会山行紀行文
No−T05
グレード:D-E
2016年
 2.24(水)
晴れ
(かんのんやま)
観音山

  227m
参加者 (紀行文) 2052 M/T 
33名 (俳句) 557 T/K
(男性5名・女性28名) (写真) 2051 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=前橋IC=観音山P(9:15-9:25)…観音山(9:45-9:50)…野鳥の森(10:00-10:50) …ひびき橋…染料植物園(昼食11:30-13:00)
…ひびき橋…白衣大観音・胎内めぐり(13:20-13:40)…観音山P(14:00)=少林山達磨寺(14:25-15:00)=前橋IC=新潟駅南口(18:25)
≪紀行文≫
〜〜〜早春の観音山をめぐる〜〜〜

 雪の新潟を後に、春の陽を求め高崎市にある観音山に出かけました。
 高崎の「縁起のいいまち」にちなんで、白衣大観音を中心に観音山、野鳥の森、染料植物園を巡り、最後は縁起だるま発祥のお寺、少林山達磨寺で締めくくりです。
 T/Kさんの俳句から、観音山の一足早い春をお届けします。

 天気予報とおり県境は雪。皆さんの期待はトンネル向こうの陽の光です。

 (俳句)県境は墨絵のごとく春吹雪  トンネルを過ぎ毛の国は春うらら

 県境は吹雪  明るい日差しの中出発  参道をゆっくり

 まずは標高227mの観音山を目指します。
 観音山は高崎市のランドマークになっている白衣大観音のすぐ裏。標高差10mほど階段を上ったところが山頂、三角点も設置されています。

 山頂に立っては見たもののさすが上州、名物のからっ風が冷たく長居無用。
 集合写真を撮って早々に退散しました。

 (俳句)高崎の街一望に風光る  観音山頂せまし春寒
白衣大観音をパチリ 観音山山頂 見上げる白衣大観音

 次は野鳥の森の散策。
 バードハウス脇では餌付けを行っており、鳥の鳴き声が出迎えてくれました。
 カサコソと落ち葉を踏みしめ、アップダウンの少ない鉄塔までの道を往復しました。

 (俳句)声おさえ野鳥の森の青き踏む  野鳥まだ見えず森の木芽吹き初む

野鳥の森入口 餌付け箱 森の中の散策

 一旦、白衣大観音まで戻り染料植物園へ向かいます。道中、満開の紅梅や、早咲きの桜に一足早い春を楽しみました。
 名所となっているひびき橋は120mもある吊り橋。
 吊り橋が苦手な方も?皆で励まし合って渡り切りました。「新潟地震を思い出しました。」という声も聞かれました。

 (俳句)参道の梅日を抱き紅極む  春風と揺れの楽しきひびき橋

満開の紅梅 名物ひびき橋 揺れました

 染料植物園では温かな温室休憩室での昼食です。
 園長の甘田さんに染料植物園について話していただきました。
 食事の後は野点のお点前や、マンサク、フクジュソウ、サンシュ、梅の花を愛でながら園内の散策などそれぞれ楽しまれたようでした。
 帰りに藍草の種のプレゼントを頂き、白衣大観音の胎内めぐりに出発。  

 (俳句)春の日のふわり植物園をつつむ

植物園への木道 植物園の展示館 温室休憩室
楽しい昼餉 園長さんの話 お抹茶を頂き

 白衣大観音は高さ41.8m、観音像の肩(9階、146段)まで行けます。

 胎内には20体の仏像が安置され、肩にある四方の窓からは眼下に高崎市内、遠くは赤城山に浅間山、東京方面までも見渡すことができました。

 (俳句)
 青空へ白衣観音山笑う    観音の御手に経典春の風


 胎内をめぐれば春日窓に差す  春光や最上階の釈迦如来

 最後は少林山達磨寺、本堂まで230段の階段の上りです。
 長い階段、声を掛け合って上りました。

 皆さん、縁起を願って達磨をお土産にされていました。

 (俳句)
  二百段一気に寺へ春の汗  門前に目のなき達磨春浅し

 風に冷たさが増してきた上州を後に帰路に着きました。

 ありがとうございます。
白衣大観音
少林山達磨寺の山門 辛い階段の上り まだ続く階段
本堂にお参り お土産は達磨さん 本家本元の達磨
集合写真