会山行紀行文
No−T63
グレード:D
2016年
 11/5(土)
快晴
(とがくし)
戸隠高原

  1350m(奥社)
参加者 (紀行文) 2070 S/F 
18名
(男性5名・女性13名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:00)=戸隠キャンプ場(8:35-8:45)…ささやきの小径…随神門(9:55)…奥社(10:20-10:30)…髄神門…鏡池(11:20-11:30)
…小鳥ヶ池(12:30)…石楠花ロッジ(12:45-13:40昼食)…中社(13:50-14:10)=火之御子社=宝光社(14:20-14:35)=新潟駅南口(17:45)
≪紀行文≫
〜〜〜一片の雲もない、見事な快晴のもと〜〜〜

 前日も思わしくない天気、明日も今一つの天気。そして、今日だけがピンスポットの如く“晴れ”の予想。
 まだ薄暗い新潟駅を予定より少し早く、北陸道を長野に向かって出発。
 徐々に明け行く空には雲一つない、やがて東の空から綺麗なご来光、素晴らしい天気になった。
 今回の山行スタート地点である戸隠キャンプ場入口に到着すると、雲一つない真っ青な青空が広がり最高のトレッキング日和となった。

 各自なれた手順で準備し出発。
 今回のルートは戸隠キャンプ場からささやきの小径経由、奥社となる。

 戸隠キャンプ場に入ると前方に戸隠山がその荒々しい山容を魅せてくれた。
歩いた戸隠路(クリックで拡大)
新潟を出て間もなくご来光 戸隠キャンプ場入口で準備 戸隠キャンプ場、前方左が戸隠山

 “ささやきの小径”は、トチノキ、ミズナラ、シナノキ、カラマツ等の木々が幾重にも層を作るように生育しており、広葉樹の林を歩くと落ち葉がサクサクを音を立て、カラマツ林に入ると絨毯の上を歩くような感じが足に伝わってくる。

 広葉樹の紅葉は既に終焉期でしたが、カラマツの紅葉(黄)は黄金の針が空を覆うような美しさがあった。

 メンバーは幾度も立ち止まり、首が痛くなるほど上を見上げ、歓声を上げていた。

 この小径を約一時間楽しみながら歩くと奥社の参道にある随神門に到着する。
ささやきの小径、スタート付近 落ち葉をサクサクと踏みしめ 見事なカラマツ林を歩く

 ささやきの小径出口が随神門のわきなっており、ここから奥社に向かうが、同時に観光客がとても多くなり、リュックを背負った我々が違和感を感じるほど。早朝、この道でリュックを担いでいれば戸隠山への登山者と言えるがこの時間帯では殆どいない。

 参道の立派な杉林をバックに記念写真を撮り、奥社に向かう。奥社の隣に九頭竜社があるので一緒にお参りする。
 奥社は岩穴に作ったようなお社で、バックが戸隠山となっており、山そのものがご神体であることが伺える。 
ささやきの小径出口 九頭竜社
随神門(ここから奥社に向かう) 奥社に杉林の参道にて 奥社と背後は戸隠山

 随神門まで戻り、戸隠森林植物園の一番山側の道を歩き、鏡池に向かう。
 さすがにこのルートは整備行き届き歩き易くなっている。
 林の中にいきなり派手な天命稲荷が現れ、やがて木々の密度が粗くなってくると鏡池は近い。
手入れの行き届いた散策路 突然、天命稲荷が このように明るくなって来れば鏡池は近い

 到着した、鏡池は車でも入れるのでカメラを持った多くの観光客で賑わっていた。
 鏡池と戸隠山、何ともいえない素晴らしい景観にカメラのシャッターは幾度押したか、とにかく素晴らしかった。
鏡池での集合写真  

 鏡池から池巡りコースを歩いて小鳥ヶ池に向かうが、このコースは今日もっとも山歩きらしいところで、ピークの覗石までは登りが続く。
 ただ途中のカラマツ林はとても素晴らしく、しばし足を停め天を仰ぐ格好になった。
鏡池から小鳥ヶ池に向かう 見事なカラマツ林 カラマツ林が過ぎ開けてくると登りも終わり

 覗石に来ると大きく展望が開け、特に冠雪した北アルプスが美しく望める。
 展望を楽しんだ後、下りに入りやがて小鳥ヶ池に着く。ここも湖面に戸隠山が写り素晴らしい眺めだった。
覗石から北アルプスを望む 小鳥ヶ池と戸隠山 

 小鳥ヶ池からさらに下ると、今日の昼食場所“ロッジ石楠花”さんに到着。
 女将さんが手打ちの蕎麦と、山菜料理を楽しんだ後、中社に向かう。
 中社も観光客で賑わっていたが、参拝と集合写真を撮りバスの待つ駐車場に向かった。 
ロッジ石楠花での昼食 中社 中社本殿脇の滝にて

 長かった歩行もようやく終わり、バスの人になった……、しかし、この後に待つ宝光社が本日一番の急登。
 200段以上もあるとても急な階段で、転べは間違いなく止まらず下まで落ちてしまう。
 メンバー全員が肩で息をしながらやっと本殿に到着、此処でのお参りが今回の最終ポイント。
中社の駐車場とカラマツの紅葉 宝光社の急な200段以上ある階段 宝光社

 無事すべての工程をほぼ時間通りに終え、新潟に向かった。
 新潟に戻るまで一片の雲も出ず完璧な快晴だった。  
 こんな素晴らしい天気の中、無事山行を終えたことに、メンバー各位に感謝申し上げたい。本当に良かった。