会山行紀行文
No−T30
グレード:D
2016年
 6月1日(水)
曇り時々晴れ
(なかやま)
中山

856m
参加者 (紀行文) 2242 K/A 
20名
(男性5名・女性15名) (写真) 1341 M/N
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:15)=西会津(8:20)=中山登山口駐車場(9:20-9:35)…第6中山風穴植物群落(10:00)…中継所(11:00-11:05)
…中山頂上 856m(3等三角点)(11:25-12:15)…塔のへつり分岐(13:20)…第3、第4風穴植物群落(13:25-13:30)…駐車場(13:40-13:50)
=湯野上温泉(14:00-15:00)=新鶴IC(15:50)=阿賀野川SA(16:40)=南口(17:15)
≪紀行文≫
〜〜〜山頂からは、小野岳、二岐山などが望めました〜〜〜

 心配していた雨も夜のうちに上がり、7:15予定通り新潟駅南口を出発しました。

 20名を乗せたバスは、磐越道をスムーズに走り、一路福島県下郷町へ向かいました。国道から駐車場への細い道路に入ると、車でも苦労しそうな急な坂道が続きました。運転手さんの素晴らしいハンドルさばきで、無事登山口駐車場に到着です。

 登山口駐車場からは、正面にこれから登る中山が望めます。
 中山は、会津では「金塚山」とも呼ばれ、国指定天然記念物「中山風穴地特殊植物群落」が有名です。
 風穴からは地下深くから冷気が吹き出している為、この標高では普通見られない高山植物を見ることができます。
 .(ここ中山では約500mの山腹に群生) 風穴は全部で6つあり、今回は第6,3,4の順で3つの風穴を廻ります。

 ゆるやかな遊歩道を歩いて第6風穴に到着しましたが、今年は開花が早かったようで、お目当てのオオタカネバラは、多くが散ってしまい、咲いている花は少ししかありませんでした。わずかでしたが、ベニバナイチヤクソウの可憐な姿も見ることができました。
 気を取り直して新緑の中を進むと、バイカウツギ、サイハイラン、ホタルカズラ、ラショウモンカズラなどが目を楽しませてくれます。
 登山準備  登山口から見た中山の全容  登山の途中

 遊歩道は杉の樹林帯に囲まれた林道に続きます。古い林道はよく整備されていて歩きやすく、予定より少し早く中山山頂に着きました。
 到着と同時に歓声が!なんと頂上にわらびが生えていました。記念撮影の後は、お楽しみの昼食タイムです。
 山頂からは、小野岳、二岐山などが望めました。

 心地よい風に吹かれながら楽しいお昼を済ませ、下山開始です。
 1時間ちょっとで第3風穴に着きました。風穴に近づいてそっと手をかざすと、ひんやりとした冷気を感じました。
 最初の第6風穴では少ししか見られなかったオオタカネバラが、ここではたくさん咲いていました。
 またすぐそばの第4風穴付近では、キバナイカリソウ、フタリシズカなどにも出会えました。 
山頂での集合写真 風穴確認

≪風穴(3・4)で観られた花々≫
オオタカネバラ キバナイカリソウ フタリシズカ

≪その他、山中で出逢えた花々≫  

 帰りは大川沿いの「ホテル大島」に立ち寄り、湯野上温泉のいいお湯で疲れを癒しました。
 すぐ近くにある「湯野上温泉駅」は、かやぶき屋根の駅舎で有名です。
 駅の待合室にはいろりがあり、なんとも風情のある素敵な駅でした。
温泉施設 温泉上がりのくつろぎ 萱葺きの湯野上温泉駅

 バスは帰路も順調に走り、阿賀野川SAを経て、予定通り新潟駅南口に無事到着しました。

 お天気にも恵まれ、とても楽しい一日になりました。
 リーダーの水野さんはじめ、会計さん、班長さん、メンバーの皆さん、本当にありがとうございました。またご一緒できますように。