≪紀行文≫ |
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〜〜〜穢れ無き白銀の世界に遊ぶ〜〜〜 |
曇り空ながらも時々薄日が差すまずまずの天気、昨夜からの新雪もあり、平地も山も、まったく穢れのない銀世界が広がっていた。しかし今年も昨年同様雪は少ないようだ。固く締まった雪の上にサラサラの雪が15センチほど、ラッセルに苦労するほどの雪の量ではなかった。
少年自然の家で身支度を整え、ワカンもしっかり履いて出発した。 |
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ワカンを履いて少年自然の家を出発。 |
いきなりの急騰を登り一息。 |
山葵山までは結構な急騰が続く。
何回か林を抜け尾根を渡る。 |
この山行は、雪に慣れ、雪を楽しむことが主目的だ、順番に先頭に出て、雪が少なくて少し物足りないラッセルをしながら前進した。このペースなら今年は山頂まで行けるかなと明るい希望も持てた。
雪も時々降ってきたが、軽い雪がヒラヒラと舞う程度、雪の妖精が歓迎してくれているように思えた。予報では午後からお日様マークになっていたが、早目に青空も時々顔を見せてくれた。
陽が差すと雲の合間から白い平野と日本海も遠望できた。楽しい会話を弾ませながら、山葵山までは全員予定時刻通り進んだ。 |
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標高が増すにつれ雪の量も多くなった。
懸命のラッセルが続く。 |
青空が覗くと雪景色の平野が見えた。
霧氷もきれいだ。 |
山葵山に到着。
お椀を伏せたような山頂はガスると怖い。 |
雪が多かったり、吹雪いていたりすると山葵山まで到達するのがやっとであるが、今年はまずまずの条件と言える。しばし休憩し、帰りに道を間違わぬようにルート旗(赤旗)をしっかりと立てた。
5名はここを到達点として下山、残り16名は果敢に頂上を目指してさらに前進した。 |
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松平山に向けてアップダウンが続く。
時間との競争、疲労も感ずる。 |
松平山方向も視界に入ったが、
すぐに雲に覆われていった。 |
段々会話も途切れがちになってきた。
頑張れ! |
ただ、標高880m地点まで来たところで先を見ると緞帳を降ろしたようにガスっていた。頂上は見えない。さてどうするか、思案のしどころである。 今日の天気なら、自分らの足跡は消えることはないが、無理して突っ込むのも良策とは思えない。皆の合意でここを今日の最高到達点とした。 |
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山頂まで残り750mの地点、標高にしてあと70数m。しかし山頂は見えない。残念ながらここを今日の最高到達点とした。 |
日本海に向かって下山。
しっかり道ができているので下りは早い |
粉雪を蹴散らしどんどん下る。
雪山の楽しいところだ。 |
少し下がって、風の当たらないところで思い思いに足場を固めて腰を降ろし、楽しいランチ。
残念ながら頂上には届かなかったが満足のいく冬山歩きであった。 |
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風の当たらない窪地に到着、
ここでランチとしましょう。 |
足場を固め、楽しいランチタイム。 |
でもやはり寒いので早々に切り上げた。 |
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(クリックで拡大) |
≪歩いた軌跡≫
沿面距離9.6Km、
累積標高約1,200m(但し、標高は不正確) |
山葵山での集合写真。 |
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