≪紀行文≫ |
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わかぶな高原スキー場は晴天の下、爽やかな高原の風に包まれていました。
天気予報では温度が上がると報じられていました。たしかに温度は上がっている気配でしたが、風があり、しかも爽やかな風でした。
スキー場は日差しをさえぎる物が少なく、この時期お天気が良いとなると暑さによるバテやへたすると熱中症にもなりかねないと心配していましたが、吹き渡る高原の風を感じてホッとしました。
わかぶな高原スキー場の南端と北端に無線中継所があります。南端の無線中継所は若橅山の山頂直下で標高490mほど、北端の無線中継所は標高510mほど、いずれもスキー場のリフト終点になっています。
スキー場ロッジの標高は150m、まずは南端の無線中継所まで標高差340mを登り、続いて1㎞ほど離れた北端の無線中継所に行き、そこで昼食を摂り、のんびりとロッジに向けて下りました。
わかぶな高原スキー場には事前に入場許可を得てありました。
閉鎖されていたトイレをわざわざ開けて下さり、トイレットペーパーまで補給して頂き、お陰様でたいへん楽しくトレックを楽しむことが出来ました。大感謝でした。
わかぶな高原スキー場からは赤芝峡に向い、時期外れ(?)の遊歩道を歩いてみました。
そして、今回のトレックの締めは鷹の巣遊歩道。
鷹の巣温泉から丸山公園まで清流“荒川”の右岸添いに整備されている2㎞ほどの遊歩道を歩きました。
ロッジ前の駐車場にバスを駐車し、ロッジ脇から作業用道路に向って登り、以後作業用道路を歩きました。
作業用道路はほぼ舗装されていました。
作業用道路はしばらくは樹林の中を通るので、標高が低い所では周囲の見晴らしは得られません。 |
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間もなく作業用道路です |
作業用道路からロッジを見下ろす |
作業用道路はしばらくは樹林の中です |
標高が上がり、300m近くになると作業用道路は樹林帯から出て、ゲレンデ内を通るようになります。
周囲が開け、見晴らしが得られるようになります。 |
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中間リフトが近くなると見晴らしが得られます |
道は曲がりくねっていますが、緩やかです |
ゲレンデの様子 |
標高330mの中間リフト乗降場まで登ると、周囲が完璧に開けます。目指す無線中継所も見えます。
真ん前の急傾斜のゲレンデの最上部を見上げると、南端の無線中継所が見えます。“あんなとこまで行けるかしら”という声も聞こえました。 |
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中間リフト降り場と北端の無線中継所 |
中間リフト乗降場の全景、緑に映えています |
中間リフト乗降場の少し上、杁差岳 |
標高差340mを登り、南端の無線中継所に到達しました。ロッジからの所要時間は1時間20分でした。平均年齢70歳後半のパーティーにしては脅威的なスピードだと思いました。
リフトの最終点が作業用道路の終端です。南端の無線中継所は道路から10数m上にあります。
特に見晴らしがあるわけでもないので、ほとんどの人は無線中継所に登りませんでしたが、中には急な道を果敢に無線中継所まで登った人もいました。 |
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来ましたよ! 南端の無線中継所下 |
南端の無線中継所下から見下ろす |
無線中継所に果敢に登る人、元気! |
南端の無線中継所から北端の無線中継所に向いました。歩行距離は約1㎞です。60m下り、90m登ります。
北端の無線中継所からは若橅山が良く見えます。
写真で白く見えている道路の終点が最終リフトで、その左側に南端の無線中継所の鉄塔があります。
写真では細い縦線のようにしか映っていないので、写真では確認が困難です。 |
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北端の無線中継所 |
北端の無線中継所から若橅山 |
北端の無線中継所で昼食 |
赤芝峡は紅葉の名所です。
本来は秋に訪れる場所でしょうが、春に訪れてみるのも一興かなと思い遊歩道(800mほど)を歩いてみました。なかなかのものでした。
遊歩道を午後歩く時は、下流から上流に向かって歩くと逆光を避けられます。 |
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赤芝峡1 |
赤芝峡2 |
赤芝峡3 |
鷹の巣遊歩道の売り物は丸山公園側の檜林です。見事な檜林が遊歩道の中間点まで1㎞ほど続いていました。
一般的に川沿いの道は、上流から下流に向って下りになるのですが、この遊歩道は下流の丸山公園から上流の鷹の巣温泉に向かって下降気味になっています。したがって、丸山公園から鷹の巣温泉に向って歩きました。
(おわり) |
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丸山公園側の檜林 |
中間点を過ぎると広葉樹の木陰の道になる |
鷹の巣温泉名物の吊り橋 |