会山行紀行文
No−T32
グレード:D
2016年
 6月11日(土)
晴れ
(はっぽうおね)
八方尾根

  2080m(第三ケルン)
参加者 (紀行文) 2070 S/F 
16名
(男性7名・女性9名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
 新潟駅南口(6:05)=糸魚川IC=八方駅(9:25-9:35)≒八方池山荘(10:10-10:15)…八方ケルン(11:15)…八方池(11:25-12:25)
 第三ケルン(12:30)…八方池山荘(13:20)≒八方駅(14:10-14:15)=小谷道の駅=新潟駅南口(17:45)
≪紀行文≫
〜〜〜気軽にアルプスを体感〜〜〜

 一週間前の天気予報では雨模様、毎日のように天気予報を眺めやきもきするも、三日前くらいから「何とかなりそう」、前日の予想は“晴れのち曇り」、「よし、大丈夫」と自分に言い聞かせ当日を迎える。

 晴れた空のもとバスを走らせ、八方尾根の玄関口ゴンドラリフトアダム乗り場に予定より少し早く到着。
 確かに晴れているものの遠く目指す山の方向には雲が覆っている。「降らなきゃいいね」と言い聞かせて出発。

 一基のゴンドラと二基のリフトを乗り継ぎ、登山開始地点の八方池山荘に到着。
ゴンドラリフトアダム乗り場 アルペンクワット乗り場  グラードクワット終点

 八方池山荘前でトイレ休憩と登山準備をする。
 目指す八方尾根はくっきりと見えているが背後に観えるはずの五竜や白馬三山、唐松等何も見えない。
 今回の計画ルートは登りに木道コースを使い、下りに尾根コースを歩く予定。

 木道や綺麗な並べられた石畳のような道をゆっくりと登る。ふもとから吹き上げてくる風がとても涼しい。
 今年は例年になく小雪だったので残雪もわずか、一部木道のわきに残る程度で何の支障なく足を進めることが出来た。
八方池山荘前から八方尾根を望む 緩やかな登りを歩くメンバー 木道脇の残雪

 トイレのある第二ケルン付近で、尾根ルートと合流する。先を見上げると八方ケルンが観る。この八方ケルンまでの登りが今回一番の急登と言えるかも。
 八方尾根から八方池に下るルートを観ると木道が残雪に覆われていたが、さしたる坂でもないのでアイゼンなしで行くことにした。
第二ケルンから八方ケルンを望む 尾根から八方池に下るルート 残雪を慎重に通過

 残雪を渡り切ると、ビュウポイントの八方池湖畔に出る。残念ながら“逆さ唐松”は叶わなかった。
 この湖畔で集合写真を撮り、池全体を見下ろせる高台に登り昼食休憩をとった。
 休憩中も雲の流れに一喜一憂するも期待する展望にはならなかった。
八方池湖畔からの眺め
八方池傍で昼食 八方池湖畔で集合写真

 昼食後、池を一周し今回の最高点“第三ケルン”に立った。
 ここから白三山をバックに記念写真としたかったが…残念。観えたつもり集合写真を撮る。
昼食場所から見下ろす八方池と唐松岳への稜線 今回の最高点“第三ケルン”傍で集合写真

 動きそうもない雲に展望を諦め、下山開始。
 途中第二ケルンから尾根道を降りる約束をしていたが、花や遠望談議に夢中になり、登ってきた道を下山してしまった。
 これで雲が晴れたらひんしゅくものだった。
 途中から、岩がごろごろする尾根筋に入り、尾根筋下山を体験してもらった。
 リフトやゴンドラを乗り継ぎふもとに降りると、“暑い!”現実が待っていた。
下山開始   八方池山荘が観えてきました  無事下山し帰宅準備

 今回、最大の希望であった白馬三山や、五竜、唐松の遠望は叶わなかったが、すがすがしい風を受けながらのアルプス散歩が出来たと思う。
 今回参加されたメンバーの足並みも揃い、スムーズに足を進められたことにメンバー各位に感謝感謝でした。
 ≪八方尾根で出逢えた花々≫  (一部です)