≪紀行文≫ |
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〜〜〜冷たい水に素足を濡らし本格的なケイビングを楽しむ〜〜〜 |
7時10分、暗い空模様で定時出発
阿賀市、西会津辺りはいつもの通り霧、浜通り近くになったらこの霧が少しは晴れるだろうとおしゃべりする。
雨止まず、矢入大臣山を午後に午前中は鍾乳洞見学、変更とリーダーの指示ある。
入水鍾乳洞へ向かう。雨降りかなり寒い。鍾乳洞の中は年間14℃水温10℃との事。雨具を着る。
入口か三分の1位までがAコース、ライトもあり水の中に入らずとも良いが、Bコースは更に奥へ、ライトが無いのでヘッドランプ、水の中を匍匐前進するので、腕まくり、短パン、ゾウリには着替える。
入洞、思ったよりダイナミックで水もゴウゴウと流れれている。
(俳句)冬の雨鍾乳洞の開く(あく)を待つ (俳句)がうがうと足元に水 冬の洞 (俳句)背をかがめ横歩きして洞寒し
(俳句)石筍にふるればつるり冷たくて (俳句)こうもりの張りつく冬の鍾乳洞
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入水鍾乳洞へ入る準備です。Bコースの人は濡れるの覚悟、ランプも必携。 |
まずはAコースを進みます。背をかがめなければなりませんのできついです。薄明りの為ピンボケ。 |
洞内にはこんな立派な滝もいくつかありました。 |
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背を伸ばせる場所に来るとホッとします。それにしても狭いし暗いし大変でした。 |
水流の脇を背をかがめながら前進。時々頭をゴツン、どこまで続くのやら。 |
洞内は上も下も右も左も鍾乳石、でもじっくり見る余裕はありません。コウモリもいっぱいぶら下がっていました。 |
Bコースは希望者のみ7名で出発、ヘッドランプ頼りに背を屈め足に気を取られてと垂れた岩に頭をぶっつけるの連続、益々、水路が険しく狭くなり手脚を水につけながら匍匐前進。
(俳句)Bコース行くを見送る洞師走
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Aコース(一般コース)はここまで、この先は、水流の中を濡れるの覚悟で進むマニアックなBコースです。明かりもほとんどありません。 |
入口がこんな感じ、この先、胎内くぐりと言われている箇所も2つあるのだそうです。 |
まさに不気味な地底の中、ヘッドランプだけが頼りです |
狭い岩のあいだ身体を横にし押込めながら通過、景観するより如何にして通過するかが面白い。
漸く、Bコース終点カボチャ岩に着く、帰りも難行苦行の水路、出口の明かりがみえたらようやく背手足を伸ばしほっとする。
(俳句)鍾乳洞かじかむ足に清き水 (俳句)背をまげつ水路手探り冬の洞
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Bコースのどん詰まりです。この先がCコースなのですが、案内人が居ないと入れません。今回の探検はここまでとし引き返します。 |
部分的に薄い照明はありましたが、大部分は真っ暗闇。冷たい清水の流れの中を腰を屈めて歩きます。 |
胎内くぐりは、4つん這いになって6mも進まなければなりません。冷たい水の中の匍匐前進、手はかじかんで泣き出したくなりました。 |
Aコースの人達の待っている休憩室にはストーブがたかれ、T.Kさんの点ててくれたお茶で身体が温まる。
12時、山に行く時間が無し、星の村ふれあい館でゆっくり昼食、入浴する。 |
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Bコースに挑戦した勇敢な方々です。7人でした。出てから拍手喝采を受けましたが、アホかという人も居りました。 |
Aコースの一休洞で一休み。お顔は晴れ晴れしていますね。 |
鍾乳洞を出ると雨は上がっていましたが、まだ重苦しい雲が覆っています。矢大臣山の登山は今回はパスにしました。 |
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代わりに、鍾乳洞の上にある仙台平(せんだいひら=カルスト台地、標高870m)の散策に切り替えました。 |
展望台からは阿武隈山地の360度の展望を楽しみました。 |
これが登る予定だった矢大臣山です。まだまだ雲に覆われていました。 |
その後、仙台平、鬼穴散策、阿武隈洞の売店により帰途に着く。
雨降りで登山はなかったが、入水鍾乳洞がいままでにないゲイビングを楽しんだ。 Bコースは、少年少女探検隊、B面の歌がヒットしたような気がした。
(俳句)ドリーネに木枯らし寄りし仙台平(せんだいひら) (俳句)冬霧に浮く嶺々のくっきりと
(俳句)首塚に石並びをり冬枯るる (俳句)ドリーネの苔石に積む散り紅葉 (俳句)鬼穴の暗く枯葉の匂ひして
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歩いて仙台平ドリーネを見に行きました。ドリーネとは、石灰岩でできている地域が侵食や風化を受けて形作る地形の名称の一つで、すりばち状にくぼんだ地形です。 |
枯葉を踏んで初冬の風情を堪能、苔むした岩も風情がありました。 |
これがドリーネです。長径62m×短径28m×深さ17mあります。
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冬の日差しの下で“ハイ!ポーズ” |
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今度は鬼穴の探検です。鬼穴はあぶくま洞にまでつながっているのだそうです。 |
順番に鬼穴に入ります。落ちないでね。 |
矢大臣山には登りませんでしたが楽しいトレッキングでした。 |
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