会山行紀行文
No−005
グレード:C上
2017年
 1/27(金)
曇り時々晴れ
(ごりがみね)
五里ヶ峰

  1094m
参加者 (紀行文) 2181 K/0 
23名
(男性5名・女性18名) (写真)2181K/O 1866 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:05)=(北陸・上信越道)= 坂城IC (9:20)= 駐車場(9:30-45)…坂城神社登山口(9:55)…葛尾(かつらお)城址(10:55-11:10)
…五里ヶ峰山頂(12:15-12:25)…休憩地(昼食12:30-13:00)…葛尾城址 (13:35-50)…坂城神社登山口(14:35)…駐車場(14:45-15:00)
=坂城IC(15:25)=新潟駅南口(18:50)
≪紀行文≫
〜〜〜モノトーンの美しさを感じながら〜〜〜

 夜明け前の集合、暗い中で飛び交う「おはよう!」「よろしく!」の声の賑わい。楽山会会員同士の絆の深さを実感した。
 車窓からは蕾紅梅色の日の光が遠い山々の稜線を染め始め、気がつけば車窓から光が届いていた。

 坂城市のご厚意によりコミュニティ消防センターの前に駐車。スパッツを装着しストックを伸ばし個々に身支度を整え、ウォーミングアップ。
 坂城神社登山口で雪の様子を確認後、リーダーがアイゼン装着の指示。雪道での留意点を聞き登山開始である。
行動時のことを考えながら身支度(2181) CLもアイゼン装着に集中。(2181) 登山口に建てられた「葛尾城跡登山口」
「村上氏城館跡」の石碑
(1866)

 ≪冬山ポイント≫
   軽アイゼンでも6爪以上を選ぶこと・アイゼンの爪がスパッツに引っかかったりアイゼン同士が絡む場合があるのでガニ股歩きが一番

 神社裏の山腹を縫って歩いて行くと200m程で近道登山道に着いた。枯れ野に雪が積もり、桜からブナなどの広葉樹の高木が続いた。

 10:15頃、1回目の休息。リュックを降ろし、個々に水分補給と体温調節のために衣服の調節。

 ≪冬山ポイント≫
   汗をかき過ぎると歩行休止した時、体温低下につながる。適宜衣服の調節が大事。
登山口から見える、目指す
葛尾山・五里ヶ峰の山々
(2181)
登山開始。俊敏な動きが頼もしい(2181) CLから休息の合図。(2181)
重ね着やオーバージャケット脱ぎ、体温調節

 アカ松や雑木の混生林が山を覆い始めた。至る所にビニールテープが張り巡らされ、「入山禁止」の看板があった。
 木々の地面には松葉がこぼれ、松茸の最適な土壌になっているようだ。

 五里ヶ峰の山行は、木立の切れ間のどこからでも、坂城の町と千曲川の景観を望むことができ、山行の中で楽しむことができた。
 見晴らしのよい尾根筋に出ると、特に正面に見える葛尾山が美しい。
 随所に真新しい看板が設置されており、来訪者を迎える温かさを感じた。
積雪量が増え、
登山道両側には松林が出現
(2181)
環境保全のため、
侵入出来ないようにテープでガード
(2181)
鉄柱を立て雪に埋もれないような高さに
看板設置
(2181)

 結構急登な登山道をジグザグに登り、葛尾城三の郭の台地、二の郭の台地と続き高台に本郭(現在は東屋)があった。ここでしばし、休息。

 戦国時代の葛尾城主(816.5m)は村上義清。北信濃一帯に勢力を伸ばしてきた武田信玄と激戦を繰り広げ、2度の戦いで信玄を敗ったものの武田軍に敗れ、上杉謙信を頼って落城したそうだ。
 そんな戦国時代に村上城主や家来もここを登ったかと思うと感慨深い。

 東屋からの登山道には歩きやすく木製の階段が設置されていた。

 葛尾城から林の中を10分程進むと、突然登山道の脇に朽ち果てた「電話ボックス」。不思議な空間を発見した。
 葛尾城本郭跡地に建つ東屋(1866)
東屋・石塔・祠が並ぶ村上氏の砦跡(1866)  幾重にも重ねて設置された木製の階段
(1866)
葛尾山から坂城の街並・千曲川を眺望
(1866) 

 高木のアカ松が強風に揺れ、冬の神が降りてきたかと思わせるようなうねり音を出し、顔には強風、雪の塊や枝などを登山道に落とした。
 11:40頃強風による突然の事故を懸念してリーダーミーティング。
   @樹木に付いた雪は落ち切っている。樹木の落下はリーダーが注視し危険を防ぐ。
   Aもう少し前進するとアカ松林が切れて危険性も弱くなる。
   B山頂迄はもう少しの位置にいる。
と、言うことで山行が続行された。
五里ヶ峰に続く尾根に植林された
高木のアカ松やカラ松
(2181)
強風による危険性について
CL・SLが集まって山行行動を決定
(2181)
急登を一歩一歩マイペースで前進(1866)

 五里ヶ峰山頂(1094m)到着。北国街道の上田宿と長野宿のちょうど真ん中、五里の地点に位置することから五里ヶ峰になったそうだ。
 山頂からは雪を頂いた北アルプス。北側に雄大に流れる千曲川や長野市街、妙高山、火打山を見渡すことができた。冬の光と真っ白な雪が、更に眺望を美しく感じさせてくれる冬日和となった。

 風が強いので集合写真を撮って下山。

 陽が射し、明るく、風が弱い場所を選んで昼食を摂った。
 「これ、食べてみて!」「珍しいでしょ!」など昼食タイムの賑わい。
 徐々にお尻の辺りから寒さを感じ、予定時刻を前倒しして帰路についた。
下界は箱庭、山は墨絵、見事な展望(2181)
)霧ヶ峰山頂の表示看板を囲んで記念撮影。達成感いっぱいの表情(2051) 至福の昼食タイム。
山行に抜群のレシピを伝授
(1866)

 ≪冬山ポイント≫
   下山はストックを確実に付き、アイゼンを装着している場合、踵から足を付く。

 葛尾城跡東屋で休息。Nさんから手作りのお菓子をいただき、心身共に元気パワーが復活。いつも有り難うございます。

 往路にはなかった枯れ枝が登山道の至る所を埋め尽くしていた。中には直径10cm・長さ3m位の枝もあった。

 坂城神社裏に下山。
 コミュニティー消防センター前で後始末をしてバスの中へ。小布施・米山ICで休憩タイムを取って新潟駅南口に無事到着した。
枝が折れ落葉したアカ松の老木(2181) 下山口まであと一歩。健脚ぶりが素晴らしい(1866) コミュニティー消防センター前の駐車場で
後始末
(2181)

 大きな責任感を示し会員の安全確保のためにご尽力してくださったCL・SLの皆さん・山行の役割を担当してくださった皆さん・緊張感と心温まる時間を共有してくださった皆さん。皆さんのお陰で心に残る山行となりました。