会山行紀行文
No−T38
グレード:D
2016年
 7月9日(土)
曇り時々小雨
(福島県只見町)
沼の平のブナの森
参加者 (紀行文) 1699 M/K 
38名
(男性11名・女性27名) (写真) 1699 M/K
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=安田IC(6:35)=会津坂下IC(7:20)=入叶津登山口(9:05-9:30)…山神杉(11:05-15)
…小三本沢渡渉地点、ブナ平散策・ランチ(11:20-12:40)…山神杉(12:45)…入叶津登山口(14:00-25)
=早戸温泉つるの湯(15:30-16:55)=会津坂下IC(17:40)=安田IC(18:25)=新潟駅南口(19:00)
≪紀行文≫
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 7月の山行コース案内を手に取りどこに参加しようかなあ、と考えた時この「沼ノ平のブナの森」が目に着いた。
 もう10年以上前になるが、新潟県の吉ヶ平から福島県の只見町までの八十里越えを歩いたことを思い出し、終点の只見町にあるというこのブナの森に行ってみたくなった。

 当日の天気は朝から小雨模様、中止の連絡はなかったのでバス乗り場に急ぐ。
 38名を乗せた大型バスは磐越道を走り、福島県只見町の入叶津登山口に着くと元気な現地ガイドの女性が一名待っていた。
 少し遅れて新人ガイドの若い男性も加わり、挨拶と山の説明の後、大降りにならないうちにと出発する。
 出発前に集合  現地ガイドさん  登山口の登山の心得

 登山道は刈り払いが終わった後のようで、綺麗になっていたが雨の為滑りやすくなっていた。
 38名の長〜い行列が小雨や滑りやすい登山道をものともせず、賑やかに進んで行く。
 暫く行くと砂防ダムの下の沢を渡渉する所が出てきたが、雨のせいで石が滑りやすく転ぶといけないので、脇でリーダーがサポートして下さり、安心してみんなで渡る。

 霧に煙るブナの森を楽しみつつ歩いて行くと「旧八十里越」の標識が現れた。昔の人たちもここを歩いて越えたんだなあと想像してみる。
 ブナの木は殆んどが切られた後に生えてきた二次林のようで、細い木が多いが中には真ん中に穴があいている巨木のブナもある。
砂防ダム下の渡渉でリーダーのサポート   旧八十里越の標識 ブナの森 


 山神の杉と看板のある所が浅草岳と沼の平との分岐になっていた。

 ここから浅草山頂まではまだ6.5Kもあると言う。

 いくつかある登山道の中で一番距離が長そうだ。
穴があいているブナの巨木 山神の杉の分岐 ブナの新芽とブナ平

 ブナ平の「ブナ次郎」の木のたもとで雨が少し強くなり、リーダー、ラストリーダー、ガイドさんたちが沢を渡渉できるかどうか確認に出掛けた。しばらくのちトランシーバーで渡渉出来そうもないと連絡が入り、その場所まで見に来たい人は来ても良いと言われ殆んどの人が歩いて行ってみた。
 沢は、雪解け水と雨のせいかゴーゴーと轟音を立てて激しく流れていた。
 ロープは渡されているがもし手や足を滑らせたら一気に流されてしまうだろう!!

 この大人数を安全に渡らせるのは困難と判断したのも納得できた。

 そこから引き返し「山神の杉」の分岐の少し広くなっている所で、ランチタイムとなった。
 雨が降っているが傘をさしたりしながら、みなさん手際よくお腹を満たす。

 新人ガイドさんは鋳物工場に勤めているとかで、自分たちで開発しているという鉄板を持参してマトンの焼き肉をはじめたようだ。
 味見をさせてもらった会員もいて賑やかに昼食タイムは終わり、帰路についた。
ブナ次郎 沼の平への渡渉点と激流の沢 ランチタイム、ガイドさんのマトンの焼き肉
  
 帰り道は滑って転ばないようにユックリ気を付けて下り、全員無事にバスに到着。 ガイドさんの見送りに全員手を振ってお別れした。

 帰りは早戸温泉で濡れた身体を温め、ゆっくり泡を楽しんだりお茶を飲んだりして新潟に帰って来ました。

 お天気には恵まれなかったけど幻想的なブナの森を歩き、温泉につかり一日楽しかったです。

 リーダーはじめご一緒した皆さんお世話になりました!  以上です。
 
集合写真 早戸温泉で入浴後くつろぐ


  ≪今回出逢えた≫


    ・可憐な花々
    ・木の実
    ・キノコ 
イチヤクソウ  エゾアジサイ
 シモツケソウ トリアシショウマ  バイケイソウ
アケビの実 オニグルミ  キノコ