分程早く駅南を出発した。ようやく一息だ。
次は三越前乗車だが、予定3名の内1名が見えない。早速携帯に連絡する。すぐ近くまで来ているとの事で一安心。
バスの中での挨拶では、役割をコースリーダーの一存で決めたことを話し、協力をお願いした。 話が終わった直後に、会計さんから集金袋を回しますとの声が挙がり、本来自分が集金についても話すべきだと思った。(早速の失敗だ、反省。)
予定通り24名が乗車し、10分程早く田ノ浦温泉登山口に到着。トイレと準備の後、今日のルートの説明をした。
田ノ浦温泉登山口から弥彦山へは、二つのルートがある。今回の崖松コースは、300m程林道を進んだ所から右の沢を渡り、411mピークを経由して、新潟市と長岡市の境界の尾根を登ってスカイラインに出る。
もう一つの田ノ浦ルート(弥彦山・国上山トレッキングガイド)は、林道とその先の登山道を沢沿いに進み、明神沢の滝を通り明神沢立坑路跡(旧鉱山跡)を経由して山頂に近い所のスカイラインに出る。
企画部のSTさんと昨年のコースリーダーのKKさんに同行してもらって2週間ほど前に行った下見では、崖松コースを登り、田ノ浦コースを下山した。下山路では、明神沢の滝の辺りで登山道が一部崩れており、会山行で使うには危険な事から昨年同様に崖松コースを登る事とした。
登山口からは、これから登る411mピーク、スカイラインのあるピーク、山頂のパノラマタワーが見える。これらを目指して出発します。
下見で確認しておいた沢への渡渉ポイントの目印は、古タイヤと赤テープだ。左岸にロープがありこれを利用して這い上がる。 |
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発前のリーダー挨拶(誰も聞いていない?) |
奥に見える411mピークを目指して出発
山頂のパノラマタワーも見えます |
渡渉ポイントへの目印は古タイヤと赤テープ |
24人の大所帯では、渡渉するだけでも予想以上に時間を必要とした。
渡渉すると早速お花達の出迎えを受ける。カタクリ、ショウジョウバカマ、オーレン、雪割草と役者もそろっている。昨年より雪解けが遅い分だけ、花の時期も遅れている様だ。
30分で5分の休憩を基本としたが、場所や展望の都合でどこで休憩を入れるか判断に迷う。
昨年休憩した場所では、ちょっと時間が早いと思い歩き続けたら、お色直しのリクエストが後ろから届いた。
「最初の休憩は早めが良い」とのアドバイスを頂く。 |
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24名の大所帯では、
渡渉にも時間が掛かります |
雑木林の緩登が続きます |
傾斜は徐々に急になり、岩稜帯の
最初のピークで休憩、景色は最高です |
登山道は分岐が一カ所あり、右手は西生寺方面のシーサイドに続き、左は崖松コースとなる。
分岐を過ぎると傾斜は徐々にきつくなってくる。木につかまりながら高度を稼ぐと、岩稜帯のピークに到達する。
ここで2回目の休憩とした。後続を確認しながら歩いたが、急登の場合どうしても間が開いてしまう。少しペースが速い様だ。自分が思うよりもう少しゆっくり歩いた方が足並みが揃うようだ。
この場所の景色は素晴らしい。これから歩く稜線の向こうに弥彦山頂、大平公園、多宝山が手に取る様に見える。
右手の南西方面には、まだ十分に白い三角の形をした米山さん、その奥に海に突き出したように薄っすらと妙高・火打が確認できる。穏やかな海の向こうには佐渡島が一望だ。一度は行きたい金北山を教えてもらった。 |
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山桜の向こうに米山さんが・・・
(写真ではちょっと見えません) |
振り返れば、田ノ浦登山口と
その向こうに佐渡島が一望できます |
411mピークへ続く稜線 |
411mピークまでは一部急な所もあるが、これを超えるとなだらかな稜線歩きが続く。 |
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一部、急な所もあります |
木々の向こうにスカイラインが確認できる |
この辺り?にシュンランが有りました |
お花達を観賞しながら快適な稜線歩きを楽しむとやがてスカイラインに飛び出す。ここは新潟市と長岡市の境界となっている。
開通したばかりのスカイラインは車の往来が頻繁で、行儀よく一列縦隊で歩かないと危険だ。
時間の都合で奥の院はパスし、展望食堂下の駐車場で休憩後大平公園へ向かう。
登りで表山道のメンバーと合流し、先週の会山行で同じ班だったKHさんにバッタリ逢い挨拶を交わす。(少しだけ顔と名前が一致しました) |
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ようやくスカイラインに出た
新潟市と長岡市の境界です |
大平公園への登りで
表参道のメンバーと合流 |
新潟楽山会の旗がお出迎え |
大平園地では、それぞれのコース毎に集まって楽しい昼食を頂き、山談議に花を咲かせます。
2年続けて大平園地での昼食となりました。「他のグループに席を移しても良いですか?」との確認。にわかリーダーでも確認して貰えた、と同時にその一言でリーダーの責任について考えさせられた。 |
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昼食は山談議に花を咲かせます |
全体集会、会長さんの有難い話がありました
どんな話・・・??? ・・・忘れた! |
沢山の新人さん。よろしくね。 |
全体集会の後、多宝山、天神山を経由して丸小山公園へ下山します。崖松コースは全体120名の先頭を歩きます。
今日の最高峰・多宝山頂で、余裕の笑顔で集合写真を撮りました。 |
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多宝山へ向かって下山開始です |
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多宝山に到着 |
今日の最高峰(弥彦山奥の院を踏んでいないの)で、
崖松コース24名の集合写真(皆さん余裕の笑顔です) |
多宝山からの下りでは残雪があり、登山道はこの時期恒例の泥んこ状態、悪戦苦闘が続きます。「ここでコケたら、バス乗れないね」、「ズボン脱がなきゃ」、楽しい会話が飛び交う。 |
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山頂付近は残雪がありました |
こんな所で転んだら、バスに乗れません |
悪戦苦闘の下山が続きます |
おなじみの石瀬峠でようやく泥道から解放され、天神山へ向かう。
天神山城址では、今回の集中登山を企画して頂いた企画実行部長さんと、西日を浴びた粟ヶ岳の展望がお出迎えです。
楽しかった一日も、もう少しでフィナーレです。 |
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石瀬峠に到着。
ようやく泥道から解放です |
石瀬峠から天神山へ。
左の斜面にコシノコバイモが有りました |
天神山着。
企画実行部長さんのお出迎えがありました |
丸小山公園に到着し、事故もなく、泥道で転倒する方もなく、全員無事にバスに乗る事が出来ました。 |
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新潟平野の向こうに、おなじみの粟ヶ岳です |
林道を横切って、今日最後の登りです |
丸小山公園着。
楽しかった一日のフィナーレです |
バスの一番前の席で下車される方を見送っていると、今日一日の充実感と共に疲れも感じました。疲れ方もいつもと違う様です。気が付いたら“声”まで疲れていました。
自宅に向かう車では、角田山に沈むお天道様が見送ってくれました。「お疲れさま」と言っている様です。
初めてのコースリーダーを体験し、貴重な経験をさせて頂きました。これまでの参加する山行とは全く別の経験でした。
準備段階から当日を含め相談に乗って頂いた企画実行部のSTさん、ありがとうございました。
山行に協力を頂いたLLさん、SLさん、班長さん、会計さん、そして参加して頂いた皆様に感謝です。
ありがとうございました。またどこかの山でご一緒させてください。宜しくお願い致します。
≪崖松コースで出逢った花達≫ |
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