会山行紀行文
No−T00
グレード:E
2016年
 1/7(木)
晴れ
小江戸川越
七福神巡り

参加者 (紀行文) 2052 M/T 
49名 (俳句) 557 T/K
(男性9名・女性40名) (写真) 2051 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=川越IC=妙善寺・第一番毘沙門天(10:00)=天然寺・第二番寿老人(10:30)=喜多院・第三番大黒天(昼食11:15-12:00)
…成田山・第四番恵比寿天(12:10)…蓮馨寺・第五番福禄寿神(12:25)…妙昌寺・第七番弁財天(12:55)…見立寺・第六番布袋尊(13:25)
…菓子屋横丁(13:20)…蔵造り街並み・時の鐘(13:40-14:45)…川越市役所(15:00)=新潟駅南口(19:00)
≪紀行文≫
〜〜〜一年の「福」を得て頂けた〜〜〜

 新年の初トレッキングは一年の幸運を願って小江戸川越七福神めぐりです。
 川越は大江戸(東京)に対して「小江戸」と呼ばれています。
 小江戸川越には古くから七福神をお祀りしている寺々がありましたが、江戸時代に天海大僧正によって位置づけられてから庶民に流行したそうです。
 川越の町の散策を兼ね約6kmの行程になります。
 4人のガイドさんの案内で七福神を祀ってあるお寺をめぐりました。さすが松の内、どのお寺も多くの参拝者で賑わっていました。
 皆さん記念スタンプを押したり、七福神色紙に御朱印を集めたり、それぞれの思いで巡られ一年の「福」を得られたようでした。

 T/Kさんの作って下さった俳句に沿って七福神めぐりを案内します。
 49人を乗せバスは一路川越へ、県境のトンネルを抜けると青空が出迎えてくれました。

 俳句)武蔵へと四十九人の旅始め   川越の七福参り旅日和

 七福神の第一番は天然寺にある毘沙門天。毘沙門天は邪を払い福徳を授ける神です。
 ここで川越のガイドさんと合流、今日一日よろしくお願いします。
 天然寺には「さつまいも地蔵尊」も祀ってあり、サツマイモが供えてありました。境内には焼いも屋さんも、さすが川越です。 
俳句)蝋梅の香る一番毘沙門天

   咲き誇る蝋梅の下芋地蔵
ガイドさんの紹介 七福神めぐりのパンフレット
毘沙門天の案内板 妙善寺 毘沙門天
さつまいも地蔵尊 焼き芋屋さん 蝋梅の花

 第二番は天然寺にある寿老人です。
 寿老人は長寿の神様で、右手に杖を左手に長寿の印の桃を持っています。 
 俳句)大玉の柚子たわわなり寿老人


天然寺 寿老人の説明
寿老人の案内板 水琴窟の音を聴き 巨大な観賞用レモン

 第三番は喜多院にある大黒天、糧食と財宝の神様です。くろ(黒)くなってまめ(魔滅)に働いて大黒天を拝むと大福利益が得られるそうです。
 喜多院は参拝客で大変賑わっていました。
 ここで昼食をとりましたが、3月中旬の気温といえども思いのほか風は冷たく早々に食事をすませて出発です。

 俳句)大黒天脇の昼餉の風寒し

喜多院の門前 天海大僧正の像 大黒天の説明
大黒天の像 プレハブの大黒天堂 襟を立てての昼食

 第四番は成田山別院にある恵比寿天、唯一日本生まれの神様です。 
 農村では田の神、山村では山の神、都市では市の神、福利を招く神として商人からも深い信仰が寄せられているそうです。

 成田山別院は亀のいるお不動様で親しまれ、開祖の目が治癒したことにあずかり、「め」絵馬が多く奉納されていました。

 俳句)人多き恵比寿参道冬日和
恵比寿天の案内板 成田山別院 恵比寿天の説明
順番待ちの参拝 「め」治癒にご利益 成田山の亀

 第五番の福禄寿神を祀ってある蓮(れん)馨寺(けいじ)までは暫らく町の中歩きです。
 福禄寿神は幸福・高禄・長寿の三徳を備えた福の神です。

 福禄寿神のお参りの後は、「おびんずるさん」を撫で、悪い所の回復を願いました。

 俳句)大正の建物もあり福参り

人出の多い町歩き 大正通り 蓮馨寺前
福禄寿神の説明 福禄寿神の参拝 おびんずるさんを撫で

 行程の関係で、次は第七番弁財天のある妙昌寺です。
 弁財天は唯一の女神ですが、ここの弁財天は京ヶ島弁財天と言い川そのものが神になっており異形のお姿です。
 弁舌、芸術、財福、延寿の神になります。

 俳句)弁財天庭水仙の花明り

妙昌寺 弁財天の案内板 弁財天のお堂
水仙の花 弁財天の説明 弁財天の写真

 最後は、第六番布袋尊のある見立寺です。

 布袋尊は実在したお坊さん、大きな袋を担いで各地を放浪し、吉凶を占い福を施したそうです。

 これで七福神めぐりは終了。

 参加した皆さまは一年の「福」を得て頂けたものと思います。

 俳句)咲き残る山茶花きらり布袋尊
道中の紅梅 見立寺
布袋尊の案内板 布袋尊の説明 布袋尊像

 お待ちかねのお菓子横丁に蔵の町通りめぐり。
 お菓子横丁では手作り飴や芋のお菓子など、懐かしくお土産に買いました。
 土蔵造りの商家が軒を連ねた蔵の町通りは、さすが見応えがあります。
 川越のシンボル「時の鐘」を見学し、残りの時間は三々五々、散策を楽しみました。

 俳句)子等も居て菓子屋横丁冬日向  時の鐘すっきり冬の空へ伸び  蔵造り大火にも耐え実南天
菓子屋横丁 時の鐘 人力車
蔵造りの店

 川越市役所前より定刻通り帰路につくことができました。

 俳句)城跡は市役所のたち冬晴るる
 
   焼き芋とお茶川越の旅果つる
 
バスが待っていてくれました
一班 二班
三班 四班