会山行紀行文
No−007
グレード:C
2017年
 2/11(土)〜12(日)
両日とも晴れ
(いわどのやま)(えちぜんだけ)
岩殿山・越前岳

634m   1504m
参加者 (紀行文) 2242 K/Y 
9名
(男性2名・女性7名) (写真) 1341 M/N
      越前岳(愛宕山山系の最高峰)
≪コースタイム≫
≪2月11日(土)≫
県庁駐車場(6:00)=談合坂SA(11:35-12:20)=大月IC(12:35)=岩殿山登山口(13:00)=岩殿山山頂(13:50)=岩殿山登山口(14:40)
=リニア見学センター(15:10-15:50)=リゾートイン富士橋(16:30)
≪2月12日(日)≫
リゾートイン富士橋(7:15)=十里木高原登山口(9:15)=越前岳山頂(11:30-12:10)=十里木高原登山口(14:05)=須走IC(14:50)
=中央道・関越道経由=新潟西IC(20:40)=県庁駐車場(20:50)
≪紀行文≫
〜〜〜花火と富士山の素晴らしい姿を堪能〜〜〜
≪1日目、2月11日(土)≫
 朝6時、まだ暗い雪の新潟を予定通り出発しました。今回は9名(1人キャンセル)で、レンタカー利用です。
 時々雪が降る中、車は関越道を山梨目指して走ります。
 鶴ヶ島JCT付近から渋滞があり、1時間遅れで岩殿山登山口駐車場に着きました。

 山梨は、前日まで降った雪がまだ所々残っていました。当初、高川山の予定でしたが、登山口の都合で岩殿山に変更しました。岩殿山は大月ICから約20分、弥彦山と同じ634mで、中腹には丸山公園があり、桜の名所として市民に親しまれている山です。また関東三名城のひとつ岩殿城が築かれた跡が残り、当時の面影がしのばれました。(大月市出身の山岳写真家、白籏史朗氏の写真館もあります。)

 手早く準備を済ませ、出発です。最初からずっと階段が続いて息があがりましたが、登山道に雪はなく、お天気は快晴、左手には雪を抱いた富士山の美しい姿があり、おしゃべりをしながら頂上を目指しました。途中、たったひとつでしたがすみれが咲いていました。花の少ないこの時期、ひときわきれいに見えました。

 13:50岩殿山山頂に到着。城跡らしく、山頂から少し離れた所に本丸・馬場・番所などの跡がありました。山頂からの富士山も素晴らしい眺めでしたが、渋滞による遅れを取り戻すべく下山開始です。
岩殿山登山口
登山道沿いに咲くスミレ
下山路 岩殿山での集合写真

 岩殿山登山口駐車場に戻り、次の目的地「リニア見学センター」に向かいました。ここは、時速500qの世界を体感できる山梨県立の施設です。

 2003年当時鉄道の世界最速581qを樹立した実車両、超電導リニアのしくみの体験学習やリニアシアターなどいろいろな展示がありました。  
 1〜3階のすべての階からリニアの走行試験を目の前で見ることができ、時速500qという速さで走り抜けるそのスピードに驚きました。
(実用化されると、東京大阪間が67分で結ばれるそうです。)

 1日目の予定はこれで無事終了。今夜の宿のある河口湖へ急ぎます。
リニア新幹線 

 チェックインの後、宿手作りのおいしい夕食とちょっぴり?お酒もいただいて、待望の「河口湖花火大会」へ。

 あるだけの防寒着を着こんで、満月が輝く河口湖湖畔の会場に行きました。
 澄んだ夜空につぎつぎと打ち上げられる冬花火のあまりの美しさに、寒さも忘れて見入ってしまいました。

 すぐ目の前であがる花火をずっと見上げていたので、首が痛くて仕方なかったのですが、私は1つも見逃すまいと20分間同じ姿勢のまま。

 帰り道、首と肩が痛くて参りました。冷えた体をお風呂で温めてから、早めに休みました。
楽しい夕食
 

≪2日目、2月12日(日)≫

 この日も申し分のない快晴。宿の部屋からは、真正面に富士山が望めます。(ただし女性陣の部屋だけ、男性陣すみません。) 朝日に輝く富士山は、表す言葉もないくらい美しく、その姿を堪能しました。朝食を済ませ、今日の目的地静岡県に向けて出発です。

 富士吉田ICから高速に入り、車中から山梨県側から静岡県側へと、どんどん姿を変える富士山を眺めながら移動して、ほぼ予定通り十里木高原登山口に到着しました。

 駐車場のアスファルトは凍り付き、登山道には雪が積もっていたので、始めから軽アイゼン着用、スパイク付き長靴で出発です。
 富士山を背にしばらく階段状の登山道を上っていくと、とても長い霜柱があちこちにできていて、子供のように踏んでみたくなりました。(踏みませんでしたが、何度も手に取って触りました。)

 50分程登ると展望台があり、宝永火口の跡がくっきりの富士山が大迫力で迫ってきます。雲ひとつない青空に、雪化粧をした富士山。裾野まですべて見渡せ、どんなに眺めていても飽きません。

 しばらく進むと樹林帯に入り、傾斜が増しました。途中休憩を取りながら、11:30に越前岳山頂に到着しました。
 山頂は南側の展望が良く、駿河湾の海が見渡せてこちらも素晴らしい眺めです。連休でもあり、多くの人が山頂でのお昼を楽しんでいました。 少し風はありましたが、私達もおいしくお昼ごはんを食べました。
 登山道はいくつかあるそうですが、この十里木高原登山口からのルートが最短なので、人気があり多くの登山者で賑わうようです。

 帰りは、富士山を眺めながらの下山です。雪がクッションとなり、どんどん下っていけました。予定より少し早く13:40無事に駐車場到着です。

 ずっとこの美しい景色を眺めていたかったのですが、ここは静岡県。雪の心配の残る関越道を通り、また新潟に戻らなければなりません。手早く支度を終え、車に乗り込みました。
十里木高原登山口
越前岳中腹より富士山
富士山をバックに 越前岳で集合写真

 須走ICから高速に入り、中央道・関越道経由で新潟市を目指します。群馬県では強い横風が吹いていましたが、安全運転のおかげで車は順調に走り、21時前に県庁駐車場に到着しました。

 2日間とも申し分のないお天気に恵まれ、山梨県・静岡県の両県から富士山の素晴らしい姿を堪能することが出来ました。
 長い車中も楽しいおしゃべりと笑い声が絶えず、本当に素晴らしい、心に残る山行でした。リーダーさん、そしてメンバーの皆さんのおかげです。とても感謝しています。どうもありがとうございました。またご一緒できますよう願っています。