≪紀行文≫ |
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〜〜〜みんな頑張った!!〜〜〜 |
“吾妻山”は桐生市の里山で分県ガイドでも“緩やかな市民の山”として紹介されている。
これはトレッキングにふさわしいと計画を立てたものの、念のためにと2月に下見に来た…が、果たしてトレッキングにふさわしいか否か迷う山だった。
最悪の場合は吾妻山のピストンに切り替えるつもりでいたが、申込みメンバーを見て「大丈夫!行ける」と確信した。
最高の天気で迎えたこの日、新潟を定刻に出発し県境の残雪の残る山々を楽しみ略定刻に登山口到着、美しい桜が出迎えてくれた。
メンバー手慣れた作業で準備を済ませ吾妻公園内の広い道を歩きはじめる。
俳句)残雪の三山限る空青し 満開の花青空へ登山口
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歩いた道(クリックで拡大) |
吾妻公園駐車場 |
公園内をゆっくりと登山開始 |
公園の道も徐々に険しくなってくるも、足元やその周辺にカタクリ、スミレ、ツツジが点在し歩きながらの会話が弾む。
俳句)哲学の道遠(お)ち近(こ)に紅つつじ
公園を抜け登山道に入ると、間もなく第一男坂と女坂の分岐点に到着。
「ここはみんなで男坂を登りましょう」と全員が男坂アタック、木々の枝、岩を掴みながら一気に高度を稼ぐ。
俳句)芽吹く木につかまる登る男坂
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公園内でも徐々に傾斜がきつくなる |
第一男坂分岐 |
全員が男坂を登る |
第一男坂を登り切ると“トンビ岩”が迎えてくれる。この岩からは桐生市街地を中心に展望が広がっていた。
俳句)とんび岩見おろす桐生風光る
そして、このコースの難関“第二男坂と女坂”分岐に到着。「ここはチャレンジャーは男坂、基本は女坂」と声を掛けるも半数のメンバーは男坂を登って行った。
俳句)春の日の木漏れ日を踏む女坂
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トンビ岩からの展望 |
第二男坂分岐 |
男坂を登るメンバー |
第二男坂から僅かだが、やや急な斜面を登って行くと“吾妻山”山頂に到着。
山頂からの大展望を楽しみながら、殆ど風も無く暖かい陽射しを浴びて昼食休憩となった。(春霞で東京スカイツリーは観えなかった)
俳句)手作りのおかず次々蝶も来て
昼食休憩を楽しんだ後、班別に集合写真を撮り、吾妻山を降り、萱野山を目指した。 |
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男坂を過ぎても急登(山頂直下) |
吾妻山山頂に到着 |
暖かい陽射しを受けて昼食休憩 |
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一班の皆さん |
二班の皆さん |
三班の皆さん |
四班の皆さん |
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吾妻山から萱野山へのルートは地図で見るよりタフでアップダウンが続く。(ピークは女山、岩木戸山、鳳仙寺沢の頭、萱野山と続く)
ただ、下りの階段の窮屈な場所に可憐なカタクリやスミレが健気にも咲き癒される。
俳句)走り根の下山かたくり折々に
また木々に切れ間から春霞に浮かぶ上州武尊や赤城山が望めた(空気が澄めば谷川岳や草津白根等も観える)。
俳句)霞みゐる上州武尊見えかくれ 辿り着く岩木戸の峰春の汗
萱野山は分岐から少し藪を登るため希望者だけ山頂を目指すも殆どが後に続き、藪こきしながら山頂に到着。
山頂には誰が掲げたか小さなプレートがあった。 |
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吾妻山から急坂を降りたり登ったり |
岩木戸山(三角点がある) |
藪の中の山頂(萱野山:三角点有) |
最高点の萱野山からは基本下りとなるが、このルートもまたアップダウンの繰り返しとなる。
“自然観察の森まで後700m”との看板に喜ぶメンバーもいたが、これは“自然観察の森入口”までの意味。 |
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萱野山からも下ったり、登ったりを繰り返す |
自然観察の森の全体図 |
観察の森からは様々なコースが蜘蛛の巣の如くで、何処を下れば良いかものすごく分り辛い(下見をしておいて良かった)。
最上から少し下がった“ノスリの丘”からの展望も良かったが春霞みで遠望は叶わず。
ノスリの丘の斜面にはワラビが芽を出していた。
俳句)下山道わらびを二三摘む人も
ノスリの丘から樹林帯に入ると、様々な木々が生い茂り花とは違った楽しみ方が味わえた。
俳句)松笠の転げ乾きし春の山
漸く下り切ると水草用の池が散在し、その木道歩くことにした…が、「うわ〜」を悲鳴を上げてしまった。
ものすごく大きなカエルが道を塞いでいたのだ。
俳句)山裾の水辺のっそりがまがえる
わあわあ言いながら、綺麗な山桜が観えてくると今回の山遊びの終点“自然観察の森”入口に到着。「皆頑張ったね」。 |
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ノスリの丘からの展望 |
こんな木道もある |
漸く自然観察の森を出る。 |
今回は多少の懸念はあったものの「今日は久しぶりに山らしい山を歩けて良かったよ」と言って頂き、感謝感謝です。 |
追記)帰路高速道路で事故渋滞はまってしまった。 |
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